第5回目 平成19(2007)年度  植林活動 

実施時期  2007年4月20日
植付け場所 中国吉林省松原市扶余県(扶余県増盛林場)
植付け樹種 ポプラ、障子松
植付け数量 ポプラ146,700本、障子松36,600本 計183,300本
植付け面積 100ha
参加人数  49名




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 4月19日(木)から23日(月)まで第2回地球環境を守る「日中友好植林訪中団」で、吉林省扶余県に行ってきました。今回の植林訪中団は50名が参加、19日長春空港から長哈高速道で扶余賓館へ、曇りで赤い夕日は見られなかったが、渋滞もなくスムーズに到着。各部屋で一休みの後、大食堂で市民交流「毎年植林に来てくださる皆さんはわれわれ吉林省の大事なお客様であると同時に、とても親しい朋友である。心から歓迎します。」という県長の挨拶に再会を喜びあい杯を交わした。
市民交流は宮城県植林訪中団員と、吉林省対友協募集の20名のボランティア団、地元扶余県民、吉林省政府役員、隣市白城市教育委員や文化小学の副校長先生も加わり約100名が参加し、和やかな交流が繰り広げられた。市民交流ではすっかり馴染みになった「カレーライス」作りの講習会、毎回訪中団に参加の女性2人のコンビが腕をふるい、大きな中華なべで地元の肉野菜をいため持参のカレールウを合わせた。いい匂いが食堂に充満すると、まだできないかと覗き込みにくる人があとを絶たない。今年は野菜を大きめに切ってもらったせいかなかなか煮えない。男性にも応援を頼み鍋の野菜をいためてもらう。完成し大きな丼に取り分けて各テーブルに配られたカレーは、中日双方の参加者に大変喜んでもらった。「去年も食べたので、食べ方はもう知っているよ!」「お土産もカレーだろ!家族がとても喜ぶよ」「好吃!」「好吃!」を繰り返している。(今年も大成功!)このあと植林団員が持参のフルートで懐かしい曲をメドレーで演奏し大喝采を貰った。

 翌20日は朝から雨降りだったが植林地まで移動の1時間で上がり、植林日和の曇り空になった。まず増盛林場の記念碑前で記念撮影後、植林現地へ行く。日中双方のボランティア団が入り混じって植林を行う。今年は画期的な変革があった。①10組ほどに別れ各畝ごとに給水車が設置され、ボランティア2人に中学生2人地元民1~2人が組になり、深く掘ってある穴に水をたっぷり入れ、ポプラの苗を真っ直ぐに立て土を入れる。さらに水を入れ浸み込んだら更に土をかけ、根元を丁寧にビニールで覆い水分の蒸発を防ぐ。これで植林後の水遣りをする必要はなくなり活着率アップ(↑)間違いナシとのこと!②植樹穴を掘るのが機械化された。これまでは人工で穴を掘っていたのが5台のトラクターにスクリュウを取り付け、スピードアップされていた。

 吉林省扶余県防風固砂林建設事業も2年目、あと1年を残すのみとなったが躍進する中国は植林にも変化があり進歩があった。来年の植林時、又は8月の調査訪中にはぜひご参加の上その進歩をご確認ください。
 このあとAコースは扶余にもう1泊し千年以上前に栄えた遼時代の都農安を経由し長春市へ。Bコースはバスで長春市へ戻り翌日は瀋陽観光、清朝の遺跡めぐりや、旧満州の建物、近代的な現在の町並みを見物し、最終日は長春で合流。吉林省主催の感謝宴に招待された。毎年植林に同行し、またカウンターパート研修で来県もして、会員とすっかり仲良くなった吉林省林業庁の隋希英さんは「昴」を熱唱!きれいな歌声が会場に響き渡った。





第5回目 平成19(2007)年度   調査活動

調査時期 2007年8月17日
調査場所 中国吉林省松原市扶余県
調査樹種 ポプラ、障子松
植林面積 100ha
活着率  100.0%
参加人数 24名








 2007度吉林省扶余県防風固砂林建設事業(2年度)の調査訪中は8月23日(木)から27日(月)まで4泊5日で行われた。宮城県より専門職員を2名派遣していただき合計24名の訪中団となった。扶余県増盛林場のポプラと樟子松は活着率がほぼ100%と見事な成長振りだった。2年間の植林地の調査と3年目(来春)植林予定地の下検分をしてから、懐かしい第1期事業地洮南市で一泊した。許広山市長をはじめ大勢の“朋友”に迎えてもらい愉快な一夜を過ごし、翌日四海林場へ。記念碑前で集合写真を撮影というとき、事業終了後遠くの自然公園に転勤した王洪珠局長が炎天下わざわざ私たちに会いに来てくれた。3年ぶりの邂逅!本当にうれしかった。

 1年目のポプラは4~5mの立派な樹に成長し見事な林になっていた。その木々を愛おしそうに眺める王局長の優しい目が印象的だった。昼食をともにして内蒙古チャルセン草原へ、降るような星空に抱かれてパオで一泊。翌日は列車の旅をしたが、車窓風景を眺めながらの食堂車の食事、さらに「本物の黄砂」を体験した。旅の最後は長春市の紫荊花ホテルで林業局王副庁長、対友協王剛副会長が主催し歓迎会を開いてもらい、再会を喜び合う乾杯が果てしなく続いた。24名大満足の調査訪中をして無事帰国した。


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