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第23回 2002.9/23
25:00〜2700 ALL
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−2−

ジークジオン!ジークジオン!
ダイヤルはそのまま、ボリュームはフルで。
Gacktのオールナイトニッポンcom。

エイベックス!!!さ。。。え〜。。。メールの、
中国から、北京に留学生の、違うな、北京に留学中のともか。

「北京でのコンサート、お疲れさまでした。北京ではコンサートの最中、
立ってはいけないので、すわっての応援でしたが、とても感動しました。
Gacktさん、中国語で、きみたちのことは忘れない、というようなことを言っていましたよね。
あの言葉に、友人とふたり喜びました。
Gacktさんが一番日本人の中では中国語、お上手でした。
「びっくりです」当然です。
「日本にいない私達留学生にとっては、好きなアーティストのコンサートを
生で見れることは、どんなにうれしくて貴重なことか。ほんとに素敵な思い出を作れました」


え〜。。。あのね、まあ今回あの、日中国交30周年?
記念のフェスティバルだったんだよね。
中国に行って。で、まあ、ぼくがどういうふうに日本のワイドショーで
流れてたかは知らないんだけど、あの、格好でいうと、
非常に場違いだったと思う。ふふふ。はっきり言って!
。。。あのね。。。別にね、考えがないわけじゃないんだよ、ぼくにね?

ただ、その、国交記念だから、はいやりました、それは国交記念だけのわけで、
見てる子たちには関係ないことでしょ。伝えるものがなにもないからさ。
ぼくはもっと本音でやりたいっていうのがあったし、
だから、やっぱり曲も激しいの持ってって。


結局さ、中国にしても日本にしても、いま

新しい時代を作るのは、
いまの子たちであって、
古い政治家じゃないんだよね。
なんていうのかな、政治家が50人集まってああだこうだって言うよりも、
若い子たちがこれからなにをやっていくんだってことを
考えてほしいって、ぼくはやっぱり思ってるし。

だからコンサートの中で、中国っていうのは、
とくに今回みたいなフェスティバルっていうのは、
立っちゃいけないのね、見てる子達は。立つと公安が引きずりおろすわけさ。
ものすごい数の公安の人間が、約50センチ間隔くらいで、
何百人、何千人っていう数で、
まずステージの前、こう、囲んでるわけ。


で、客席の中にもものすごい数の公安の人たちがいて、
もう、なんていうのかな。。。。まあ
異様な光景なの、正直言って。

で、それを見に来てる子たちも当たり前だと思って見てるわけさ。
けど、なんか違うんじゃないかなってやっぱ思ったわけ。。。。それを見て。
楽しみたい人は楽しめばいいし。
自分たちがこう思ったと思うんだったら、叫べばいいし。

だから、ステージに立ってる、ステージに立って歌ってる最中に。。
なんていうんだろう。そのときぼくいろいろ言われてたのね、前に。
そのステージに立つ前に、きょうどんなことGacktは話すの?みたいな。
そんなこと決めて話すことはなにもないし。

そのステージの中で一番自分が感じたことを、
言いますよ、みたいなことを言ってたの。
で、ステージに立って、ライブが始まって。もう、はっきり言って、見にきてる、
ものすごく多くの政治家の人たちがいるわけだよね、中国の。

なんていうのかな、わけがわからんみたいな、な、なんだあれはみたいな。
口をぽかーんとあけて、こう見てるわけ。それはそれでいいの、
ついてこれないのもかまわないし。
ああこういうのもあるんだっていうのも、いいだろうし。
別にその政治家の人たちに見せようと思ってやってるわけじゃないからさ。

そこに集まってる、これからを作ろうとしている若い子たちに、
その意志を持ってる人たちに、なにかを伝えたいと思ってやってるわけで。
すごかったよ、公安の数。。。。。
でも。。。やっぱステージの最中、歌ってる最中に、
まあ、
中国語で、かかってこいよおら〜みたいな。

絶対煽るなよって言われてたんだけど。
関係ないじゃない、ステージに立つと。


そしたらね、ぼく初め、どうなのかなって思ってた部分もあったんだけど、
やっぱり、すっごい数の公安がいるわけじゃない。
威圧的なんだよね、ものすごく、みんな。
緑の制服がガーって並んでる、その光景って。
日本人が見ると萎縮してしまうような世界っていうのかな。

けど。。。。来いよおら!
みたいな感じのことを中国語で叫んだ
ときに、
その、会場に集まってた、まあ、
今回5万人のキャパのところに、みんないたんだよね、
いろんな人たちが。その中にいる若い子たちが。。。
立っちゃいけないっていう、まあ状況の中で、
とくに前の子たちなんて、公安がものすごい数いるのに、
立って引きずり下ろされてるわけさ、公安に。


