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「I am sam」 アイ・アム・サム | |
監督☆ジェシー・ネルソン 出演☆ショーン・ペン/ダコタ・ファニング/ミシェル・ファイファー (2001年/アメリカ/本編133分) ☆☆☆☆[HP立上時] |
[ストーリー] S・ペンが知的障害を持つ父親サムを演じた感動ドラマ。7歳の知能しか持たないサム(S・ペン)はたった1人で
娘のルーシー(D・ファニン グ)を育てていたが、子育ては無理だと判断した福祉機関により娘と引き離されてしまう・・・。
サムは敏腕弁護士(M・ファイファー)リタを雇い、ルーシーを取り戻すべく裁判を起こすが、その行方は・・・。
[管理人感想 ]サムの障害者仲間の友情、引きこもりなのに勇気を振り絞って法廷に出てきた隣人、里親の涙のシーンには
思わず僕も涙がこぼれました。ビートルズのバックミュージックもすばらしく、一言で語るなら”All you need is love”「愛こそ
すべて」と言わせたくなる映画なんです。
[ことわざ] [蝶よ花よ ] <ちょうよはなよ>
* 親が娘をかわいがり、大切にするようすのたとえ。
[ハナタレパパの一言] アニメ「天才バカボン」のパパとはじめちゃんのような関係の親子なのだ。見ないと損なのだ・・・。
「HEARTS IN ATLANTIS」 アトランティスのこころ | |
監督☆スコット・ヒックス 出演☆アンソニー・ホプキンス/アントン・イェルチン/ミカ・ブーレム (2001年/アメリカ/本編101分) ☆☆☆[HP立上時] |
[ストーリー] 幼い頃に父を亡くし、母親と2人きりで暮らす11歳のボビー(A・イェルチン)。ある日、彼の家の2階に新しい下
宿人のテッド(A・ホプキンス)がやってくる。知的で物静かなこの男は、“不思議な力”を持っていた。ボビーはその力に触れ、心通わ
せていくが、テッドの持つ特別な力は大きな危機を引き寄せつつあった。年の離れたテッドと心を開きあい、かけがえのない友達にな
ったボビーは必死に彼を守ろうとする・・・。
[管理人感想 ]友達の訃報から故郷をおとずれ少年時代を懐かしく回想するボビー。少年時代の緑あふれる夏の思い出は美し
く、幼なじみの女の子とのキスシーンはとてもきれいで微笑ましかったです。テッドとの交流をとおして冒険や初恋、別れ迄経験す
るボビーをみていると自分の少年時代・故郷の風景・友達・そして亡き祖父をふと思い浮かばずにはいられないそんな気持ちにさ
せられました。直火の温かさというより、遠赤外線のような内側からジンワリゆっくりくる温かさを感じた映画です。
原作はスティーブン・キングです。
[ことわざ] [年よりは家の宝 ] <としよりはいえのたから>
* 老人は経験が豊かで、いろいろなことを知っているので、老人の存在は家にとって大切である、ということ。
[ハナタレパパの一言] ネタバレが許せてしまうマギー司郎・審司の芸風も、これまたある意味“不思議な力”なのかも・・・。
「ARMAGEDDON」 アルマゲドン | |
監督☆マイケル・ベイ 出演☆ブルース・ウィリス/ベン・アフレック/リヴ・タイラー (1998年/アメリカ/本編151分) ☆☆☆☆[HP立上時] |
[ストーリー] 地球への衝突コースをとる小惑星が発見された。もしも、この小惑星が地球に激突すれば人類の破滅は免れ
ない。NASAが打ち出した回避手段は、小惑星に穴をあけその中で核爆弾を爆発させ内側から破壊し、軌道を変化させる方法だっ
た。任務遂行に白羽の矢がたったのは世界一の石油堀削のスペシャリスト、ハリー・スタンバー(B・ウィリス)と彼の仲間達。刻々と
