アスペルガー症候群などの発達障害の方は、コミュニケーションに問題をかかえ、常に生きずらさを感じています。原因がわからず、うつ病やひきこもりになってしまうこともあります。
このような状況を改善するには、周囲に理解者を持ち、得意なもの・できることを伸ばし、社会性や人間関係について学ぶことが必要となります。訓練を積むことで、日常生活で自分の居場所を見つけたり、仕事上で自分の能力を発揮することができるようになる可能性が高まります。
当カウンセリングルームでは、アスペルガー症候群などの発達障害の方のコミュニケーション・トレーニングを行なっています。
また、アスペルガー症候群のパートナーが陥るカサンドラ症候群や、アスペルガー症候群の方との関係がより順調かつ健全なものとなるような方法についても説明します。
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発達障害とは、『自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの』、と言われています。
一般的な発達障害特有の症状としては、
人よりも物に関心がある、こだわりの行動、注意を共有する指指し行動の発現年齢が遅い
言葉の遅れ、独り言が多い、オウム返しが多い
ごっこ遊びの発現年齢が遅い
などがあります。
アスペルガー症候群や高機能自閉症とは、『知的発達の遅れを伴わず、かつ、自閉症の特徴のうち言葉の発達の遅れを伴わないもの』、と言われています。
・人間関係やコミュニケーションがうまくとれない
・相手の気持ちや考え方が良く分からない
・共感できない、空気が読めない
・特定のことがらへの興味や関心が強い
・仕事で同じ失敗を繰り返す
・冗談やたとえ話が理解できない
・生きずらさを感じる
・相手の質問にうまく答えられない
・世間話しや雑談ができない
このような症状にいくつも当てはまる場合、「アスペルガー症候群」の可能性があります。
アスペルガー症候群の方は、自分の状況がよくわからず、うつ病やひきこもりになってしまう場合もあります。
ADHDとは、『注意の障害と、多動・衝動性を主な症状とする疾患』のことです。
・注意や集中ができずミスが多い、注意の持続が困難
・忘れ物が多い、物を置き忘れる、指示を忘れる
・仕事が遅い、時間管理が苦手
・片づけができない、片づけが苦手
・約束を忘れる
・落ち着きがない
・人の話しを聞いていない
・一方的に話しをする、思ったことをすぐに言う、正義感が強すぎる
・感情が制御できない
・衝動的な行動をする、衝動買い、奔放な性行動、スピードの出しすぎや交通事故を起こしやすい
・薬やアルコールに依存する
ADHDと発達障害(アスペルガー症候群)は、異なる疾患でありながら、症状における類似性が高く、実際には両者の症状を同時に示していたり、両者が合併していることもあり、診断が難しいケースもあります。
アスペルガー症候群・高機能自閉症の方は、外見上は特に問題がないように見えますが、じっくりと話しをしてみると、会話がすれ違ったり、感情が理解できなかったり、言葉や考え方に独特のクセがあります。
また、素直で正直な反面、思った通りのことを言って相手を傷つけてしまったり、自由な発想力や天真爛漫な生き方をしている反面、臨機応変な対応ができなかったり社会常識やマナーが身についてない、などの特徴もあります。
以下、アスペルガー症候群の方の特徴について説明します。
※以下は、「大人のアスペルガー症候群」 佐々木正美、梅永雄二(監修) 講談社 より抜粋しています。
人の話しを理解するのが苦手であり、話しの流れや相手の気持ちが理解できないため、話題とかみ合わない発言をしたり、独特の言葉遣いや難しい言い回しをしたり、一方的に話し続ける、といった会話になってしまいます。
そして、そういったことを、話している本人は気づいておらず、話し相手と気持ちが通じあっていないことすら、わかっていないことも多くあります。
また、会話のキャッチボールがうまくいかず、話し相手にうまく言葉を返せなかったり、黙ってしまったり、自分の気持ちを伝えることが苦手です。
人と同じように行動することや、社会常識、マナー、人の気持ちに配慮することが苦手です。
本人には悪意がなく、平然としているため、周囲からは何を考えているのかわからない、と思われてしまいます。
規則やきまった秩序に従って行動するため、予定の変更や臨機応変な対応が苦手です。
社会性や常識が身についていないため、人と違ったことをしてしまったり、目立ったり、周囲から浮いてしまいます。
本人は、何故そのようになってしまうのか理解でないのですが、周囲からはわざとやっていると思われてしまいます。
周囲の人と同じような行動ができず、協調性もなく、空気が読めないため、いじめの標的になりやすくなります。
また、社会に出て仕事をする場面においても、周囲の人の気持ちを理解できないため、孤独になりやすく、職場でコミュニケーションがとれず、仕事上の失敗も多くなり、転職を繰り返してしまうことになります。
複数の作業を同時に行なうことが苦手だったり、指示されていないことには気が回らない、暗黙の了解がわからない、指示があいまいだと理解できない、など、アスペルガー症候群の特性の問題により、仕事上のミスをしたりミスを繰り返すことになります。
アスペルガー症候群の特性に合わせた指示をすることで、ミスを減らすことができます。
謝罪やお礼、あいさつ、雑談、社交辞令などがうまく言えません。
また上下関係や立場の違いが理解できないため、相手に失礼なふるまいをしてしまいます。
口調や言葉遣いの微妙なニュアンスに気づかないため、電話の相手を怒らせてしまうこともあります。
