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色づく秋

秋は、大陸からの高気圧に覆われ空気も澄み稜線からは周囲の山々や麓の街をはっきりと眺めることが出来ます。紅葉は火口原から訪れ、8月の末ともなると草木が実を結び、火口原のイタドリ、ウラジロタデなどの葉が黄色く色づきはじめ、9月半ばにはイワブクロ、マルバシモツケその他の草木も次第に紅葉が進み、下旬にはには7合目ヒュッテから風不死岳方向へ向かう北側登山道沿いのナナカマドが色づき始め10月中旬に紅葉の最盛期を迎えます。しかし、紅葉の期間は短く、走るように過ぎ去ります。支笏湖周辺の紅葉とともに併せて楽しむことをお薦めします。

清澄な大気の中の眺望

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西山から眺めた羊蹄山です。首にマフラーを巻いたように雲がかかっています。これから空気が澄み乾いた秋風になると更にくっきりと眺めることが出来るでしょう。雨上がりで北風の日が絶好の条件です。(平成18年9月11日撮影)

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東山登山道見晴台から風不死岳を眺めています。秋の空が澄み渡り東山北斜面の紅葉も始まりさわやかな樽前山登山を誘います。(平成19年10月5日撮影)

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東山登山道から時雨後の穏やかな支笏湖と紋別岳(中央の高い山)、イチャンコッペ山(左側奥の山)を眺めることが出来ました。また足下の7合目付近は紅葉に彩られ虹も架かりすばらしい眺めです。ここは登りの一息に、また下りの景色を楽しむ場所に最適です。(平成19年10月10日撮影)

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西山からホロホロ山(右側)を眺めています。徳舜瞥岳はホロホロ山の陰で見ることは出来ません。空気も澄み視程よくオロフレ山(左奥)も確認できます。秋の空気のおかげです。(平成18年10月18日撮影)

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東山から苫小牧市街を撮影しました。夏と違い空気が澄みすっきりと眺めることが出来ます。(平成18年9月1日撮影)

秋の花、山の実り

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秋の花エゾオヤマリンドウです。北側登山道森林限界付近で撮影しました。また東山登山道の見晴台付近でも多く見ることができます。(平成20年9月4日撮影)

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8月半ば白い花を付けていたウラジロタデが実を付け秋の始まりを告げています。色に華やかさはありませんが生命力の強さを感じます。(平成20年8月28日撮影)

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コメバツガザクラとエゾイソツツジは晩春から初夏に登山者の目を楽しませてくれましたが、秋の足音とともに実を付けています。これから更に分布域を広げ樽前山をますます豊かな山にしていくでしょう。(平成18年9月1日撮影)

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秋の実りを代表するコケモモの実です。樽前山では限られた場所でしか見ることが出来ません。見晴台、ドーム南側登山道沿い、西山山頂、ドーム西側登山道沿いで見ることができます。(平成20年9月4日撮影)

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樽前の秋の花のひとつ、アキノキリンソウです。北側登山道の森林限界付近や東山登山道見晴台付近で見ることが出来ます。(平成20年9月18日撮影)

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実を付け色づいたマルバシモツケ、シラタマノキ、イソツツジです。いずれも樽前山を代表する植物です。(平成20年8月28日撮影)

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シラタマノキの実です。白さが際だっています。秋の代表ですのでズームアップした画像をつけました。(平成20年9月24日撮影)

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ガンコウランです。西山山頂で撮影しました。小さな群落ですがしっかりと黒く熟した実を付けています。群落の数は多いのですが実を付ける株は限定されます。(平成20年9月4日撮影)

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オオバスノキです。黒く熟した実を付けています。葉は夏から赤く色づき深紅色となっています。北側登山道の森林限界付近で撮影しました。(平成19年9月11日撮影)