で、来いよって
言った瞬間に、
みんな立ち上がってうおおおおっ
みたいな。。。
公安もああああ、みたいな、状況になってるわけ。
それが彼らの気持ちだと思うの。
ほかの人にはほかの人のやりかたがあるし、
いろんなものの伝え方もあるし、それは間違ってないと思う。
でも、またぼくにはぼくの伝え方があって。

ぼくにはぼくの想いの届け方があって。
ぼくにはぼくのキャッチボールの仕方があって。
それは、きっと見てる人たちに届いたと思う
し。
正直言って、そうやって、やっぱり日本人側として行ってるわけじゃない?
けど。。。応えてくれる、
その想いに応えてくれるっていうその気持ちがすごくうれしかったし。

やっぱりこう前で公安に引きずり落とされながらも、
椅子の上に立ち上がって、があっと叫んでる姿みたときに、
この子たちは、もっと変われるってやっぱり、思ったし。
それはすごく、すごくうれしかったし。
うん今回やってよかったなっていうのは、ほんとに思ってる。

まあうちのメンバーもね、そのステージに立つ前とかにやっぱり話をしてて、
とにかく、今まで彼らが見たことのないような世界やステージを、
で自分たちの想いをとにかくぶつけることだけを考えてやろう。
で自分たちがどう思われようと、まったく関係なくて、
たとえば場違いであってもいいし、
自分たちの想いを届けることだけを一所懸命考えよう、それだけをやろう。


ステージにあがってるメンバーは、みんなそれはわかっていて。
だからあのフェスティバルでぼくらの存在っていうのは、
やっぱり異様だったと思う。どっから見ても。
でも。。。。うん、ぼくは。。。。。。。。。。うん。
自分でこうやって言うのはおかしいかもしれないけど、ステージに立ってて、
立ってるほかのアーティストも含めて、
一番想いを届けられたんじゃないかなってそう思ってるし。

もしそれが確信できないような。。。。
自分たちであるなら、たぶんもう音楽やめてると思うし。

まあ、それぐらいのこと、それぐらいの気持ちでやってるから。

。。。。。。う〜ん。。。。。あとね。。。なんだろう。
こ〜んなに近い、こ〜んなに近い国なのに、こんなに近いのに、
実際にその建前ではね、国交がある、30周年、30年たちました。
。。。っていってても、
実際にはものすごく大きな壁があって、
まだまだ、
その壁ってとれてないんだよね、現実は。

建前では、政治家同士が、国交開けてます。
仲良くやってますっていってるかもしれない。
けど、実際に、ものすごく大きな壁があって、
それは現実としてあって、建前とは全然違うんだよね。
でぼくらは、
日本人であるっていうこと以上に、
Asianであるって誇りがぼくには
やっぱりあるのね、すごく。

Asianとしての日本人だっていう気持ちが強くあるし、
アジアっていう国って、アジアの諸国ってすごくたくさんあるじゃない。
けど、どの国もすごく近いところにあるのに、
どの国にもものすごく大きな壁があって。
日本の中でも、在日の韓国の人たちや、在日の朝鮮の人たちや、中国や台湾や、
いろんな各国の人たちがいて、日本の国の中だけでも、一緒に住んでる。

。。ぼくらにとっては同胞のはずなのに、すごく大きな差別があって。
。。。。。なんていうんだろう。もっと、
自分たちの意識。
変えていかなきゃいけないんじゃないのかな
って。

だからぼくらは、ぼくは、アジアっていう諸国に対して、
日本から目を向けてるんじゃなくて、アジアっていう諸国の中で、
日本っていうのを外から見たり、日本っていう国を同じように
自分たちの国として感じたいって思ってる、ってことなのかな。。。。。。。

。。。。。。。。ほんとに、
みんながどれくらい知ってるのかっていうのはわからないけれども、
ほんとにこの日本の中でも、おんなじAsianのはずなのに、
ものすごく多くの差別があって。。。。。その中でみんな生きてて。
それじゃたぶん、もっともっと、だめになっていくと思うし。
ぼくら自身もだめになっていくだろうし。ぼくらの国もだめになっていくだろうし。

。。。。。日本っていう国ってさ、すごく住みやすい、住みやすい国で
やさしい環境がそこに存在しているってみんな思っているけれども、
でもどんどんどんどん悪くなっていってる部分がいっぱいあって、
とくに
日本人は、日本っていう国に対する誇りが、
すごく少ないんじゃないかな
って、思うことが、多いのね。

でもそれって、
一度、外に出て、
日本っていう国を振り返ったときに、

自分たちがいかに日本っていう国が大好きか。
自分たちが日本人であることに対しての誇り
。。。。もちろん
持てるし。
Asianとしての自分たち日本人なんだよって、
彼らに対して笑顔でいえるようになるだろうし。
みんな、仲間じゃん?って。。。言えるようになると思うんだよね。
ちょっと堅い話になったかな。
CMのあとは、お便り紹介していきます。

 CM
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レポ作成 イリヤ  編集 tulip@管理人