まだインターネットも普及していなかった当時のことではありますが、より良い猫砂を求めて店頭で手に入るほぼ全銘柄の砂を試しましたので勝手にそのレポートなんぞ書いてみました。ただし現在では各メーカーさんの努力で改良されている部分もあるでしょうからここに書いたことにつきましては猫砂選びのヒントの一つぐらいに考えて下さるようにお願いします。
シリカの猫砂 のっけからこんなコメントでごめんなさい、このタイプは廃れると思ってました。初めて店頭に並んだ頃のものは臭い、散らかる、吸水しない(トイレの底に尿が溜まる！)と3拍子揃っていて長所と言えば軽いから買ってくるのがラク！ぐらいでした。あまりの臭さと吸水の悪さに閉口して1週間で他タイプに総入れ替えしてもう二度と買うものかと思ったのでその後、購入してません。それでも今はいくつかのメーカーから出ていますのでずいぶん改良されたのかも知れませんね。
木の猫砂 薄いチップ状のものは脱臭性・固まり具合がイマイチですが、小さめの粒状のものは脱臭性・固まり具合ともに優れています。使い始めの香りも良いし軽いから買ってくるのはラクですよ！難点は猫ちゃんの足にもよくくっついて散らかるのと使っているうちにホコリ(木の粉)っぽくなってくるところです
おからの猫砂 脱臭性・固まり具合ともに優れています。そのくせ独特のにおいが......。気になる方は他の銘柄を試されてみては？ホコリもあまり立ちません。そんなに重くはありませんが女性やお年寄りが買ってくるには少し重いかも。猫ちゃんの足にくっつかないものを選べば散らからないと思います。短所は尿の色が分かりにくいところでしょうか。使い始めた頃には周囲からなんじゃそら！と言われた素材ですが、やっぱりヒットしましたね。
紙の猫砂 脱臭性・固まり具合ともに中程度でややホコリが立ちます。固まりが弱いタイプはトイレにも流せます(ただし、少しずつですが)。軽いので買ってくるのはラクですよ！猫ちゃんの足にくっつかないものを選べば散らからないと思います。砂の中身や性質にもよりますが、尿の色が分かりやすいのが長所！
コーヒーの猫砂 パルプでコーティングされていますので紙砂と同様、脱臭性・固まり具合ともに中程度です。軽めなので買ってくるのもラクですよ！適度な重さと大きさであまり散らかりませんが、その猫ちゃんの尿の質によってはコーヒーと混ざりあってすごい臭いになることがあります。猫ちゃんの体質や体調との相性次第でしょうか。中身がコーヒーだけに尿の色はわかりにくいです。
鉱物(ゼオライト)の猫砂 脱臭性・固まり具合ともに優れていて、昔は人気がありました。ただし重くて女性やお年寄りが買ってくるには難があること、尿の色はわかりにくいこと、ホコリと散らかり具合がひどいこと、体に良さそうでないことからオカラに取って変わられたように思います。
で、究極の猫砂は？ あくまでも個人・個猫的な見解ですが現時点ではオカラタイプと紙タイプをミックスして使うのが良いように思います。紙タイプを入れることでオカラにできない尿色チェックが可能になるからです。配合比率は猫ちゃんの体質・好み・季節・体調・トイレの形状・砂の銘柄によって変わってきます。
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