数 A                      戻る
 目次

第1章 場合の数と確率   
  1節 場合の数 
     1 集合  
数1の集合と論証を参照

       1-2 集合の要素の個数
            和の法則と積の法則等

     2 順列と組合せ
         順列の利用/重複順列/円順列
       2-2 組合せ
             組合せの利用(道順の問題等)
  2節 確率 
      1 確率の計算
      2 独立な試行の確立
      3 反復試行の確率
      4 条件付き確率
第2章 図形の性質
  1 三角形の性質
  2 円の性質
  
3 作図
  4 空間図形
第3章 整数の性質
  1 約数と倍数
  2 整数の性質の応用

 
 
 総合問題

問1 100以下の自然数のうち、次のような個数を求めよ。
(1) 3の倍数
(2) 3の倍数でない数
(3) 3の倍数かつ7の倍数
(4) 3の倍数または7の倍数
100以下の自然数全体の集合をUとして、
Uの部分集合で3の倍数全体の集合をA、7の倍数全体の集合をBとすると
 A={3×1, 3×2, …… , 7×33}
 B={7×1, 7×2, …… , 7×33}

 解答
   (1) 3の倍数 n(A)=
33    (2) 3の倍数でない数 n()だから100−33=67
   (3) 3の倍数かつ7の倍数  求めるのはn(A∩B)
     3の倍数かつ7の倍数なので21の倍数を探します  n(A∩B)=

  (4) 3の倍数または7の倍数  求めるのはn(A∪B)
     n(A∪B)=n(A)+n(B)-n(A∩B)   重なった部分(A∩B)のマイナスを忘れずに‼
     =(33+14)-4=
43   7の倍数は14個

問2 100人を対象に、2つの提案a,bの賛否を調べたところ、
   aに賛成の人は67人、bに賛成の人は84人、aにもbにも賛成の人は60人いた。
   aにもbにも賛成ではない人は何人いるか。

 解答 この100人の集合をUとして、
aに賛成の人の集合をA、bに賛成の人の集合をBとすると
 n(A)=67 , n(B)=84 , n(A∩B)=60
 
aにもbにも賛成ではない人の集合は  すなわち n()です
  n(A∪B)=n(A)+n(B)−n(A∩B)=67+84−60=91
  よって n()=n(U)−n(A∪B)=100−91=9 
9人…答