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「CARLITO’S WAY」 カリートの道 | |
監督☆ブライアン・デ・パルマ 出演☆アル・パチーノ/ショーン・ペン/ペネロープ・アン・ミラー (1993年/アメリカ/本編144分) ☆☆☆☆☆[HP立上時] |
[ストーリー] 1975年ニューヨーク、30年の刑をくらっていたかつて暗黒街の大物として君臨したカリート(A・パチーノ)が
5年で刑務所から出所。親友の弁護士クラインフェルド(ショーン・ペン)の尽力で減刑し出所したのであった。裏の世界から足を洗おう
と考えていたカリートは、昔の恋人(P・アン・ミラー)とよりを戻し、よりいっそう堅気になることを決意する。しかし、しがらみが
彼を暗黒の仕事へとひきずりこもうとしていた・・・。
[管理人感想 ] なによりも仁義を重んじる男カリート(A・パチーノ)。かっこよかったです。「ゴッド・ファーザー」、「スカーフェィス」、
「フェイク」と様々なマフィアを演じるアルパチーノですが、本作のアル・パチーノもかなり魅力的で心に残る映画となりました。
「キンダーガーデン・コップ」に出演していたP・アン・ミラーが恋人役だったのですが、これまた愛らしい女性を演じていて、この
映画によりいっそう深みを持たせてくれた。特にエンド・クレジットは、まさにカリートの思い描いてた世界を見ているようで曲も含めて、
最後まで余韻を楽ませてくれた・・・。
S・ペンは物語の最初から最後まで出演していることさえわからないくらい役に溶け込んでて、「ぇっ!あの爆発した髪型の
コカイン頭のクラインフェルドがそうだったの」とおもわず口にするくらいキャストを知ってマジびっくりしました。
[ことわざ] [悪縁契り深し] <あくえんちぎりふかし>
* よくない縁に限って断ち難いこと。
[ハナタレパパの一言] ペネロープ・アン・ミラーは部屋でカリートを鏡越しに挑発します。さすが名前がミラーだけにミラーテクニック
は抜群なのだ。
機関車先生 | |
監督☆廣木隆一 出演☆坂口憲二/堺正章/倍賞美津子 (2004年/日本/本編123分) ☆☆☆[HP立上時] |
[ストーリー] 瀬戸内海の離島・葉名島の小学校に、臨時教員が北海道から赴任してきた。その青年教師は吉岡誠吾
(坂口憲二)、発語を失い口がきけなかった。子どもたちは、親しみをこめ図体がデカく口をきかん先生を機関車先生と呼んだ。
島で数々の事件が起こるなかで、吉岡先生と子供達は逆に心の交流を深め、自然の大切さや人間の優しさ・勇気について学
んでいく・・・。
[管理人感想 ] 吉岡先生の表情・所作・文字により子供に教える姿と眼差しは目は口ほどに物を言うと思える程
優しさに満ち溢れていて、とても好感がもてました。子供達の姿も新鮮で微笑ましかった。このような師弟の関係は素晴らしい
の一言につきるのではないでしょうか、子供が先生に親しみを込め、尊敬しながらニックネームをつけるのもありかなって思える
作品でした。ちなみに、昔自分の学校では一正(かずまさ)先生という先生がいて、よく多数決をとる時に正しいという字を書いて
集計することが多々あり、そこから名前の一正にちなんで6票という意味をこめてロッピョウと呼んでました。親しみをこめて・・・。
[ことわざ] [目は口ほどに物を言う] <めはくちほどにものをいう>
* 心のこもった目の動きは、言葉に出して言うのと同じくらいに、相手に気持ちを伝えるということ。
[ハナタレパパの一言] おいらは花粉症、“水っハ゜ナもしたたるいい男!?”という事でハナタレパパのニックネーム
なのだ。ちなみに居酒屋で女の子が酒をコボシタ時は“いょっ!酒もしたたるいい女”といってフォローしテーブルを
my手ぬぐいでササッと拭くことを忘れない紳士(ジェントルマン)なのだ。 正式には、「水もしたたるイイ男」と使います。
「Gradiator」 グラディエーター | |
監督☆リドリー・スコット 出演☆ラッセル・クロウ/フォアキン・フェニックス/コニー・ニールセン (2000年/アメリカ/本編155分) アカデミー賞作品賞/主演男優賞/衣装デザイン賞/音響賞/視覚効果賞 ☆☆☆☆[HP立上時] |