迫る人類滅亡のカウントダウンの緊迫の最中NASAの操縦士たちと共にスペースシャトルに乗り込み14人の男達は宇宙へと飛び
立った。
[管理人感想 ] ハリーの生き方にきっと共感できるし泣けます。正直世紀末にこの作品を見たので、ほんの数%ノストラダム
スの大予言が頭をよぎりました。SFXはよく出来てます。アメリカ的だが不惜身命を地でいくストロングな父親像がここにあります。
[四字熟語] [不惜身命 ] <ふしゃくしんみょう>
* 自分の肉体も生命も顧みず、あることのために尽くすこと。
[ハナタレパパの一言] あの美しいリヴ・タイラーの実の父親がエアロ・スミスのヴォーカル、スティーブン・タイラーで音楽を担当
していた事を知り、そちらの方がおいらにとっては真のアルマゲドンでした。まじすか・・・。
「LETTERS FROM IWO JIMA」硫黄島からの手紙 | |
監督・製作・音楽☆クリント・イーストウッド 出演☆渡辺謙/二宮和也/伊原剛志/加藤亮/中村獅童/裕木奈江 (2006年/アメリカ/本編141分) ☆☆☆☆[2006年12月劇場鑑賞] |
[ストーリー] 2006年、硫黄島。地中から発見された数百通の手紙。それは、61年前にこの島で戦った男たちが家族に宛てて書き残したものだった。届くことのなかった手紙に、彼らは何を託したのか・・・。
戦況が悪化の一途をたどる1944年6月、日本軍の最重要拠点である硫黄島に新たな指揮官、陸軍中将・栗林忠道(渡辺謙)が降り立った。栗林中将は駐在武官としてアメリカに滞在した経験があり、それ故に誰よりも米軍の強大な軍事力を知り尽くしていた。彼は反発する古参の将校達を押し切り、防衛計画を練り直す。硫黄の臭気が立ち込め、食べ物も飲み水も満足にない過酷な灼熱の島で、トンネルを掘り地下要塞を構築することが、圧倒的なアメリカの兵力を迎え撃つ栗林の秘策だった。今までの上官とは違い、合理的な思想を持つ栗林の存在は、日々の生活に絶望していた西郷(二宮和也)らに新たな希望を抱かせる。最後の最後まで生き延びて、本土にいる家族のために一日でも長く島を守り抜け!。「無駄死にをするな」と命じる栗林の指揮のもと、5日で終わると思われた硫黄島の戦いは36日間にも及ぶ歴史的な激戦となる。
61年振りに届く彼らからの手紙。その一文字、一文字から、硫黄島で戦い抜いた・・・散っていった・・・男達の想いが明かされて行く…。
[管理人感想 ]僕は父親たちの星条旗を見た後に硫黄島からの手紙を見ました。日本が国民総動員の戦争をしている最中アメリカではベースボールがおこなわれていて、「硫黄島に掲げられた星条旗」の写真を新聞紙面に掲載し、英雄を作り、まつりあげアメリカ国民の目を戦争に向けさせ国債を購入させ、軍備補強をするという手法を用いた根本の写真が捏造だった事に驚愕した「父親達の星条旗」。
物資に窮した中で、過酷なまでに身体を酷使しトンネルを掘り、米軍に立ち向かう日本兵の唯一の支えが家族から届く手紙と家族へ宛てた手紙だった現実が心にしみわたる「硫黄島からの手紙」・・・。クリント・イーストウッド監督この二作品を製作してアメリカで批判をうけなかったのだろうか?と心配してしまった僕でした。
[ハナタレパパの一言]確かに父親達の星条旗の真相には「へぇ〜」ってトリビアの泉しちゃったのだ。いずみといえば、トラブルの和泉(元彌)やトラベルの大泉(洋)が有名なのたが、おいらの一押しは機関銃撃ちまくる星泉(セーラー服と機関銃で長澤まさみ演ずる女子高生組長)なのだ。カ・イ・カ・ン なのだ。
「DEAD POETS SOCIETY」いまを生きる | |
監督☆ピーター・ウィアー 出演☆ロビン・ウィリアムス/イーサン・ホーク/ロバート・ショーン・レナード (1989年/アメリカ/本編128分) *アカデミー賞 オリジナル脚本賞 ☆☆☆☆[HP立上時] |
