@llnightnippon.com | 2002.4/8-1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
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日本の若者を救うべくガンダムが、そしてアムロが立ちあがった。 Gacktのオールナイトニッポンcom。 え〜、メール来てます。宮城県仙台市青葉区。。。アルテンシア。 F:ふっ。 G:「アムロの気持ちが痛いほどわかる私は、まだまだ子供だなと思います。 ガンダムは我慢とか、厳しさとか、規律とか、 大人にとっての必要最低限のことを自己中な子供にわからせてくれるアニメだと思います。 ガンダムで成長した人といえばアムロですけど、わたしはカイさんの成長ぶりにも感動しました。 ミハルをなくしたあとにジャブローでいうセリフが、たまらなく好きです。 カイさん、一番好きです。人間味あふれてて、かっこいい」 。。。。う〜ん。。覚えてます、これ? F:え?カイさんがミハルをなくしたあとに? G:あの、ミハルが爆風でとんじゃって、そのあと。。。 F:泣きながら? G:ええ、泣いて。そのあとで、ミハルの死を乗り越えて、モビルスーツに乗りながら、かな? F:ほう? G:でもこのセリフって難しいんですよねえ。。 F:ああ、覚えてないです、やってください。 G:いや、ぼくできないんですよ、ここだけ。 F:え?カイ得意なんでしょ? G:あの、カイはばかにする系だけしかできないんですよ。 F:ああ、なるほど。 G:ばかにする系と、あとあの、卑猥なことをいう系。 F:卑猥なことっていいましたっけ。 G:あのこれぼく自分で勝手にアドリブでいってるんですけど。 F:ああ、そうか。なるほどね。 G:そういう感じのものはね、一応できるんですけど。 あの、さっきも話したじゃないですか。やってみますか。 F:いいですよ。 G:いいですか。 F:はい。。。。カイさん、ぼくはあなたの全部が好きというわけじゃありません。 でも、いままで一緒に戦ってきた仲間じゃないですか。 G:そういう言い方好きだぜ、アムロ。まあ、元気でやれよ。 F:はははは。。。なるほど、うまいうまいうまい。ニュアンス出てますね。 G:ふふふ。。。 F:うんうんうん。。 G:これ緊張するなあ。。いままでで一番緊張してるかもしれないなあ。。 F:そうですか。なるほどね。古川さんってぼくと同じ事務所の役者なんですけどね。 G:ぼくね、カイっていうひとのその、出て行く瞬間のセリフとか、すごい好きで。 F:ほう? G:あの。。。たとえば「セーラさん、愛してるよ!」とか F:ああ、はいはいはい。 G:ああいう感じの、戦争に行く人が、なんてこといいながら飛び出していくんだろうっ ていうふざけた感じと、でも実際戦場に行ったときのすごい緊張して、 ひとりでぶつぶついいながら、自問自答してる感じが大好きで。 F:そうですよね、カイってアムロよりも戦争が嫌いっていうか、こわがりで。 だけど、仕方なく、やってるみたいなところありましたよね。 わざとそれで、別にその本気じゃなくて憎まれ口をたたいちゃうっていう、 ちょっと照れ屋なところ?ナイーブさありましたよね、彼ね。 G:で、真剣になったときってめちゃくちゃかっこいいでしょ、彼って。 F:ほう?かっこいいですか?ぼくはあんまりわかんない。。。 アムロが真剣になったときとか、シャアが? シャアはみんなかっこいいっていうじゃないですか。誰でも。 G:だめですよ、それ? F:だめですか? G:だめじゃないですか、それ。 F:え、なんで? G:やっぱり、あの、アムロとかシャアって、かっこいいところ用意されてるでしょ。 F:用意されてる。 G:キャラクターとして。そうじゃないキャラクターがかっこいいなあと思う瞬間って、 ガンダムの醍醐味だなあって。思うときってあるんですよね。 F:そうなんだ!なるほど。やっぱり、客観的に全体を見てるから、 自分はこのキャラクター好きみたいのが出てくるんですね、きっと。 