自然環境保護~未来のために私たちは中国吉林省で植林をしています!
宮城県日中友好協会の植林事業についての記録
2003年、宮城県・吉林省友好県省締結15周年を記念しスタートした「砂漠化防止植林事業」は、日中緑化交流基金(通称:小渕基金)の助成を得て、8年間継続して実施して参りました。その成果は下の表のとおりです。また、未来の東北博覧会記念国際交流基金の助成による交流パーティで、吉林省や植林現地の人々と末永い友情の絆を交わすことが出来ました。宮城県民の皆様、吉林省民の方々のご協力の賜物と、深く感謝申し上げます。
大きな成果を挙げた植林活動は、中国国家及び吉林省政府から高く評価され、引き続き継続して欲しいとの強い要望が出されました。
私たちは地球環境保護と日中友好促進のため、第三期事業として3年計画で、「吉林省双遼市防風固砂林建設事業」に取り込むことにしました。2009年4月、60名の宮城県民がボランティア植林に参加、現地ボランティア団、双遼市第三中学校生ら200名と合流し、国有双遼市実験機会林場において盛大な記念植樹が挙行されました。
双遼市は吉林省の西南部に位置し、吉林省・内蒙古自冶区・遼寧省の三省(区)と境界にあり、それらを結ぶ交通の要衝の地です。また、火力発電所や、風が運んでくる硅砂を利用して自動車のガラスを製造する工業の町でもあります。人口は約42万人で大半が農業従事者です。
この植林活動が、地球の温暖化防止・環境保護そして一衣帯水の隣国である日本と中国の友好発展の礎となることを願ってやみません。
この地に植えた木々が大きく成長し、風砂を防ぎ、市民生活に潤いをもたらしてくれることを願っています。
日中緑化交流基金の助成を受けて、2003年(平成15年)からスタートした緑化事業は今年まで4期12年に渡って行なわれてきました。吉林省白城市洮南、松原市扶余、四平市双遼、長春市九台で行なわれた植林の面積は計1200haに達します。
また、それぞれの地には、日中友好の証となる記念碑が建立されています。これまでの12年の成果は中国政府並びに吉林省から高く評価され更なる継続を要望されました。草の根友好の促進という観点からも、今後も継続すべきであると考え、現在、吉林省林業庁と協議中です。
第1期:吉林省洮南市生態防砂林造成事業(洮南市四海林場)
第2期:吉林省扶余県防風固砂林建設事業(扶余県増盛林場)
第3期:吉林省扶余県防風固砂林建設事業(扶余県増盛林場)
※平成20年4月の植林は、3月11日に起こった東日本大震災のため訪中は中止となりましたが中国側で植林した本数を記載しています。またこの年の訪中調査は9月に実施しました。
第4期:吉林省九台生態保護林建設事業(芦家・上河湾・胡家林場)