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ルーブル美術館など |
ヴァチカン美術館など'10.3月新設 | 留守対策など |
このHPの作成者は他に、 「立ち転けと引き起こしの力学・・・転ばない2輪車」というHPも作っています。 ご興味が有ったら覗いて見て下さい 。 |
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ようこそ私のホームページへ このHPの作成者 個人 名前 山中 作成 '08.7. 8 更新 '08.10.8~'23.1.22 このHPはどのブラウザでも見る事が出来る筈ですが、Internet Explorer 11(OS はWidows 11 )で位置合わせをしています。 |
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このホームページの目的 | ||||
数年前、旅行好きの人ばかりが集っている席上、私が「ルーブル美術館の作品を全部観るのには何日位 掛かるんですか?」と聞いたところ、推測的な答えしか返ってきませんでした。大手の旅行業者に聞いてみても同じでした。 人類の偉大なる遺産としての作品を“全部”観ようと思っている人は私ばかりではない筈ですが、その実体験の情報は殆ど無く、嘗ての私と同様に「全部観るには月単位の日数が必要」と誤解して二の足を踏んでいる人が多いのではないかと思います。そこで、少ないながら私の体験を提供させて頂きたいと思い、生まれて始めてホームページなるものを開きました。 マイペースで美術館廻りなどをする旅行は、団体旅行では考えられない事態が発生したり、思わぬ楽しみに出会ったりする為その体験も載せておきました。 また、最後の頁「留守対策など」には、「スロー・フード、スロー・ライフを求めて 」の最後にパック旅行と比較した「個人旅行の費用」も載せています。そういった個人旅行ならではの体験や、ロシアの旅行情報などに御興味がなければ、本文の |
私はロシアとそれを支援する中国の製品を買わない様にしています。 |
或る人のホームページには、「約300万点の“所蔵品”一つ一つを1分間ずつ観て毎日8時間を過ごしても、全部観るのにはほぼ15年かかる」という意味のことが書いて有りました。NHK(TV)も似た様な計算をして、年単位の数字を出していました。《→*》 私は「観るのは所蔵品全部ではなく“展示品”だけなのだから、そんなに掛かる筈はない」と思いながらも、最長7日間入館可能な日程を組んで'07年12月に旅行に出かけました。 結果は2日です。ただし、英語ガイド付きで観なければならない2ヵ所の宝物展示室(別料金)は、閉室時間の関係で見ませんでした。 フランス印象派絵画の部屋は3階に在るのですが、案内図を見て歩いているのにどうしてもその部屋には行けなかったので、所々に座っている人《全て中年以上のご婦人》に質問し始めると直ぐ「『フレンチ・インプレッション』の所に行きたいのだな」と分かるらしく、大きな声でロシア語をまくし立てられました。 全然分からなかったので、こっちも声が大きくなって「この場所(現在地)はこの地図上で一体何処なんですか!」と聞いても、お互いに宇宙人と話しているのと同じなので時間の無駄。その部屋に行くには3階では聞かずに、一旦2階に下りてから聞いて、指差された辺りで別の階段を上がればOKです。 この「エルミタージュ美術館を2日で観終わった」という、私の鑑賞のペース(速さ)についてはルーブル美術館の頁でお話します。 エカテリーナ宮殿の琥珀の間を見たときには、余りの美しさに泣きたくなる様な気分になってしまいました。これを復元した現代の職人気質に共感したのかもしれません。しかし、このエルミタージュ美術館の豪勢な建物や調度品を見たときの感想はちょっと違いました。 貧しさに苦しんでいた兵士や農民の代表が、革命の後この贅沢三昧の宮殿に踏み込んだ時、国王一家を処刑したくなった気持ちが分かる様な気がしました。 【下の写真】の絵は処刑されたニコライ二世が、エルミタージュの大教会で行った婚礼の儀(部分)(エルミタージュ美術館)。 |
【この写真】は聖遺物「聖職者」(12世紀 木、銀、宝石および半宝石)(館内で売られている本「エルミタージュ美術館 館内を巡る旅」より)。 |
* この偽りの情報の発信源は、多分 旅行業者ではないかと思われます。何故ならば、「ガイドを頼んで膨大な作品の中の 大事な作品の所に連れて行って貰わないと、大事な作品を見落としてしまいますよ」と、旅行業者は言いたいからです。 “所蔵品全部”は、館の館長や学芸員ですら見ていないと思いいます。 |
【右の写真】はピカソ14歳のときの、貧しい老夫婦を描いた作品(マラガ美術館)。 |
【上の写真】はレンブラントがサスキアと結婚した年に描いた絵「フローラ」(春と花の女神)(エルミタージュ美術館)。 |
