猫虐待変態男・高柳政男被告公判傍聴記

 横浜市南区永田北○-3-○アサヒハイツG号室の自宅において複数の猫に虐待を加えて死傷させたとして2007年1月16日、横浜市の南署に動物の管理及び愛護に関する法律違反及び99円ショップへの詐欺未遂の疑いで逮捕された無職の高柳政男(S39.9.17生まれの逮捕当時42歳、なぜか本籍は横浜市中区山手町)。この事件の公判が横浜地裁にて同年3月16日・23日に開かれ、検察側は懲役1年6ヶ月を求刑しました。弁護側はそれに執行猶予をつけることを求め、同年4月9日に懲役1年6ヶ月、執行猶予4年の判決が言い渡されました。

 ちなみに犯行現場である横浜市南区永田北○-○-8とは横浜市立永田小学校の隣の隣の敷地に当たります。小学校から僅か数十メートルのところでこのような残忍な犯行が行なわれていた・いるという現実を永田小学校の児童や近隣の方にも知っていただきたく、敢えて小学校名を挙げさせていただいたことをお許しいただければと思います。なお、裁判とは家裁事件などを除き公開が原則であり、犯行現場の所在地も被告人の生年月日もその場で既に公にされた情報です。また、この事件の被害者は猫でありプライバシーの問題が生じないことや高柳の犯行の常習性の(なにしろ根っからの変態ですから)を鑑み他サイト様より若干詳しく記載しました。このヘタレな国ではミーガン法のようなものは当分制定されそうもないでしょう、横浜市南区永田北近辺の方はもちろん、市民や動物達の身は自分で守らなければなりません。

 さて、公判は3回とも傍聴券の抽選が予定されるなど、裁判所は注目度の高い事件として見ていたようです。ちなみにこの前後に横浜地裁で抽選が行なわれたのは神奈川県平塚市で実子を含む5遺体と同居していた事件など大きく報道されたものです。しかし、この猫虐待男の裁判は3回とも80人収容の大きめの法廷が用意されており結局抽選は行なわれずに全員が傍聴をすることができました。

 以下、赤字はぜひとも皆様に参考にしていただきたい箇所ですが青字は傍聴して来た管理人の心のツッコミです。いらんことや過激な意見満載ではありますが、解説なども含みますので必要に応じて読むなりスルーするなりして下さい。

 

**2007年3月16日 第1回公判**

朝一番(10時)からの開廷のためか、はたまた東京地裁のホリエモンの判決言い渡しと重なったせいか、傍聴人は40人程度(猫ボラとおぼしきマダムが多かったようです)と報道関係者が5~6人。なお、横浜地裁のロビーにこれだけの人が集まることはなかなかありません。結果的に傍聴券抽選が行なわれなかったとはいえ、注目度高めの事件であることは間違いないでしょう。

 法廷に入ると、スキージャンプの原田雅彦元選手を弱らせたような細身で色白の弁護人が眉を更に八の字にして書類に目を通しています。傍聴人達にジロジロ見られて目のやり場がなく、書類をフムフムと読んでるフリをしているような???何でこんな変態野郎の弁護人なんてと思ってるのかも知れないが、国選だから仕方ないんだろう。なんか、頼まれたらイヤと言えなさそうな人......やがて検察官が2人で風呂敷包みを計3包み下げて入廷。中身は30センチ近い高さの署名用紙の束でそれが3束、検察官の机の上に並べられます。検察官は一人が声楽家のように立派な体格の持ち主。もう一人は中肉中背で普通の人の印象。多分、開廷時刻を過ぎていたと思うが待ちくたびれた頃に被告人・高柳がお約束のように腰と両手を縛られ、刑務官に挟まれてやって来ました。ぷっ!縛られ姿があまりにも似合い過ぎ、徹底したヘタレっぷりがドMそのもの!これを機に弱いものいじめなんかやめてMに転向しろ、それなら捕まる事もないから。高柳は黒いフリースに茶色いズボン、上下ともに全く重力に抵抗することなくヨレヨレで、しかも左右対称にすら着れていません。肩のあたりはフケが乗っているっぽく、洗髪もしていなさそう。まるで地裁近くの山下公園のホームレスを連れて来たようです。ホリエモンのように高そうなスーツを来てこいとは言いませんが、せめてもう少しましなナリはできなかったのでしょうか.....

 今後の不審者情報の参考のために詳しく書くと、(顔写真はこちら)今どきの43歳にしてはダサく、老けた印象で身長が171~4cm前後か。体型はたるんだ中年太り、ずんぐりとしていて体重にして90キロ代では?以前はガッシリしていたようなので今後も細身になることはないと思われます。頭頂部は既に毛量にボリュームが無く、そこからハゲる見込み丸い四角顔でやや引っ込んだ印象の丸く貧弱なアゴや突き出た閉まりのない厚い唇がポイント、左頬に2個か3個のホクロがあります。目は重たげな一重でお約束通りにダサいメガネ。何に似ているかと言われれば腐ったフナのような.....。なのに、重そうな体とそこから発せられる幼稚っぽい声・話し方とが異常に不釣り合いです。今後、動物を手に入れる際に多少の変装をすると仮定してもわざわざホクロを取ったりアゴや口元の整形までするとはとても考えられません。また、高柳はどの写真でもメガネをかけておりメガネ無しでの生活はできないものと思われます。40代までメガネだったものをコンタクトに変えることもまずないでしょうし、頭髪すら洗わなさそうな男がコンタクトを装着するとはとても考えられません。

 

どの程度の人が集まっているのか、逮捕までこぎつけたボランティアさん達のうち誰が来ているかを確認したかったのか、2人の刑務官に挟まれての着席後、暗く落ち着かない表情で傍聴席を一度だけ見やる高柳。間髪置かずしてその腐った魚のような目には傍聴人達のジロジロ目線が容赦なく突き刺さり、以降、高柳が傍聴席に目をやることはありませんでした。