火口原から始まる秋の気配

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ドーム南側登山道から雨裂沿いに山頂ドームを眺めています。樽前山には山の斜面や火口原に大小の雨裂が多くありますが、これらの雨裂が一番植生の豊かなところです。ようやく雨裂の草木も黄色く色づき始めました。(平成20年9月24日撮影)

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ドーム南側から東山方向に火口原を眺めています。火口原の紅葉も一段と進んでいます。(平成18年9月29日撮影)

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山頂ドーム西側の火口原です。イタドリ、タデ、シラタマノキ、マルバシモツケ、タルマエソウとあらゆる草木が紅葉の盛りを過ぎようとしています。黄はミヤマヤナギ、緑はアカエゾマツの幼木です。(平成20年10月8日撮影)

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奥宮付近から眺める火口原と東山です。火口原は紅葉の盛りを過ぎようとしています。(平成20年10月8日撮影)

色づく山の輝き

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風不死岳分岐へ向かう北側登山道沿いにも秋の気配がさらに濃くなってきました。秋本番です。ススキの穂がゆれヤナギは黄色く色づいています。またナナカマドの紅葉も見事です。(平成20年10月8日撮影)

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北側登山道の森林限界付近の紅葉です。ナナカマドが色づき、ススキは陽光に輝き樽前山が最も色鮮やかな季節の始まりです。(平成18年9月29日撮影)

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風不死岳分岐から932峰の東側コルへ向かう登山道沿いの紅葉です。。陽に映えて黄色く輝いているのは、ミヤマヤナギです。他にウラジロタデ、イタドリが色づき、緑はミヤマハンノキです。(平成20年10月8日撮影)

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932峰山頂の紅葉したコメツツジです。夏に白い花をつけていましたが、秋には見事に紅葉しました。(平成20年10月2日撮影)

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北側登山道森林限界付近の紅葉です。ナナカマドが色づき始め鮮やかな深紅とエゾイソツツジやヤナギの黄色が美しく彩っています。(平成19年10月5日撮影)

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7合目ヒュッテ前のナナカマドの紅葉です。この頃になると駐車場の周りの木々も色づきます。(平成19年10月10日撮影)

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ドーム西側登山道沿いのシラタマノキと紅葉したマルバシモツケです。火口原一帯がこれらに加えてミヤマヤナギの黄色で彩られます。(平成19年10月5日撮影)

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東山の北斜面から東山登山道まで紅葉が一段と進んでいます。紅葉はまさにピークです。(平成19年10月5日撮影)

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ドーム南側登山道沿いの紅葉です。紅はマルバシモツケ、黄はミヤマヤナギです。いずれも30cm以下の樹高ですが、素晴らしい色合いを見せてくれます。(平成20年10月2日撮影)

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東山の北側斜面から北側登山道森林限界付近まで紅葉が進んでいます。(平成19年10月5日撮影)

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風不死岳分岐へ向かう北側登山道の森林限界付近の紅葉です。ナナカマドが真っ赤に染まりました。秋の深まりを感じます。(平成19年10月10日撮影)

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北側登山道森林限界付近に点在するナナカマド紅葉です今年の紅葉は鮮やかな色が出ています。紅葉はまさにピークです。(平成19年10月10日撮影)

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北側登山道から東山の稜線に続く斜面の紅葉です。黄色いミヤマヤナギ、ススキ紅いマルバシモツケやナナカマドが陽光に輝やいています。(平成19年10月10日撮影)

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北側登山道から東山の北側斜面を撮影しました。ミヤマヤナギをはじめあらゆる植物が陽光を浴びて金色に輝いています。(平成20年10月8日撮影)

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東山登山道から紅葉のピークの風不死岳を眺めています。東山の北側斜面の紅葉はピークを過ぎ北側登山道沿いの紅葉(右端)は支笏湖へ続いています。(平成19年10月17日撮影)

樽前山の今

プロローグ

遅い春、芽生えの春

躍動の夏

厳しい冬

遠景の樽前山