[ストーリー] 1959年秋。名門全寮制高校に同校OBの一人の新任教師が赴任した。ジョン・キーティング(R・ウィリアムス)だ。
伝統と規律に縛られた生活を送る生徒たちに、キーティングは型破りな授業を行う。「先入観に捕らわれず自分の感性を信じ、自分
自身の声を見つけろ」とキーティングは、若者たちに潜在する可能性を喚起する。風変わりな授業に最初はとまどっていた生徒たち
も、次第に目を開かされ、キーティングへの関心は高まってゆく・・・。皆がそれぞれの道を歩み始めたかのように見えたとき、ある事
件が起こった・・・。そしてその事件がきっかけに、生徒たちは再び学校体制化に引き戻されそうになるのだが…。
[管理人感想 ] 映画も素晴らしかったが原作もVERY GOODです。詩人の言葉、言葉の持つ凄さを教えるキーテイング。
そして青春時代の時の輝きの大切さを、見ている僕らにも教えてくれる・・・。"Carpe Diem"というラテン語がいつまでも心に残る
作品でした・・・。
勉強づけの少年・少女。遊びほうけている少年・少女。どちらにも見ていただきたい。一日一日を、有意義に過ごしてほしい・・・。
夜空に輝く星を見たときそれが今日一日の自分の輝きなのだと実感してほしい・・・。
十代をあっという間にかけぬけてしまった管理人からのメッセージです。
[ことば] [Carpe Diem ] <カルペ・ディエム>
* 今を楽しめ、今を生きるの意。
[ハナタレパパの一言] 授業中のキーティング先生の真似をして、実際自分の通っている学校で覚えた教科書のページ゜を破いて
捨てたら「何をしとる!」と先生にこっぴどく叱られたのは、おいらだけではないはず・・・。
「海猿」 | |
監督☆羽住英一郎 出演☆伊藤英明/伊藤淳史/加藤あい/香里奈/藤竜也/ (2004年/日本/本編119分) ☆☆☆☆[HP立上時] |
[ストーリー] 全国海上保安官の中でわずか1%の人間しか到達できない海難救助のエキスパート“潜水士”。全国各管区から
推薦を受け期待を背負った海上保安官14名が死と隣合わせでもあるこの“潜水士”を目指して、50日間に及ぶ極限の訓練に挑む・・・。
通称“海猿”達の汗と涙の訓練とつかの間の恋が紺碧の海とともに繰り広げられていく・・・。
ダイブマスターの資格をもっている仙崎大輔(伊藤英明)と人命救助への熱意は溢れるが体力のない工藤始(伊藤敦史)が
バディを組むことになった・・・そして・・・。
[管理人感想 ] この映画を見て初めて海上保安官の潜水士が難透難徹でハードな訓練に裏づけされた上で初めて任務を
遂行できる事をスクリーンでて゛すが垣間見ることができ、非常に感激しました。山沿いの平野部で育った僕にはなにもかも新鮮で衝
撃だったんです。 特に、漁師である父・兄が漁に出ている間、神棚に手を合わせ祈る母を日常に見て育ち、父・兄・母を安心させたい
と切望した男・人命救助に熱意溢れ訓練する男、工藤始を演じた伊藤敦史の結末には泣けました・・・。
また、仙崎大輔が極限状態のなかでバディをかばい合う姿にも心打たれました・・・。
僕も13年程前、川でおぼれている2歳の男の子を陸上自衛隊の非番の人と二人で救出したことがありました。
だから工藤始の出来事は、もしかすると僕もそうなってたのかとおもうと身の締め付けられる心境でした。
最後になりますが僕は、日常を人命救助の為に働いている人を敬意を表します。そして、残念なことに人命救助の最中に亡くなられ
た方々にも哀悼の意を表し尊敬の念を表します。
[四字熟語] [難透難徹] <なんとうなんてつ>
* やりとげることが困難であること。
[ハナタレパパの一言] 武田鉄也さん率いるバンドって「海猿隊」カイエンタイだったよね?ぇっ「海援隊」?