痩せ型で、真面目な公務員風(真面目な公務員て、えらく矛盾した言葉ですが)の40歳ぐらいの裁判官が登場、まず高柳に名前・生年月日・住所・職業について尋ねる。(良く聞き取れなかったが、本籍は横浜市中区山手町9か199なら高柳姓ではない個人宅、19なら銀行の寮になっています。後述しますが、もちろん高柳に銀行勤めの経歴はありません。ま、本籍なんてどこにしてもいいんですが今後の里親詐欺防止のための情報の一つとして一応本籍も明記しておきました)名前から無職であることに至まで、重そうな体つきに不釣り合いな子供っぽい声質と話し方で素直に?答えていく高柳。

続いてオペラでもそうな検察官が迫力のボディと良く通る声で告訴事実を朗々と読み上げる。(動愛法違反の裁判の場合、裁判官もあまりマジメに取り合わないこともあると言われるが、この裁判官と検察官は真面目に取り組んでおられる印象)動物の管理および愛護に関する法律違反と詐欺未遂での起訴したものであること。猫を貰い受け、自宅にて虐待を加えた(内容については残虐極まりありませんので割愛します)ことについて動愛法44条1項違反。そして99円ショップであるショップ99横浜宮元町店(同じ区内ではあるものの、高柳の自宅からは少し離れている。直近の店鋪は敢えて外しているあたりからしてしっかり計画性があり、判断能力に問題があるとは思えない)に「お宅で買った牛乳をアメショーに飲ませたら死んだ。猫の代金13万5千円を弁償しろ。自分で後で飲んでみたら変な味がした」とアメショーの存在も含めて全て嘘のクレームをつけ金を騙し取ろうとしたが店長がそれに応じなかったため未遂に終わったものである。

裁判官の確認に対し、高柳はこの猫虐待と詐欺未遂の2件について「まちがいありません」と罪を認めた。

続いて検察官が高柳の生活状況について説明する。高柳は単身で婚姻歴はなく、トラック運転手やガソリンスタンド・コンビニの店員などの職を転々としていたが7年ほど前からは生活保護を受けていた。過去に万引きで2回捕まったことがある。最後に「高柳を厳罰に処して欲しいとの署名が8149名分、集まっています」......と検察官が机上の書類の山を示すとじっと斜め下を向いていた高柳がビクッと一瞬、署名の山を見上げ、狼狽した様子で目を泳がせまくる。傍聴人席が気になって仕方ないが、その目線は傍聴人席との間の柵を超えるに超えられないようであった。

堂々たる検察官とは対照的に吹いたら飛んでしまいそうな弁護士は、やはり聞き取りにくい声で犯罪の事実に関しては争わないが、署名は証拠たり得ないと考えていると述べる。それに対し、そういう署名の存在があるという面では、ね......と曖昧ではあるが心には留めておくようなニュアンスの裁判官。

さらに検察官により被害猫の写真や猫を譲り渡した人の証言や獣医師の意見などの裁判所に提出した書面の説明、そして高柳から取った犯罪状況についての調書が読み上げられた。

当然、とても読んで気持ちのよい調書ではない(気持ちがいいという輩はこんなもん見てないで即刻病院へ)のでここでは省略させていただくが、人をだまして猫を何十匹も手に入れ、ペット禁止アパートの自室で猫が死んでも構わないと思いながら次々と猫を手にかけ死亡した猫を利用して99円ショップから金を搾取することを考えついたという。最後に検察官が高柳の部屋から押収した小さな凶器をつまみ上げ、高柳に「これ、誰のですか。返してほしいですか」。そして署名の山を指し「高柳被告を厳罰に処して欲しいという署名がこれだけ届いてますよ。分かりますか、見えますか」といずれも小バカにした様子で問いかけた。

この小気味良い小バカ加減(!)笑って良い場でないのが悔やまれました。開廷そのものも10分以上遅れていたが、ここで時間切れのため第一回公判は終了した。

 

**2007年3月23日 第2回公判**

 この日は1時間以上に渡って、第1回公判と似たようなことをも少し詳しくといった感じだった。

高柳は何やら色んな精神疾患の名前を並べて、そういう病気の僕は差別されるべき存在だが、同じような病気の人に差別されると腹が立つというおかしなことを述べていた。

 

**2007年49日 第3回公判**

主文 被告人を1年6月に処する。但しこの裁判が確定した日から4年間この刑の執行を猶予する

刑が軽い場合はいきなり主文から述べるのが一般的と言われるが、まさにそであった。まあ、それでも執行猶予期間が最大限の4年とされたのがせめてもの救い、この手の判決しては裁判官も頑張ってくれたのでは。判決文の内容は以下の通り。

前回公判でも述べられた事実につき同じような行為を繰り返したこと、暴れる猫を押さえつけることに快感を覚え再びそれを味わうことを動機として嘘をつき猫詐取する犯行を繰り返したことを認定した旨を数分間に渡って述べた。このような動機に同情する点は全く無く、残虐非道な行為であり、社会に与えた影響も大きい。但、被告人がうつ病や人格障害などを持ち、人間的にも未熟な点から執行猶予付きとした

こんな奴は刑務所に放り込むに限るが、日本の甘っちょろい法律ではそれができないので「こいつ、おかしいから」を執行猶予の理由としたというところか。

でもやっぱり再犯は防げなかった。だから、皆さんでこいつを監視して何かしやがったらどんどん通報し、刑務所に送ってやりましょう!

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高柳のツラを見て胸くそ悪くなったのでTOPへ