"Mick Fleetwood & Friends Celebrate The Music Of Peter Green And The Early Years Of Fleetwood Mac" Mick Fleetwood (P)&(C)2020 BMG(輸入盤) |
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BMGCAT454TCD-1 |
DISC ONE : BLU-RAY CONCERT FILM 01. Rolling Man lead vocal: Rick Vito 02. Homework lead vocal: Jonny Lang 03. Doctor Brown lead vocal: Billy Gibbons 04. All Your Love lead vocal: John Mayall 05. Rattlesnake Shake lead vocal: Billy Gibbons, Steven Tyler 06. Stop Messin' Round lead vocal: Christine McVie 07. Looking For Somebody lead vocal: Christine McVie 08. Sandy Mary lead vocal: Jonny Lang 09. Love That Burns lead vocal: Rick Vito 10. The World Keep On Turning lead vocal: Noel Gallagher 11. Like Crying lead vocal: Noel Gallagher 12. No Place To Go lead vocal: Rick Vito 13. Station Man lead vocal: Pete Townshend 14. Man Of The World lead vocal: Neil Finn 15. Oh Well (Pt.1) lead vocal: Billy Gibbons, Steven Tyler 16. Oh Well (Pt.2) lead guitar: David Gilmour 17. Need Your Love So Bad lead vocal: Jonny Lang 18. Black Magic Woman lead vocal: Rick Vito 19. The Sky Is Crying lead vocal: Jeremy Spencer 20. I Can't Hold Out lead vocal: Jeremy Spencer 21. The Green Manalishi (With The Two Prong Crown) lead vocal: Billy Gibbons, lead guitar: Kirk Hammett 22. Albatross guitar: David Gilmour, Rick Vito 23. Shake Your Moneymaker all member, finale DISC TWO : CD-ACT 1 01. Rolling Man 02. Homework 03. Doctor Brown 04. All Your Love 05. Rattlesnake Shake 06. Stop Messin' Round 07. Looking For Somebody 08. Sandy Mary 09. Love That Burns 10. The World Keep On Turning 11. Like Crying 12. No Place To Go 13. Station Man DISC THREE : CD-ACT 2 01. Man Of The World 02. Oh Well (Pt.1) 03. Oh Well (Pt.2) 04. Need Your Love So Bad 05. Black Magic Woman 06. The Sky Is Crying 07. I Can't Hold Out 08. The Green Manalishi (With The Two Prong Crown) 09. Albatross 10. Shake Your Moneymaker Mick Fleetwood- - -drums Andy Fairweather Low- - -guitar,vocal Rick Vito- - -vocal,guitar Jonny Lang- - -vocal,guitar Ricky Peterson- - -keyboards,vocal Dave Bronze- - -bass Zak Starkey- - -drums with Neil Finn- - -vocal,guitar Noel Gallagher- - -vocal,guitar Billy Gibbons- - -vocal,guitar David Gilmour- - -vocal,guitar Kirk Hammett- - -guitar John Mayall- - -vocal,keyboards Christine McVie- - -vocal,keyboards Jeremy Spencer- - -vocal,guitar Pete Townshend- - -vocal,guitar Steven Tyler- - -vocal,harmonica Bill Wyman- - -bass |
2020年2月25日、イギリス、ロンドン・パラディウムで行われた、ミック・フリートウッド主催のピーター・グリーンのトリビュート・コンサートを収録したブルーレイ(Blu-Ray映像)とCD2枚組のライブ・アルバム”Mick Fleetwood & Friends Celebrate The Music Of Peter Green And The Early Years Of Fleetwood Mac”です。 なかなか豪華な出演者ですが、ミック・フリートウッド(ドラムス)を中心とした即席のバンドでは、ベースにデイブ・ブロンズ(元プロコル・ハルムなど)、ギターにアンディ・フェアウェザー・ロウ(元エーメン・コーナー、元フェアウエザー、その後セッション・マン)、リック・ヴィトー(元フリートウッド・マック)、キーボードにリッキー・ピーターソン(ジャズ系でデイヴィッド・サンボーンのバンドなど)などとなっているようです。 最初から映像を見ているとシンガー・ソングライターのジョニー・ラングがギターとボーカル、リンゴ・スターの息子、ザック・スターキーがドラムスでこの即席バンドに参加しているように感じます。 