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地盤の悪いところ、杭について


地盤の悪いところは言うまでもなく、お金がかかり、地盤改良や杭をうったりするのは、皆さんご存知だと思うが、実は必要ないのに杭を打っていたり、地盤改良をやっていたりする現場をたまに見る。
あと杭を打ったから揺れないとか、へんな誤解をしている人がいる。

実は一般的な杭は縦方向に有効で横揺れに関して上図の○で囲まれた
接合部は強くない。
極端に言うと「沈まないが、くねくねしてる」だから、杭が通っている、軟弱地盤が揺れれば建物も一緒に揺れるのである。
多少揺れが軽減する程度。
昔の古い本に杭を斜めに打てば、揺れが止まると書いてあったが、現在の工法やお金の都合を考えると住宅くらいでは、とても採用できないと思う。
液状化に対しては有効だと思う。

最近では上図の○で囲われた部分が、線香花火のように先端がプクっと膨れて揺れや引き抜きに多少対抗する物や、鋼管杭で先端にスクリューが付いていて、ガンガン叩かなくても潜っていくものが出ている。

構造計算関係者とつながりを持たないビルダーさんが杭を採用すると、杭屋さん主導で必要以上に頑固にしている現場をたまに見かける
施主さんが必要以上に頑固な物を希望していないのであれば、お金がもったいない。
ベタ基礎と布基礎について
ベタ基礎とは簡単に言うと、忍者が池を渡る時に使う水雲のようなもの。
足にでっかい、わらじのような物を履き、自分の体重より浮力を稼いで水の上を歩く。

鉄骨3階建てくらいまでの重さだと、チョッとやわらかい地盤でもベタ基礎で十分浮いている場合がある。
(沼津市の大平や西沢田のような所は注意が必要)

具体的には、建物の重さとベタ基礎と地盤の耐力できまる。
地盤が悪いほど、沈みやすいのは容易に分かると思う。
建物の重さより、ベタ基礎と地盤の耐力が勝っていれば、杭などいらないのである。
もっと言えば、三島市の楽寿園あたりの岩盤が地表にでていいるところにベタ基礎やってもあまり意味がない。
下の地盤が強固で沈まないのだから、一般的な住宅なら布基礎で十分、しかし最近では仮枠工事代が高く費用の面ではあまり差が無いようです。

お金の無駄使いをしている例
もともと、昔ながらの瓦屋根の家が建っていたとする。
今度の建替えは今風のサイディングにカラーベストや鋼板で、同規模程度だとすると
もともと建っていた家に沈下による基礎の亀裂など問題が無ければ、
今度建てる家にも、十分耐えられる。
地耐力がある事をもともと建っていた家の重さが証明しているのに地盤調査を行ったり、まえの家の重さで十分固められているのに土地改良をしている。

局所的に弱い場所がある場合があるが、それは土地の長老達(おじいさん、おばあさん)の意見を聞くと良いだろう。
ほとんどの旧家は悪い所をさけて建てられている。お寺なんかがいい例。

SS式の地盤調査は住宅や小規模の擁壁を計画する際、4〜5万円前後で安いので、私も採用するが、長老の意見とSS式のデータが食い違ったときは、長老の意見のほうに重点を置いて考察する。
簡易なSS式は表面の10メートルかそこらまでしか検査できないし、チョッと大きい石にでも当たればたちまち、優秀なデータをだしてくる
数箇所、まばらにデータを採取しないと、あまりあてにならない。
土地代は安いけど建築にお金がかかるところ

静岡県の県条例で定められた一例をおおまかに紹介します。
ほとんどの場合、境界が斜面の法尻だが、上記のような土地を別荘地や、比較的田舎の古い(売れ残り?)分譲地でたまに見かける。
建築予定地が斜面から余裕を持って離れて建築できるくらい、広ければ良いのだが、そうでない場合は、土留め壁や、擁壁を作るとか、1階部分だけ又は必要な高さだけ擁壁兼用の鉄筋コンクリート造にして建築する事が求められる場合がある。
それらを、土地の代金と照らし合わせて、買ったほうが良いとか、やめたほうが良いとか建物の計画に合わせたアドバイスをうけるのは日頃から建築に携わる、経験のある設計者、工務店さんなど、ビルダーさんに聞いたほうが良いと思う。

将来的に陽があたらなくなる事が予想されるところ
大きな分譲販売地ではあまり見かけられないが、先行している第一期販売時点では日当たりが確保されているが、土地の形状、接道状態から、第2期販売が予想される又は将来的に第3者が隣の土地を購入して、建物が建つと、日当たりが悪くなるのが容易に予想される所があるので、購入前に客観的な意見を言ってくれる設計者、ビルダーさんに相談したほうが良いと思う。
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