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05/04/02
05/12/30
長らく放置しておりました!
クリスマスに連続更新するとかいっておいて!
一週間も過ぎてしまいました!
だって!
忙しかったんですもの!
今日実家に帰ります!
なんで暫く更新できません!
コラそこ!
いつもだろっていうな!
さて、
ではクリスマスイブの報告です。
ごめんなさい。
女の子と過ごしてました!
だーっはっはっは!
ワシ勝ち組!
ワシかっこいい!
てかキモーぃ!
まず24日の朝。
予定もなく、
カップル達が動き出す夜に備え、
昼間は爆睡。
少しずつ気を溜め込んで、
夜に激しい上下運動を繰り返すカップル達を根絶やしにしてやろうと思っていました。
が、
ここで会社用の携帯が鳴り響き、
俺の目を覚まさせる。
ピリリリリリ。
ピリリリリリ。
ピッ。
「はい、AK-HIRです。」
無視してもよかったんですが、
俺の3番目に大きい取引先からの電話だった。
「AK-HIRさんですか?」
いつもはふてぶてしい社長の声ではなく、
か細い、
そして消えそうな女性の声だった。
「あぁ、○○さんですか?」
去年その取引先に入社した事務の子からだった。
彼女は社会人になった時期が俺と一緒。
いわば同期のようなものだった。
短大出だから俺より歳は2つ下。
それでも、
会社すら違えども、
同期として色々話してきた仲だった。
「忙しいところごめんなさい。」
「いえいえ、今日は仕事休みじゃなかったでしたっけ?」
「そのはずだったんですけどね・・・」
「年末も近いし、やっぱり出勤命令ですか(笑)」
「いえ・・夜遊ぶ予定がなくなっちゃったんです。アハハ・・・。」
「そうですかー・・。仕事ですし仕方ないですよねぇ・・。」
「・・振られちゃいました。」
「あ・・・、そっか・・・。」
「アハハ・・・、だから仕事にしたんです・・。」
力なくそう言い放つ彼女。
もう2ヶ月も前から、
彼氏とクリスマス過ごすんだって、
ニコニコしながら俺に言っていたんだ。
彼氏とペアリング交換するんだって、
24日の聖夜のイブを過ごすんだって。
あの頃夢見る少女だった彼女とは180度逆の、
今は触れたら消えそうな声そう言った。
「・・えと、それで今日はどうしたですか?」
「何かこないだの件でトラブルでも?」
話をそらすため、
俺は仕事の話をした。
が、
「いえ・・・あの・・・今日の夜空いてるかなと思って・・・。」
「・・夜ですか?」
「はい」
「今日は休みですので空いてますけど・・・」
「そっか。じゃ夜会えないですか・・?」
寂しかったんだろうな。
俺の頭の中に、
「孤独」という文字が浮かんだ。
普段なら、
なんで俺が人の女のアフターケアしてやらなきゃなんねーんだ。
そう思い断るところを、
今までの経緯、
そして事の顛末を知った今、
断るわけにはいかなかった。
「いいですよ。」
「・・ホント?」
「どうせなら大騒ぎしようか。」
「・・うん」
「絶対笑顔で家に帰してあげるから。」
「・・うん・・・うん!」
そしてまた泣き出す彼女。
恐らく、
他の事務員や部長たちは、
どうしたんだろうと疑問に思っていることだろう。
とりあえずそんなことはどうでもよかった。
別に彼女が好きとかいうんじゃなかったが、
なんとなく同期としての仲間として、
彼女の役に立ちたかったから。
その後、
とある場所で待ち合わせ。
少し時間に遅れてしまった。
走って待ち合わせ場所へ向かう。
しまった。
彼女もう着てる・・。
「ごめん!遅れた!」
そういって素直に謝る。
彼女が俺の方に振り返る。
「・・遅いよ」
そういって振り返った彼女の顔は、
嬉しさ、恥ずかしさ、戸惑い、
そして安心感を全部含んだような顔をしていた。
「わり」
仕事場では敬語を使っているものの、
仕事場の外ではいつもタメ口な関係だ。
いくら取引先としてでも、
彼女は同期であり友達。
彼女の方もそう感じていてくれるらしく、
