パニック障害とは、急にドキドキしたり、体調が悪くなったり、めまいがしたりする病気です。
ありふれた病気で、100人に1人に起きると報告されています。
内科・耳鼻科等では異常がないと言われ、発作を繰り返します。
パニック障害は治療しないと、徐々に悪化していきます。
はじめてのパニック発作が起きてから、2~3ヶ月以内にきちんと治療を受けることが大切です。
お一人で悩まずに、まずはご相談ください。
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パニック障害には、①パニック発作 ②予期不安 ③広場恐怖という3つの症状があります。
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①パニック発作とはパニック障害の中心となる症状で、以下のような特徴があります。
1.心臓がドキドキする。(心拍数・動悸の増加)
2.汗がでる
3.体が震える
4.息切れや、息ぐるしさ
5.窒息感(喉に何か詰まった感じ)
6.胸痛、胸のあたりの不快感
7.吐き気、おなかのあたりの不快感
8.めまい、ふらつく感じ、気が遠くなる感じ
9.今起こっていることが現実でない感じや、離人症状 (自分が自分でないような感じ)
10.コントロールを失うこと、または気が狂ってしまうのではないかという恐怖感
11.このまま死んでしまうのではないかという恐れ
12.からだの一部がジンジン、ビリビリとしびれる感じ
13.寒気、または熱っぽい
上記の13項目のうち、4つ以上の症状が同時に起こる人は、パニック障害かもしれません。
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②予期不安とは、発作を繰り返すうちに、「また、発作がおきたらどうしょう」という漠然とした不安が常につきまとうようになることです。
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③広場恐怖とは、繰り返し発作を起こした患者さんが、以前に発作を起こした場所や、発作時にすぐ助けを得られないような場所を恐れることです。
パニック障害の患者さんが避ける場所や状況 |
人ごみ |
エレベーターの中 |
1人で外出すること |
1人で留守番すること |
会議に出席すること |
自動車、電車、バス、飛行機などに1人で乗ること |
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