出演順に、ビリー・ギボンズ(ZZトップ)、ジョン・メイオール(ブルースブレーカーズ)、 スティーヴン・タイラー(エアロスミス)、クリスティン・マクヴィー(フリートウッド・マック)、ノエル・ギャラガー(元オアシス)、ピート・タウンゼント(ザ・フー)、ニール・フィン(クラウデッド・ハウス、フリートウッド・マック)、デヴィッド・ギルモア(ピンク・フロイド)、ジェレミー・スペンサー(元フリートウッド・マック)、カーク・ハメット(メタリカ)、多分18曲目の”ブラック・マジック・ウーマン”が終了した時に現れたベーシストのビル・ワイマン(元ローリング・ストーンズ)などとなっているようです。 ミック・フリートウッドはもちろんですが、若いころはハンサムだったリック・ヴィトーが、ボーカルにあの独特な変形ギターやスライド・ギターにと大活躍なのが光っています。 ジェレミー・スペンサーも円熟したスライド・ギターとボーカルは、なかなか渋くて素晴らしいです。 他ではデヴィッド・ギルモアの演奏が、やはりピンク・フロイド風になるのが興味深いです。 なお肝心のピーター・グリーンは、この年7月25日に亡くなっていますが、このコンサートには不参加だったんですねえ。 以下曲目紹介です(これは結構大変でした) 1曲目「Rollin' Man」は、1968年のフリートウッド・マックの第2作「ミスター・ワンダフル」収録曲で、ピーター・グリーンなどの作品です。 2曲目「Homework」は、1969年のフリートウッド・マックのスタジオ・ライブ盤「ブルース・ジャム・アット・チェス Vol.2」収録曲です。 3曲目「Doctor Brown」は、「ミスター・ワンダフル」収録曲で、ネット検索ではバスター・ブラウン(Buster Brown)の作品のようですが、このライブ・アルバムのデータでは"Glasco"名義になっています。 4曲目「All Your Love」は、ジョン・メイオール&ブルースブレーカーズの1966年の「ジョン・メイオール&ブルースブレーカーズ・ウィズ・エリック・クラプトン」の冒頭の曲です。 オーティス・ラッシュ(Otis Rush)の作品のようです。 5曲目「Rattlesnake Shake」は、1969年のフリートウッド・マックの名作アルバム「ゼン・プレイ・オン」収録曲で、ピーター・グリーンの作品です。 6曲目「Stop Messin' Round」は、「ミスター・ワンダフル」収録曲でピーター・グリーンなどの作品です。 7曲目「Looking For Somebody」は、1968年のフリートウッド・マックのファースト・アルバムからでピーター・グリーンの作品です。 8曲目「Sandy Mary」は、初期フリートウッド・マックのライブ・アルバム「ライヴ・アット・ザ・ボストン・ティー・パーティ、パート3」などの収録曲で、ピーター・グリーンの作品です。 9曲目「Love That Burns」は、「ミスター・ワンダフル」収録曲でピーター・グリーンなどの作品です。 10曲目「The World Keep On Turning」は、ファースト・アルバムからでピーター・グリーンの作品です。 11曲目「Like Crying」は、「ゼン・プレイ・オン」収録曲で、ダニー・カーワンの作品です。 12曲目「No Place To Go」は、ファースト・アルバムからで、チェスター・バーネット(Chester Burnett)の作品です。 13曲目「Station Man」は、1970年のフリートウッド・マックの「キルン・ハウス」収録曲で、ジェレミー・スペンサー、ダニー・カーワン、ジョン・マックヴィーによる共作です。 14曲目「Man Of The World」は、1969年発売のシングル盤で、ピーター・グリーンの名作です。 CDアルバムでは「The Best Of Peter Green's Fleetwood Mac」などに収録されています。 15曲目と16曲目の「Oh Well」も1969年発売のシングル盤で、ピーター・グリーンの作品ですが、大作でかつ名曲です。 この曲はCDオリジナル盤「ゼン・プレイ・オン」収録曲ですが、オリジナルLPの「ゼン・プレイ・オン」のコンセプトとは違い、どちらかと言えば無理やり収録された感じです。 17曲目「Need Your Love So Bad」は、1969年のフリートウッド・マックの「聖なる鳥」収録曲で、リトル・ウィリー・ジョン(Little Willie John)の作品となっているようです。 18曲目「Black Magic Woman」も当初はシングル盤で発売されていますが、「聖なる鳥」や1969年発売の「英吉利の薔薇」などに収録されていて、ピーター・グリーンの作品ですが、ラテン・ロックのサンタナ(Santana)がカバーして大ヒットしている名作です。 19曲目「The Sky Is Crying」は、エルモア・ジェームス(Elmore James)などの作品です。 20曲目「I Can't Hold Out」は、1969年の「ブルース・ジャム・アット・チェス Vol.1」収録曲で、エルモア・ジェームス(Elmore James)の作品です。 21曲目「The Green Manalishi (With The Two Prong Crown)」は、1970年発売のシングル盤で、ピーター・グリーンの作品ですが、サイケデリックな曲で、ジューダス・プリースト(Judas Priest)などもカバーしているようです。 イギリスで発売された当初のLPの内容を再現した2013年発売の「ゼン・プレイ・オン」などにも収録されています。 22曲目「Albatross」も当初はシングル盤で発売されましたが、ピーター・グリーンの作品で、「聖なる鳥」や「英吉利の薔薇」などに収録されてるインストルメンタルの名曲です。 23曲目「Shake Your Moneymaker」はウキウキするような楽しい曲ですが、ファースト・アルバム収録曲で、エルモア・ジェームス(Elmore James)などの作品です。 本作品はいずれも輸入盤ですが、"Super Deluxe Edition Box Set"、"Quadruple LP"(4枚組LP)、本作品(Double CD & Blu-Ray Mediabook)、いかにも貧乏くさい(笑)"2CD Digipak"などがあるようです。 Blu-Rayのトータル・タイムは147分、カラー、映像比16:9、リニアPCMステレオ、5.1 DTS-HD、Dolby Atmos、リジョンコード・フリーなどとなっています。 CDのトータルタイムは、CD1が59分57秒、CD2が55分37秒となっています。 |