ぼくはやっぱりはいりこんでるっていうか、アムロしか見てないから。アムロの目でしか見てないから。 G:なるほどね。 F:ほかはそういうふうに思えない。 G:その。。。古谷さんから見た、じゃ、ガンダムって、 子供たちや見ている人に、何を教えたのって聞かれたら、なんて答えるんですか? F:やっぱり。。。あの。。。人間の脆さとか?弱さ?それと醜さ。 いかに人間がちっぽけなものであるかっていうようなことを、教えてくれてて、 こういう未来を作らないでほしいっていうメッセージだと思う。 G:はあ。。なんかアムロとしゃべってるみたいだな。。。 F:そんなことないですよ。 G:なんかいいですねやっぱり。。。なんかね、 あの。。。ほら、遊園地行ったときに。こういうやつわかります? F:ああ、船みたいな形してて? G:ええ。バイキング。あれ、乗ったことあります? F:ありますあります。 G:あれの先端に乗ったことあります? F:一番恐いとこですか? G:そうです。 F:ああ。。。1回くらいあるかな。 G:あれに乗ってると、こうすごく胸がきゅんとなるのわかります?あの、初恋に似た? F:ははは。。。 G:あまーいこう、きゅーっと。。。 F:甘酸っぱいような、胸が苦しくなるような。。。 G:そんな感じですよ、いま。 F:そうなんですか?ちょっと待ってくださいよ。 G:胸がきゅーんとなってて。。。今ドキドキしてますよ。 F:そうですか? G:ぼくはね。。。まあ、ガンダムを見て、感じたこといっぱいあるんですけど。 ぼくがガンダムを見て感じたこと、さっきもいったようにその脆さとか、 人の弱さだったり醜さだったり傲慢さだったり、そういろんな感情が 上手に表現できてるってことをぼくはすごく感じて。 やっぱり、はまっちゃったんですよね。 で、その中でその。。。ぼくが、まあ。。。一番っていうわけじゃないんですけど、 あの漫画を見てて面白いなと思ったのは、ひとそれぞれ考え方って違うじゃないですか。 で、どれがあっててとかどれが間違っててってとかいうのも違いますよね。 で、実際に結構、いわゆる共産主義と資本主義とか民主主義の、 当時アメリカとソビエトの冷戦だったりとか、 そういうのモチーフにしたりっていう部分、まあわかんないですけど。 F:まあ、ジオンと連邦ってそうですよね。 G:そういう中で、お互い自分たちの生活の目線やまあ、立場の目線でものごとを見てて。 でも結局見てる子供たちって、どっちが正しいとか間違ってるとかってわかんなくなるでしょ? でも結局、あれを見てて、ぼくは見始めたのはかなり大人になってからなんで、 どっちが正しいとか間違ってるとかじゃなくて、どっちとも生活があって、 どっちにも考え方があって、で、個人によってもまた考え方が違っていて、 で、その個々の考える中で、自分たちがこうなんだよ、ああなんだよって 普通にぶつかりあえるレベルであれば、問題はなかったのに、 結局国っていうレベルになってしまったせいで、 ああいうふうな悲劇が起きてしまったんじゃないのかなって。 それに対して正しいとか間違っているとか言い出してしまった時点で、 結局、世の中ってああいうふうに戦争になったりとか、してしまうんじゃないかなあって。 F:それぞれにとっては正義なんですよね。両方ともね。 G:そうなんですよね。実際にね、客観的に見ると、 その、映像の中でも、ブライトとかがすごいこう、まあ。。ギレン、ザビの演説を聞いて、 いきなり怒り出していったりとか。で、それに対してシャアは、ガルマの死に対してすごいこう、 お酒のみながら、自分はジオンの人間で、でも復讐するためにいて、 みたいな複雑な環境の中で、聞いてる立場があって、 それぞれの発するセリフや発する態度が全然違うじゃないですか。そこらへんがぼくはすごい好きで。 F:そうですね、ガンダムに出てくるキャラクターってそれぞれがすごく個性的で、うん。 みんな、なんていうのかな、いろんな背景がありまよね。だから魅力的なんでしょうね。 G:うん。。。なんか。。。ガンダム。。 ぼくたぶんね、世の中にある映像作品の中で、 一番生きててガンダム見てると思うんですよ。きっと。 