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同業・ビルダー応援 |
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耐震補強・設計施工 |
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建てる前に勉強 |
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地盤の悪いところ(ベタ基礎と布基礎・地盤調査について)
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ベタ基礎と布基礎について
ベタ基礎とは簡単に言うと、忍者が池を渡る時に使う水雲のようなもの。
足にでっかい、わらじのような物を履き、自分の体重より浮力を稼いで水の上を歩く。
鉄骨でもチョッとやわらかい地盤ならベタ基礎で十分浮いている場合がある。
(沼津市の大平や西沢田のような所は注意が必要)
具体的には、建物の重さとベタ基礎と地盤の耐力できまる。
地盤が悪いほど、沈みやすいのは容易に分かると思う。
建物の重さより、ベタ基礎と地盤の耐力が勝っていれば、杭などいらないのである。
もっと言えば、三島市の楽寿園あたりの岩盤が地表にでていいるところにベタ基礎やっても意味がない。
下の地盤が強固であるなら、一般的な住宅の重さは布基礎で十分まかなえる。
無理にベタ基礎にすると岩盤の掘削費用が多大にかかり、お金を捨てるようなもの。
お金の無駄使いをしている例
もともと、昔ながらの瓦屋根の家が建っていたとする。
今度の建替えは今風のサイディングに鋼板で、同規模程度だとすると
もともと建っていた家に沈下による基礎の亀裂など問題が無ければ、今度建てる家にも、十分耐えられる。
地耐力がある事をもともと建っていた家の重さが証明しているのに土地改良をしている場合がある。
局所的に弱いエリアある場合があるが、それは土地の長老達(おじいさん、おばあさん)
の意見を聞くと良いだろう。
ほとんどの旧家は悪い所をさけて建てられている。お寺なんかがいい例。
SS式の地盤調査は住宅や小規模の擁壁を計画する際、4〜5万円前後で安いので、
私も採用するが、長老の意見とSS式のデータが食い違ったときは、長老の意見のほうに重点を置いて
考察する。
簡易なSS式は表面の10メートルかそこらまでしか検査できないし、チョッと大きい石にでも当たれば
そこから先は計測困難。
数箇所、まばらにデータを採取しないと、あまりあてにならない。
体重60kgの人がトンッと片足立ちをしてみて足が沈まなかった・・・・・・
土踏まずを考慮して実際に荷のかかる足の裏の面積を10cmとすると
60kg=0.06t
10cm×10cm=0.01u
0.06÷0.01=6t/u
地耐力が短期で6t、長期で3tあることになる。
単純な例だが、SSの調査結果は簡易な方法なので辛めの評価であるといえるかもしれない。
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