1級、2級,木造建築士事務所が在り、設計の経験が無くても開業できる。
老若男女年齢は問わない。
素人でも建築士を雇用すれば明日からでも開業できる。
試験に受かる能力と実務の能力とはちょっと違う。
1級建築士の設計製図の試験でも1日で仕上げる試験ですが実務では
1ヶ月〜10ヶ月位かかります。
大学の建築科では広汎な工学をおしえますが、社会で技術者として長い経験のある人が
教師なら良いのですが・・・。
一口に建築事務所と言っても仕事内容、能力、職責の感じ方、百人百色です。
医者は脳神経科とか整形外科等と判別しやすいが建築士事務所ですと何でも出来そうな
顔をしている。
所員が多くいても構造(柱や梁の大きさを力学計算して決める)設計が主のところもあります。
一流会社の設計課にいて鉄筋コンクリ−トのマンションばかりやっている建築士に和風住宅
の事を聞いても良くは分からないと思う。
設計施工の看板を揚げている工事屋さんの方が仕事内容が判りやすいかも知れません。
設計料はサ−ビスしますからと言って仕事を取るための看板で私たちに下請け設計を
出している工事屋さんが多いいです。
私たちはお金を頂いています。
裏話を明かすとその筋からの仕事は来なくなります。
事務所登録をしている工事会社、そうでない会社、オフレコの話は沢山あります。
設計事務所自らが下請けに全部出している事務所もあるそうです。
1級手配士等と陰口をたたかれています。
しかし依頼主には結果がよければよいような気がします。
しかし監理業務はどうでしょう。
建物の設計内容を理解してないと的確な指示をだせません。
そのことも下請けに出すとなると設計料は高くなる。
建築士事務所の在り方とか、職責、社会的使命など教わる所が無い。
師事を受けた事務所の先生に影響されます。
研修制もないです。
私自身も前述のことが独立して数年は分からなく建築士会や事務所協会の委員を
やるようになって分かりかけてきた。
昔、友達の2級事務所に「小池一級取ったなら名前を貸して」と言われ、2級建築士
で出来る設計規模を超えていたので彼に名前を貸した事が有った、今考えるとぞっとする。
工事がちゃんと出来ているか、30年以上経た今でも心配です。
設計監理者の責任はかなり重いのですが自覚が足りない建築士事務所の代表者もいます。
建築士が訴えられ裁判で負けるケ−スが近年増えている。
言い難いことですが、資格を一杯持っている人、役員を一杯受けている人
人間的信用はありますが技術は低下しがちです。
優秀な所員を抱えていれば良いのですが、私達は日々勉強が要求される仕事です。
建築家気取りで予算に合わない設計、施工が出来ない設計をして変更が多いのも困ります。
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