・会話の訓練
・聞くスキル
・気持ちの読み取り
・相手のほめ方
・話題の選び方
などのトレーニングを行ないます。
以下のページでは、各種のコミュニケーション・トレーニング方法を解説しています。
⇒『ソーシャルスキルトレーニング(SST)・プログラム』
アスペルガー症候群の人をパートナーに持つ方が陥る症状として、カサンドラ愛情剥奪症候群があります。
カサンドラ愛情剥奪症候群とは、うつ症状の一種で、何らかの問題があるにもかかわらず、それを周囲の人に信じてもらえないという孤独感から生じる、不健康な状態のことです。
カサンドラ愛情剥奪症候群の症状として、疲労、不眠、頭痛、免疫力低下、うつ、怒り、不安、罪悪感、恐怖、PTSD、神経衰弱、自信喪失、混乱、困惑感、などが現れることがあります。
アスペルガー症候群の人のパートナーは、彼(彼女)が他の人たちとは違っていることに気づいていて、あまりにも気持ちが通じ合わないことにいらだっていることでしょう。
しかし、そのような状況にもかかわらず、その彼(彼女)と別れるという選択よりも、彼(彼女)との関係を改善したいと願っていたり、彼(彼女)と深いレベルでの結びつきを望んでいたりするのではないでしょうか。
以下では、アスペルガー症候群の人とパートナーとの関係が、より順調かつ健全なものとなるような方法について記載します。
※以下は、「アスペルガーのパートナーのいる女性が知っておくべき22の心得」
ルディ・シモン(著) 牧野恵(訳) スペクトラム出版社 より抜粋しています。
一人になる時間を設けましょう。
アスペルガー症候群の人は、感覚過敏だったり、感覚的にオーバーヒートしてしまうことがあります。
気分転換のため、二人で旅行やドライブをしたり、映画や観劇を見に行くことは、あまりお勧めではありません。でも、本心は、あなたと一緒にいたいのです。
手をつないで歩いたり、公の場所でキスやハグをするのは、あきらめましょう。
アスペルガー症候群の人は、身体的な刺激に非常に敏感です。
「愛してる」などの愛情表現を期待しないようにしましょう。
言葉よりも、愛情あふれる行動に注目してみましょう。
アスペルガー症候群の人は、率先して関係を維持しようとしません。彼(彼女)の行動が、突然、冷たく感じるかもしれません。
こんな時は、がんばりすぎず、かけひきをせず、なりゆきに任せましょう。
アスペルガー症候群の人は、感覚的な問題もあり、性的関係の複雑さに対応できません。 他のことにもっと時間を費やしましょう。
アスペルガー症候群の人は、言うべき言葉が見つかりません。感情反応、感情表現、感情の識別が困難です。対決するような話しや、叱責されたときは、黙ってしまうこともあります。「何を言っていいのかわからない」のです。また、自分に対する詮索や期待を感じると、ひきこもる傾向があります。
アスペルガー症候群の人は、言葉よりも行為で感情を表現する方法を好みます。そして、アスペルガー症候群の人と話をするときは、感情的にならず、知的に話しかけましょう。手紙でやりとりをすることもお勧めです。
アスペルガー症候群の人は、自分を優先し、無神経・礼儀知らずなところがあります。
しかし、見習うことは得意です。健全な人間関係や社会への参加の手本を示してあげましょう。
周囲の人に事情を話すと、「男(女)ってそういうもの」、「気にしすぎだよ」、などと言われることがあります。このような人からは距離を置き、理解者を持つようにしましょう。
アスペルガー症候群の人と一緒にいると、声を出して笑ったり、冗談を言うことができません。
友人と親交を深めたり、趣味に没頭してストレスを発散しましょう。また自分の時間を持ちましょう。
結果に執着しない、期待に執着しない、相手に執着しない。期待がなければ失望もありません。
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1 当カウンセラーは 心理カウンセリング と 法律 の専門家です。
2 業務歴が10年以上 あります。
3 閑静な住宅街にある アットホームな雰囲気 の事務所です。
4 傾聴 はもちろん、心理状況分析や助言・回復支援 も行ないます。
※お客様の秘密は厳守いたします。
※本人のご家族からのご相談も歓迎いたします。
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※各コース間の変更は可能です。
初回は時間単価コース、2回目以降は60分×6回コース、といった選択をお勧めしております。
○時間単価コース:
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電話カウンセリング(15分当り)(※1):2,000円
所要時間は、初回の場合、2時間前後かかることがあります。
お客様より、お時間のご指定もお受けいたします(1時間まで、2時間まで、など)。
○60分×6回コース :43,000円
1回60分の6回コースです。料金は、初回時に全額お支払いください。
○60分×12回コース :83,000円
1回60分の12回コースです。料金は、初回時に全額お支払いください。
○90分×6回コース :63,000円
1回90分の6回コースです。料金は、初回時に全額お支払いください。
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病気の診断はいたしません。心理分析は、当職独自の見解によるものです。
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