【上の写真】はエカテリーナ宮殿に入る為の行列ですが、これでも旅行シーズンに比べれば待ち時間はゼロに近いそうです《私はガイドさんが付いていたので行列をパスしてしまった様です》。 或るHP《 http://riebe.exblog.jp/10008510/ 》によると、エルミタージュ美術館はネットでバウチャー(クーポン)を購入すると、連続した2日券が割安で手に入る様です。私はそれを知らなかったので、1日350ルーブル(ロシア貨幣)《クレジット・カードなら当時のレートで1,630円》の1日券をそれぞれの日に入り口で買いました。上記HPに(当時)載っていた公式サイトによると1日のバウチャーが17.95ドル、2日のものが25.95ドルですから、私は少し損をした様です。 この公式サイトでクーポンは「2日券」までしかない事から判断しても、「2日で全部観た」というのは順当な事だと思います。 【下の写真】は通称「血の上の教会」で、観光案内書に「世界にもこれだけのモザイク画を有する教会は他にない」と書いて有り、私の記憶では堂内の全ての面が金色を基調としたモザイク画で埋め尽くされていた様に思います。私は1時間くらい観ていました。 天井が高いので双眼鏡が必要です。 |
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この博物館には後で案内図を見てその名前を知ったのですが、なんと「モンスター(この場合奇形)」という展示室が在って、ロシア人もこの部屋目当てに見に来るそうです。 私がこのクンストカメラに行ったときにはそのお目当ての部屋が見つからなかったので、入り口の係員に「ボディ・サンプル展示室はどこか?」と聞いたところ、「今日は開いていない、明日なら開いている」と答えたので、その日の券で翌日も見られる様に「貴女の名前を…」と言ってサインを貰いました。若い女性だったので私の片言の英語でも通じました。 「アナトーニァ」と読むのでしょうか、翌日はその一生忘れられない笑顔で顔パス。急遽「翌日も入館」などという事は個人旅行ならではの事です。 エルミタージュでもそうですが、入り口まで戻らないと英語が通じない様です。 |
* 指揮者は、日本でもお馴染みのワレリー・ゲルギエフ。 筋書きはさっぱり分かりませんでしたが、ヒロインが歌うアリアは「お父さんが結婚を許してくれなければ、ヴェッキオ橋から身を投げて死んでしまう」という、聞いた事のある美しい歌でした。 |
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(大ホール) |
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【右の写真】は雪がチラホラする露天の「民芸品マーケット」で買った小箱です。人間の手ではこれが限界と思われる程の精緻な手書きです。 横幅60(×90×38)mmで、最初の言い値は1万円近かった様な気がします。 |
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白く光っている部分は内部の薄い空気層の反射です。写真の【下部の矢印】で示された昆虫の腹部の様に見えるものも、他の様々な形に見えるものも、横から見ると全て平板状の、琥珀内部の何らかの境界面です。 琥珀の中を実体顕微鏡で良く見ると、それは小さな美術館です。 【下の写真】は「鷹匠の杯」(イラン:陶器)(ルーブル美術館)。 【その下の写真】はイサク聖堂で買ってきたイコン。裏にも絵が描いてあり、折り畳み式。広げた横幅26cm。これも、上記の琥珀も千数百円だった様な気がします。 |
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イコンと言えば二重瞼の、細部まで規制された個性の無いものが殆どですが、このイコンは人間臭く、衣の襞など筆の勢いで描いた様な部分も有り、かなりの名画家が画いたのではないかという気がします(直径24cm)。→* 値段交渉では、それが決裂したかの如く帰りのバスに乗り込んでしまうなどして、最初の言い値の3分の1以下に値切るのに成功しました。 同行の牧師に「最後にもう一度品物を確認した方が良い」と言われて確認したら、別の 全く平凡なイコンでした。要注意です。 飛行機に乗るときの荷物検査で「これは何か?」と聴かれたので「ピクチャー・オン・ウッド」と答えたら、確かめるため拳骨の中指で叩いていました。「木」と言われれば叩いてみたくなる気持ちも分かるので、包装の上に英語で「こちら側が絵のサイド。叩くなら反対側を叩け」と張り紙をして置くべきでした。 |
時間が経つと白っぽくなりますが、オリーヴ・オイルを塗ると深みのある色に戻ります。 |
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【左】のルカの顔も、この独特の良さを取り入れている様に思います。 |
ルカは最初のイコン画家でもあり、画家の守護聖人とされています。 【下の絵】は、ネーデルランドのルネッサンス画家:ロヒールの「聖母を描く聖ルカ」(エルミタージュ美術館)。 |
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