[ストーリー] 西暦180年、大ローマ帝国。時の皇帝から絶大な信頼を得て、次期皇帝の座を約束されていた将軍マキシ
マス(R・クロウ)。皇帝の息子コモドゥス(F・フェニックス)はそれを許さず、実の父親である皇帝を自らの手で殺害。さらには刺客
を仕向け、彼の最愛の妻と息子を惨殺する。地位と家族、人生に必要なものをすべて失ったマキシマスは、奴隷剣闘士に身を落
とし、ある決意を胸に闘技場に立つ。それは名誉のためでもなければ、生き延びるためでもない。真の剣闘士(グラディエーター)
となって新皇帝への復讐を果たすために…。
[管理人感想 ] コモドゥスの父親にも姉にも愛されなかった不幸が、有能な将軍マキシマスにたいして嫉妬の心を抱かせる
ことになっていくのだけど、権力を握り憂さを晴らす手口が卑怯で哀れすぎた・・・。
マキシマスは、国のために命を投げ打って戦った武勇に長けた戦士である。しかし、彼が受けた仕打ちはあまりにも悲惨であり、
彼からにじみ出ているのは「怒り」よりもむしろ「悲しみ」が深く、妻子の死体を見つけるシーンでは僕も涙せずにはいられません
でした・・・。ローマの巨大コロシアムでの剣闘試合にみられるように、何故ひとは格闘、殺し合いを楽しむ風潮が多々あるのか
それも悲しかったです。
[ことわざ] [人を呪わば穴二つ] <ひとをのろわばあなふたつ>
* 人に害を与えれば、自分もまた同じように害を受けることになる、ということ。
[ハナタレパパの一言] 現代のローマの王子といえば、トッティーなのだ(サツカーのセリエAの話なのだ)。
「TALES from EARTHSEA」ゲド戦記 | |
監督☆宮崎吾郎 原作☆「ゲド戦記」アーシュラ・K.ル=グウィン :原案☆「シュナの旅」宮崎駿 声の出演☆菅原文太(ハイタカ[ゲド]役)/岡田准一(アレン役)/手嶌葵(テルー役) 風吹ジュン(テナー役)/田中裕子(クモ役)/香川照之(ウサギ役) (2006年/日本/本編115分) ☆☆[2006/8/13映画館にて] |
[ストーリー] 太古人間と竜は一つであった。しかし物を欲した人間は大地と海を選び、自由を欲した竜は風と火を選
んだ。以来人間と竜は交わることはなかった・・・。
そんな折、西海域の果てに棲む竜が、突如、二匹死闘を繰り返しながら人間の世界に現れた。そして、それと呼応するか
のように、各地で作物が枯れ、家畜が倒れていく。世界の均衡が崩れつつあった。エンラッド王国王宮にも災いは飛び火し
ようとしていた・・・。
災いの源を探る大賢人ゲドは、旅の途中、国王である父を殺し、国を捨てた王子アレンに出会う。心に闇を持つ少年は、
得体の知れない“影”に怯え、追われていた・・・。二人は、都城ホート・タウンにたどり着く。そこでは、人身売買が行わ
れ、麻薬が蔓延し、売っている物はまがい物ばかり。表面的には陽気で騒々しかったが、行き交う顔からは実在感が失
われていた。街をさまようアレンは、謎の少女テルーを人狩りの手から救い出すが、彼女は少年を拒絶する。
世界に兆す災いの背後には、クモと呼ばれる奴がいた。“死ぬこと”を誰よりも怖れるクモは、かつてゲドと戦い、そして
敗れた大魔法使いだった・・・。
[管理人感想 ]冒頭、エンラッド王宮内で国を襲う天変地異への対策が開かれた後、アレンが国王を刺殺したシーン
には正直面喰った・・・。ただ不安からか漠然と、国王である父を殺めてしまい荒野へ逃避するアレン。
このシーンは親子で観賞していた人達は、おそらく現代のニュースで頻繁に報道されている「家族間の歪み」がもたらす
痛ましい事件の数々を思い出さずにはいられなかったはずでしょう。「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」的なものを
望んできた子には耐えられないワンシーンだったかのように見受けられました。又、ネパールからインドに出稼ぎに来て
人身売買の毒牙にはまってしまった、子供達を連想させるワンシーンや麻薬の蔓延やテルーの火傷となった幼児時期の
虐待のエピソードなどかなり社会風刺を盛り込んだメッセージ色か゛強い作品だった。こういった事件・事柄が実に嫌なこ