F:ああ。。。何度も見たってことですか? G:5、600回見てるんじゃないかと。 F:そんなに。。。うそ?そんなに見てるんですか? G:もうワンシーンなんて、すりきれるくらいもう、見てるんですよ。 リピートリピートって。きっと見てると思うんですよね? F:ほかにもいろんな作品あるじゃないですか。 G:たとえば? F:エヴァンゲリオンだとか、ちょっとタイトル的にはそういう現象になったそういう作品とかね、 もうちょっと前だとヤマトだとか。 G:ああ。。。ヤマトはね。ガンダムを見たあとに。。。ぼく結構アニメってだめで全然。 F:あ、そうですか? G:嫌いだったんですよ。嫌いだったというか、小さいころ全然テレビ見なくて。 まったくテレビを見る環境で育ってなかったんですよね。 F:テレビなかったわけじゃないですよね。 G:テレビはあったんですけど、ずうっとNHKがかかってる状態で。 F:ああ、ご両親そういう。。。 G:ええ。で、全然テレビをぼくらは見る環境じゃなかったんですよね。 で、大人になってから、まあ、アニメってものをたまにチラチラっと見ると、 話の途中って絶対わかんないですよね。で、子供だましっぽく見えちゃって。 頭だけませちゃってて。でまったくそのアニメってものに興味がなくて。 で当時リアルタイムのときにガンダムってのが流行ってた時期? まあガンプラとか、いろいろありましたよね。あのときとかね、もうほんとにうざくって。 F:ええ? G:なんだよ?っていう。。。ガンダムってなんだよみたいな。 F:なんでそんなに夢中になるんだなんていうふうに見てたんですか。 G:みんながガンダムって言葉は違和感なく、ガンダム、ガンダムっていうわけでしょ。 でもその文化にないぼくからしたら、ガンにダムなのかガンダ、ムなのか、 いろいろ考えて、でガンダムってなにって話すると、 「いやロボットが」とかそういう説明しかできないから。 なんだ子供だましの漫画か、みたいな部分で。 で大人になってたまたま映画が大好きで、レンタルビデオの映画をすっごい借りて毎日見て。 F:ああ、実写の映画。邦画ですか洋画? G:邦画も洋画も両方。でもう見る映画がなくなっちゃって。 F:あ、そんなに見てたんですか。 G:それくらい見てて。ぼく昔から夜寝ないんですよね。 でもう、夜中はずっと映画の時間で、で、映画で締めるみたいな。 F:え?昼間は寝てるんですか? G:え、昼間は仕事で。 F:寝る時間はどうするんですか? G:ぼくは寝る時間は2時間とか。 F:ほんとに?死にますよ、それ。 G:ねえ? F:よく生きてますね。 G:何ででしょうね? F:いやあ。。。そうですか。 G:昔からですよね。で結局、アニメコーナーしか残らないでしょ、最後は。 F:ああ、もう見切っちゃったから全部。 G:そうそうそう。で、アニメコーナーしか残ってなくて、アニメコーナーに行ったら、ガンダム。 F:ふんふん。。 G:で、書いてて、で、自分的に悩んでたんですよね。 そのときこう、ガンダムと書いてあるんですけど、映画版しかなくて。 めぐりあい宇宙とか、3作品並んでて。まあ、聞いたことアニメだから、 見てみようと思って見てみたら、わけわかんなかったんですよ。 F:はあ。。。 G:ほら、映画版ってとんでるでしょ、話が。 F:まあダイジェストですから。 G:ですよね。まったくわけわかんなくって。ぼく結構キレたんですよね。 最初から最後まで見て3本。で、キレたんですよ。話がまったく読めなくって。 F:ほんとは子供だましだと思ってたアニメが理解できなかった。 G:まったく理解できなくって。話のつながりが見えなくって。 F:で、くやしかったんだ。 G:で、それで友達に電話して、テレビ版、持ってるかって。 F:あ〜、なるほどね。 G:という話になって、テレビ版を見て、すごいってはまっちゃって。 それからずうっとこう、テレビ版を探しては見てってことを繰り返しているっていう。。。 F:ふうん。。なるほどね、そうだったのか。 G:そんなわけで。。。。 じゃあ、CMのあとは、たくさん来たメール、ちょっと読んでみようかな? (CM) |