@llnightnippon.com 2002.4/8-1 2  3  4  5  6 

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ぼくはガンダムから人生を学んだ。Gacktのオールナイトニッポンcom。

ということで、え〜、ガンダムの魅力。これ、東京都中野区エースキラー。

ガンダムで一番いいなと思うところは、ひとが簡単に死ぬところです。
こんな書き方をするとヤバイ人のように思われるかもしれませんが、
ぼくはいたって普通です。ぼくが言いたいのは、ほんとうの戦争だったら、
重要人物であろうがあっけなく死んでしまうということです。
それをファンタジーに限らず
小説などでも、主人公の仲間はなかなか死ななかったり、
死ぬときはやけにドラマチックであったり、ぼくは嫌いです。

ひとが死ぬときってもっとあっけないものだと思うし、死を美化するのはよくないと思う。
ガンダムではそういうところがリアルで、すごく好きです。ほかには空の色。好きです。」

F:なんですか、それ最後のは、よくわかんないな。空の色好きです。
ああでもやっぱり、ガンダムのポイントの一つですよね、人の死って。
だって、リュウさんなんか、レギュラーじゃないですか本来は。ホワイトベースの仲間で。
で、早いうちに死んじゃいますもんね。


G:ぼくあれびっくりした。
F:ぼくもあれびっくりした。
G:すごいですよね。

F:ショックでした、やっぱりそれは。マチルダさんもそうですし。。。
いいひとみんな死んでっちゃうんですよね。


G:
いいひとは早く死ぬんですよね。。。
F:そうなんですよね。っていうか、だからそうやって見せちゃうアニメ。。
子供をターゲットにしてたらそういうのしないですもんね。どっちかっていうとタブーだから。
G:確かに。
F:いい人が死んじゃうっていうのは。悪い人はみんな死んじゃうけど。
そういうのはね、だからガンダムの場合は多いですよね。

G:でも結構世の中でも言いますよね。なんかこう、素敵なひとは早く死んじゃうとか。
いいひとほど、先に行ってしまうとか。

F:憎まれっ子世にはばかるですよね。
G:ふふ。。
F:むかしのひとはよくいいますけどね。

G:そうね。。ゼーダガンダムのころなんて、
なおさらもっとあっけなく人が死ぬようになってしまったでしょう?
ぼくあれには結構衝撃でしたけどね。まだガンダムって、
人が死んでしまったことに対して、アムロがマチルダさんをずうっと思っていること、
続けてあるでしょ。でもゼーダガンダムって死んだものに対して全く触れないっていう。。。
シーンがすごく。それに対してぼくびっくりしましたけどね。

F:そのほうがリアルかもしれないですね。

G:でも現実って、そうなのかもしれないですよね。え〜、これは、カオル。メールですね。

「Gacktさんに見ろといわれ、さっそくビデオ、ファーストガンダム1巻から3巻を借りてきました。
人生の縮図の意味、わかりました。すごいですね。ひとことひとことのセリフが重い。
こんなにブラックなアニメだとは知りませんでした。はまりそうです」

F:全然知らなかったんだ。GacktさんそんなにPRしてくれてるんですか、見ろとか言って。
G:あのね。。。先週言ったんですよ。
F:そうなんですか。え、先週言って3巻見たの、この人。すごいな。

G:とにかくきょう、お話するじゃないですか。
きっとぼくマニアックな話になると思ったんですよね。
で、見てない子や知らない子からすれば、ぼくと同じですよ、
ガン、ダムか、ガンダ、ムかわかんないという。もう、アムロってなにみたいな。
そういうひともいると思うんですよね。見たほうが早いじゃないですか。

F:安室奈美恵さんかと思っちゃいますよね。
G:それはいないと思うんですけど。
F:あ、そうですか。ちぇ!

G:ふふふ。。。そう、もっと話したいんですけど、もうお別れ、ということで。
F:あ、もう時間ないんですか。ひとつPRしていいですか?
G:もちろん。

F:最近あんまりアニメはやってないんですけど、
アーケードゲーマーふぶきっていうのがDVDでやってるんですけど、
謎の人っていうのをやってるんですよ。
あの、昔、ゲームセンターあらしっていうアニメがあったんですよ。
そのあらしが大人になって、ふぶきっていうのは女の子で主人公なんですけど、
そのふぶきを応援する影の人なんですけど、実はあらしの大人の姿いう。
それをぼくがやってるんですけど。あと明日から始まるサバイバーっていうテレビなんですけど、
毎週火曜日夜7時から始まるんですけど。ぼくはナレーションをやらしていただいて。
結構おもしろいんですよ。無人島で16人の老若男女が過酷な環境を生き延びて、
最後に残ったひとが1000万円もらえるっていう、アメリカ版であったやつなんですけど。

G:アメリカ版知ってます。
F:この日本版で始まるんですよ。
G:あのひとりひとり審査して、落としていくやつ。
F:そうそう、審査して追放していくんですよ。

G:結構みててきついやつですよね。
F:きついきつい。でもね、感動もする。
G:おもしろそうですよね。
F:おもしろいんで、ぜひ見ていただきたいと。PRタイムでした。

G:きょうほんとに、お会いできてよかったです。
F:Gacktさんこんなにはまってるとは思わなかったです、ぼく。
G:あのぼく普段こう。。。ガンダムトークってしないようにしてるんですよ。
F:あえて?

G:あの。。。ぼくにとってガンダムトークっていうのはお酒飲んだときの、あの、
共通の言語なんで。
F:共通の言語!?
G:あの。。
お酒飲んだときに仲良くなれるかなれないかの基準が、
ガンダム知ってるか知らないかなんで。

F:ガンダム知らないひととは飲まないみたいな。
G:で知ってても、あの。。。必ず聞くんですよね。きみはどっちって?
で、ぼくは連邦だっていうと、帰ってって。
F:ジオンが好きなの?
G:あ、
ぼくはジオン軍の人間なんで。

F:なんだそりゃあ。そうだったんですか?じゃあぼくじゃなくて、
池田さん呼んだほうがよかったじゃないですか。

G:ふふふ。。。いや、ほら。初めて。こう直接。。。想いを聞きたくて。
F:これから毎週ガンダムの出演者呼ぶんじゃないですか、大丈夫ですか。

G:そんなことしたら、もうずっとそればっかりになっちゃいます。
ぼくこんなに興奮してしゃべることないんで。これでも一応興奮してるんで、ぼく。

F:いや、ああ、そうですよね。
G:してるんですよ、これでも。まあね。。。
ガンダムを見てないひとに、ぜひ、古谷さんからひとこと。

F:ガンダムは人生の縮図ですので、ぜひ見てください。
G:ああ。。。もう少し、お話したかったですけど。
F:あ、じゃあ今度お酒のみながらしません?
G:いいですか?

F:ええ、ぼくも好きですから。
G:
ぼくの仲間はみんなジオン軍ですけど、いいですか?
F:連邦連れてきます、じゃ。
G:そうですか。そんなわけで。。ありがとうございました。

F:ありがとうございました。。。
まだぼくには帰れるところがあるんだ。
こんなにうれしいことはない。わかってくれるよね。


G:今夜のゲストは声優の古谷徹さんでした。
西暦2002−4−8。この日、Gacktと古谷徹の間に友好協定が締結された。

F:ははは。。。

G:なんか嘘くさいな。。。
F:嘘くさい。。。おかしいって。。。(笑)

(CM)
ニッポン放送LFRをキーステーションに全国36局ネットで生放送。
Gacktのオールナイトニッポンcom。
(CM)
 
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