とだということをアニメを通して実感していただくには最適作かもしれない・・・。
物語は、竜と人間が交わり手に手を取って災いを終息させていったわけですが、テルーが竜に変身したり、人の姿に
戻ったりとストーリー展開が急に感じたのは僕だけだったでしょうか?また、「ロード・オブ・リング」や「ネバー・エンディ
ング・ストーリー」、「ナルニア物語」のように三部作とか、何篇かに分けてでもストーリーをわかりやすくしてほしかったと
か、原作に忠実な作品を見てみたかったと感じた人もいたのでは!?。まぁ、この映画ゲド戦記を観賞してアーシュラ・K
.ル=グウィンの原作を読んだ人も多いのではないかと思われます。
僕は原案となった「シュナの旅」をゲド戦記を観賞する以前に購入していて、好きなアニメ文庫の一つなのですが、僕的に
はこちらのストーリーの方がしっくりきておりお奨めです。値段も¥470円と安価ですしね・・・なにより宮崎駿アニメは主人
公に魅力を感じます。
映画ゲド戦記劇中の壮大かつ繊細な音楽、良かったですね、おもわずサントラ購入しちゃいました。手嶌葵(テルー役)の
歌った「テルーの唄」「時の歌」も素敵でした。
最後に アレンがゲドと出会ったり、特にテルーと出会ったりしたしたシーンでは盲亀の浮木ということわざが連想されま
したね。彼らとの出会いにより、自分を取りもどし償いの為に国に帰るシーンにつながっていくところもそうです。
[ことわざ] [盲亀の浮木] <もうきのふぼく>
* 出会うことがきわめてまれなことのたとえ。
「盲亀浮木に遇う」の略。大海の底から百年に一度海面に浮上する目の見えない亀が、たまたまそこに
浮いていた流木のただ一つだけの穴に入ろうとする仏教の寓話で、仏の教えに巡り合うことがきわめて
難しいことのたとえ。
「Cape Fear」 ケープ・フィアー | |
監督☆マーティン・スコッセシ 出演☆ロバート・デニーロ/ニック・ノルティ/ジュリエット・ルイス/ジェシカ・ラング (1991年/アメリカ/本編128分) ☆☆☆[HP立上時] |
[ストーリー] レイプの罪で服役し刑期を終えて出所してきたケイディ(R・デニーロ)。彼は服役中に法律を学び、
自らの罪を決めた裁判に疑問を持つ・・・。提出されていた資料を弁護士が見逃したために、彼の罪は重いものになっていたこと
に気づいたケイディは、恨みを晴らす為に男は弁護士ボーデン(N・ノルティ)へと近づいていく。。
[管理人感想 ] ケイディの狂喜に満ちた表情、体中に文字を掘り込んだ刺青、殺しても死にそうにないそのキャラクターは、
知的で法律と聖書を知っているジェイソン?とおもわせるほどのストーカーぶりを映画中見せつけます。
聖書の言葉を唱えながら沈むケイディはまだこれでは終らないぞ・・・次は・・・次はといわんばかりで怖かった・・・。
ロバート・デニーロ彼の演技は凄すぎる・・・。
[ことわざ] [怨み骨髄に入る] <うらみこつずいにいる>
* 怨みの気持ちが非常に強いこと。
[ハナタレパパの一言] 骨髄か・・・。そういえば近頃骨付きカルビ食べてないなぁ・・・というよりも牛肉食べてないし。
金がないからというのもあるけど、狂牛病や鳥インフルエンザ、にみられるように肉ヤバイしなぁ・・・。
まぁ安心して食えるのはおいら畑のニンニクく゛らいだな。笑えないけど少しユニークな話題なのだ。
「GOTHIKA」 ゴシカ | |
監督☆マシュー・カソビッツ 出演☆ハル・ベリー/ペネロペ・クルス/ロバート・ダウニー・Jr (2003年/アメリカ/本編98分) ☆☆[HP立上時] |
[ストーリー] 女子刑務所精神科病棟で女囚たちの治療を行う心理学博士ミランダ(H・ベリー)。ある雨の夜、ミランダが
運転する車の前方に、ひとりの少女が現れる。慌ててハンドルを切った彼女だが、車は大破。意識を回復したミランダは、精神科
病棟の個室に監禁され、夫の殺害容疑をかけられていた・・・。
[管理人感想 ]サイコ&サスペンスのストーリーの途中で突然幽霊がからんでくるので、幾度かビックリさせられます。