仕事場の外ではタメ口をきいてくれる。
「ちょっとしたバーあるんだけど行くか?」
そう聞いてやる。
「んーん、今日は居酒屋でワイワイ飲みたいな!」
そうだろう。
彼女は今寂しさでいっぱいなんだから。
「よし、じゃいくか!」
「・・うん!」
頼りないが、
それでもしっかりと返事する彼女。
うん、
いい感じだ。
二人で飲んだくれる。
愚痴や不満、
くだらないバカ話。
そして。。
振られた彼氏への儚い想い・・・。
酒の力もあったのだろう。
彼女はポロポロと涙を流しながら、
それでも全てを吹っ切ろうと、
俺に全てを打ち明け、
そして泣いた。
泣き終わり、
今度は俺が話す番だ。
くだらない話、
バカ話、
俺の過去のクリスマスの話。
しんみりさせたくない。
俺は全部面白いところだけ話してやった。
俺の話を聞き、
少しずつ頬がくずれてくる彼女。
「元気でた?」
そう聞いてみる。
「・・うん!」
そういって微笑む彼女。
飲み放題の時間も終わり、
店を出ることに。
駅に向かって歩く二人。
「・・・帰りたくない。」
突然そういう彼女。
家に帰ればまた孤独に襲われるから。。
「・・帰りな?」
「・・・やだもん。」
暫く無言になる。
「・・・じゃ俺んチくるか?」
「うん!」
すぐ彼女は返事をした。
「だらだらDVDでも見るか?」
「ハリーポッターみたい!」
ポッター先生かよ!
丁度実家の妹からもらったDVDが3枚ある。
「ポッターならあるから見るか。」
「うん!お酒買ってってもいい?」
「まだ飲むのかよ!」
「いひひ☆」
コンビニで夜食を買い、
俺んチへ。
・・・まずいなぁ。
暫く映画を見る二人。
少しすると彼女が寄り添ってきた。
振り払わずに頭を撫でてやる俺。
・・・ヤバいぞこりゃ。
一枚目のDVDが終わる。
「・・ねえ?」
「あんだよ?」
「チューしようか」
「・・・だめ」
俺は拒否した。
今日彼女は彼氏に振られ、
寂しくて仕方ない。
酒の力もあるだろう。
女心がわからないヤツだなと言われようが、
俺にはそんなことに漬け込んでコイツと重なるつもりはサラサラない。
「・・・したい」
もう寂しくて仕方ないんだろう。
もう一度頭を撫でてやる俺。
「流されんな、今だけの感情に。」
「・・・・うん」
複雑な表情をして、
俺から目をそらす。
「別の日に俺と会ったときに、もう一度今の気持ちになったら言って。」
「そんときゃ揉みしだいてやっから(笑)」
軽く下ネタを振ってみる。
「あはは。なにそれ!(笑)」
笑ってくれた。
「・・・手繋ぐくらいならいい?」
「ほら」
そういって手を差し出す俺。
そのあとテレビに変更し、
少しだけぼーっと見る。
「今日はありがとう」
彼女がいった。
「おう」
俺もいった。
『楽しかったよ』
二人の声が重なった。
「ハモるなよ!」
「あんたがね!」
二人は笑った。
彼女を駅まで送り、
部屋を片付け、
さてやることがなくなった。
ちょっとゲームをしてる間、
彼女からメールがきた。
絵文字いっぱいのカワイイメールだった。
感謝の礼と、
今日の楽しかったところ、
彼氏へのまだ残る気持ち、
メール3つに分かれる長文だった。
そして、
一番最後に綴ってあった、
俺に対する言葉。
「暖かかったよ・・・。」
その後、
数日たった今でも、
仕事先で彼女と会う。
以前より強く、
前向きになった彼女。
仕事をして頑張っている彼女の姿。
俺の方を見てニッコリ笑う姿。
あぁ。
あのとき手を出さないでよかった。
社長と話したあと、
俺はその子に向かってピースサインをしてみた。
彼女は恥らいながらも、
小さくピースサインを返してくれた。
元気も出てきたようだ。
クリスマス。
サンタとトナカイが、
色々なものを運んできてくれる日。
愛、
友情。
色んなものがあろうだろう。
俺は彼女のサンタになれただろうか。
何かを上げれただろうか。
一晩のサンタでもいい。
彼女に元気を少しでもあげれたなら。。。
つーかヤっときゃよかった!
ヽ(`Д´)ノ