これまた失礼いたしやした。
「EVER AFTER」エバー・アフター | |
監督☆アンディ・テナント 出演☆ドリュー・バリモア/アンジェリカ・ヒューストン/ダグレー・スコット (1998年/アメリカ/本編121分) ☆☆☆☆☆[HP立上時] |
[ストーリー] ある日、「陛下」と呼ばれる貴婦人の邸宅にグリム兄弟が招かれた。彼女が語ったのは、彼らが収集した「グリム
童話」のひとつ、「シンデレラ」物語の元となった真実のストーリーだった・・・。昔々、フランスの片田舎で父親と暮らしていたダニエル
というお転婆な少女は、父の死後、お高く止まった継母の男爵夫人とその2人の娘たちの下働きをしながら共に暮らしていた・・・。
ある日、畑仕事をしていたダニエルは馬泥棒を捕まえるが、なんとそれはフランスの王子ヘンリーであった。ひょんなことから王子と
知り合ったダニエルだったが、それは王子と結婚して玉のこしを狙う継母とその娘たちとの新たな対立の火種となるのであった…。
[管理人感想 ]シンデレラ(灰かむりの娘)の童話は知っていたが、心底楽しめました。ダニエル(ドリュー・バリモア)は畑仕事を
こなしたり、読書家だったり、おてんばだったり、天真爛漫で、彼女がみせるエンジェル・スマイルを含めてほんとキュートでした。
本映画では魔法などは出てこないのですが、ダニエルは、知恵と力は重荷にならぬといわんばかりに才能を発揮して
皆を幸せに導きます・・・。
子供がそうですね小学校くらいにはいったら見せたいそんな映画・物語です。最後はもう拍手喝采&親指立ててGOODでした。
[四字熟語] [知恵と力は重荷にならぬ] <ちえとちからはおもににならぬ>
* 知恵も力もあればあるほどよい、ということ。
[ハナタレパパの一言] 男爵夫人(アンジェリカ・ヒューストン)の姉娘の顔が日本でいう榎本加奈子に似ていた・・・。
どれくらいソックリかというと、お笑いタレント「くりぃむしちゅうの上田」とサッカー選手の「大黒」く゛らい・・・。
アンジェリカ・ヒューストンはアダムス・ファミリーの母もはまり役だったが、シンデレラ・ファミリーの継母でもいい脇役なのだ。
妖怪人間のベラを演じてほしいなぁー。
「OPEN YOUR EYES」 オープン・ユア・アイズ | |
監督☆アレハンドロ・アメナーバル 出演☆エドゥアルド・ノリエガ/ペネロペ・クルス/ナイワ・ニムリ/ (1997年/スペイン/本編117分) ☆☆☆☆[HP立上時] |
[ストーリー] 自由な恋愛を楽しむ裕福でハンサム青年セサル(E・ノリエ)は、元恋人の嫉妬から、自動車による無理心中に巻き
込まれるが一命を取り留める。しかし、意識を取り戻した彼の顔は昔の顔ではなく、酷く崩れていた。そして自暴自棄の生活を送る・・・。
そんな折、彼に再度手術をし美しい顔を手に入れることが出来るという話がもちあがるが・・・・・。
[管理人感想 ] 夢か現実か幻想か、混乱する映画だがおもしろかった。妄想族の方々には、似たようなデジャブーな経験あるの
だろうなと思いながら最後までどうなるんだ、どうなるんだと思いながら見入ってしまった。
正直、1回目は頭が混乱して理解するのが難しいという人もいると思いますが、何回も観て色々な発見をして!そういう作品です。
[ことわざ] [夢のまた夢] <ゆめのまたゆめ>
* はかないことのたとえ。 夢の中で見る夢の意から。
[ハナタレパパの一言] 映画事態は重厚なつくりだが、さすが、情熱の国スペインだね〜、22歳のペネロペ、オープン・シャツ&
パンツでいーい仕事してます。
「オルゴール」 | |
監督☆黒土三男 出演☆長渕剛/哀川翔/仙道敦子/中村嘉葎雄/寺田農/大滝秀治/石倉三郎 (1989年/日本/本編106分) ☆☆☆[HP立上時] |
[ストーリー] 神埼勇次(長渕剛)は阿南連合会から離脱した一匹狼のヤクザである。筋を通そうとするが故、あこぎな周囲
に目をつぶっていられないが故に、かつての兄貴分である阿南連合会会長・阿南勝成(寺田農)に命<タマ>を狙われているのだ。
だが、勇次にとって最も気掛かりなことは、命を狙われることでも、寄生虫のようにまとわりつく老刑事土門(中村嘉葎雄)でもなく、
一人息子である六歳になる蓮(加藤雅典)のことであった・・・。
[管理人感想 ] すべてを洗い流すようなオルゴールの旋律、無垢な表情で、じっと耳を傾ける男にかすかに漂う血の匂い。
そんなストイック・かつ激情な二面をもつ、勇次を演じる長渕剛。かっこよかった・・・。たったひとりの忠義な舎弟新居翔を演じる哀川翔
もこれまた漢(おとこ)を感じました。ドラマ「とんぼ」を見ておもしろかったという人には是非見てほしいですね。
[ことば] 我はでくなり、つかわれておどるなり。
[木偶の坊]<でくのぼう>
* 役立たずや気のきかない人のたとえ。
[ハナタレパパの一言] おいらは「人間クソばっか喰ってるとクソみてえな顔になっちまう見本じゃねえか。」
と勇次が吐き捨てたことばが耳にのこったのだ。
なぜかというと、子供の時分コンクリートを作って壁にぬる左官屋と、アフリカの種族が牛の糞で家を作っていた事をミックスし、
「ウンコリート」なるものをつくって酒屋の壁にひたすら塗って、こっぴどくしかられた友人を思い出したからなのだ。