僕ははっきりいって、ホラー映画はあまり見ない主義かのですが、美人女優二人が共演していたので、おもわす゛視聴しました。
P・クルスとH・ベリーの色気ムンムンの魅力はこの映画では期待できません。精神病棟の精神異常者の薬漬け、注射漬けの
蟻地獄に落ちたような日常が妙に陰湿で、霊に怯えたH・ベリーが絶叫しまくっているのが印象的でした。
[ことわざ] [因果応報] <いんがおうほう>
* 人の考えや行いの善悪に応じて、相応の報いがある、ということ。
[ハナタレパパの一言] おいらもホラー映画は苦手なのだ。ほらばなし(冗談話)は好きなのだが・・・。
「GOAL!」 ゴール | |
監督☆ダニー・キャノン 出演☆クノ・ベッカー(主役サンティアゴ・ムネス)/トニー・プラナ(サンティアゴ父)/ ミリアム・コロン(サンティアゴ祖母)/アレッサンドロ・ニヴォラ(ガバン・ハリス)/ マーセル・ユーレス(ニューカッスル監督)/スティーブン・ディレイン(グレイ・フォ イ役・スカウト、元選手)/アンナ・フリエル(ロズ・ハーミソン役・看護師) (2005年/アメリカ・イギリス合作/日本・2006年上映/本編118分) ☆☆☆☆☆[2006/6/22映画館にて] |
[ストーリー] メキシコの貧しい町の空き地でサッカーを楽しむ幼い子供達。その中で巧みにボールを操りゴールをきめる少年がいた・・・サンティアゴ・ムネス。そんな夜、彼の家族は生活の為、父の方針でアメリカに不法入国することに・・・。時は流れ、不法入国から10年。アメリカでは大卒でなければプロにはなれない・・・LAでの昼夜の労働をこなしながらお金を貯め、地元のアマチュアサッカークラブで、夢だけ忘れずにサッカーを楽しむサンティアゴ。そんな彼の活躍は英国人元ニューカッスル・ユナイテッド選手のグレンの目に止まり、ニューカッスル・ユナイテッドの採用テストに参加するチャンスをもらう・・・。
[管理人感想 ]2006年ドイツワールドカップ直前に日本で上映開始になった本作品は3部作の第1部。明日日本対ブラジル戦!決勝トーナメントに進出の望みが僅かながらある前夜ということもあり必勝祈願を込めて観賞。見てよかった・・・それが僕の率直な感想。忘れかけてた夢とハングリー精神をおもいおこしてくれる作品であり、僕の心のゴールネット揺さぶられまくりの作品でした。
故郷メキシコへの別れ、不法入国したアメリカにいる家族との別れ、悲しい別れ、そして人生の決断!と展開していく中、涙を流さずには見られなかった僕でした。この映画を見ることにより、現在開催されているワールドカップのサッカー選手の一人一人の人生にまで興味を増進させてくれる作品でした。
本作・吹替版で観賞したわけですが、サプライズとして、本物のサッカー選手が出演していた事は元より、リバプールのスティーブン・ジェラード役の吹替にジョン・カビラ、アラン・シアラー役の吹替に武修宏、以下デビット・ベッカム(藤井隆)、ジネティーヌ・ジダン(宮迫博之)、ラウール・ゴンザレス(ワッキー)には正直驚かされました。
耳寄り情報と致しましては、「GOAL!」の主人公サンティアゴがニューカッスル・ユナイテッドのトップチームで着ているユニフォームの背番号は何番?というクイズの正解者から抽選で1組2名様に、往復旅行券を含むパッケージツアー付!海外で行う「GOAL3」の日本代表チームを応援するサポーター役エキストラとして撮影参加権(確実に画面に露出する事を保証するものではないそうですが・・・)をもらえるんです。応募締め切りは2006年7月9日までなので是非GOALを観賞して貴方もスクリーンデビューの夢を果たそうじゃあ〜ないですか!!
公式ホームページはこちらから。
[ことわざ] [精神一到何事か成らざらん] <せいしんいっとうなにごとかならざらん>
* 精神を集中して物事にあたれば、どのような難事でも成し遂げることができる、ということ。
[ハナタレパパの一言] おいらは高校のとき、サツカー部に在籍していてレギュラー(スタメン)を目指す万年補欠じゃった・・・、今は夢叶い?毎回レギュラーじゃ!!!!!とはいっても愛車にいれるガソリンの事ですが・・・トホホ・・・。
byあるある探検隊(こちらのペンネームの意味もレギュラー違いなのだ)。