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┣ スパーギヤ・ピニオンギヤ
┣ リヤデフ
■NO.1115132905 への回答より
ボールデフがゴリゴリとするのは、殆どの場合締め過ぎだと思って良いです。
ただ緩すぎるとスリップして前進力が無くなります。滑らずに軽いところが理想ですが、この位置を見つけるのは少し難しいかもしれません。
先ず最初にボールデフが何故スリップしないのか?を知っておく必要があります。
ボールデフは差動時は、ボールの回転で左右のプレートが自由に回転します。
そして前進する時は、ボールとプレートが摩擦でくっついて駆動を得られるのですがボールとプレートとの接触面は非常に小さい為にすぐにスリップしてしまいます。
これを滑らない様にするのが、デフルーブなのです。デフルーブを使用しないといくら強く締めこんでも、すぐにスリップしてしまいます。又デフルーブがたっぷりと入っていると、かなり緩くてもすべりません。
(リヤデフの組み方の説明)
・最初にデフを組むときは、少し面倒ですがデフを一杯に締めこまず少し緩めにして、スリップテストをします。これは前輪を両膝に挟んで押さえ、リアタイヤの両輪を持って前進方向に回してみます。デフが滑っていると、駆動が前輪に伝わらず、後輪のみがまわります。
・そして今度は少し調整ビスを締め込み、またテストを繰り返します。
これでかなりの力をかけても滑らなくなるところが一番良い位置と思っても良いと思います。
・この位置が決まれば、その位置をから少しづつ締め込み、何回転で軽く一杯まで締まるか?を確認します。(たぶん1回転も無い)
・そしてそれが半回転だとすると、次回からは軽く一杯締めこんで半回転を戻した
位置にセットをすれば良いです。
この位置は車によって様々ですが、同じ車では殆ど同じ位置になる筈です。
そして走行させていると、デフが滑り出す様になります。この時多くの人がデフを締め込みますが、これがボールやプレートに傷を付ける原因となる事があります。
一度滑り出したデフは、ルーブが切れて来ている為に、いくら締めこんでもスリップは止まりません。この時はデフを分解してルーブを少し追加してやります。
他は何もしなくても大丈夫です。少し位のザラツキは、ルーブを足して少し走行させれば、スムーズに戻ります。
とにかくボールデフは、”ルーブ命”ですので、メンテは特にボールを変えたりする必要は無く、ルーブ追加だけで相当長く使用出来ます。まずは締め込み過ぎない事です。
デフの締め込み具合でデフを調整する事は殆どありません。もし必要ならばルーブの粘度を変えるべきですが、ルーブの粘度の種類はたぶん販売されていないのでは? と思います。ルーブはシリコンではありません。シリコンオイル等を使用すると、スリップの原因となります。
■No.1120315185 への回答より
(ギアデフ・ボールデフの違いについて)
ギアデフとボールデフ、結論から言えば走行上はあまり大きな違いは感じられ無いと思います。
違いとしては、ボールデフはノンスリップ効果が少しあります。これは内側のタイヤが浮いた時、ギアデフでは外側には殆ど駆動力が掛かりませんが、ボールデフは少し駆動力が掛かります。それともう一つはスリッパー効果です。ギアデフは大きな駆動力が掛かってもスリップをする事はありませんが、ボールデフでは必要以上の力が掛かればボールがスリップして、スパーギア等のダメージを少なくする効果があります。又構造上横方向のスペースを少なくしやすいというのもボールデフの特長と云えると思います。
これらの利点から、現在のツーリングカーでは、殆どボールデフを採用しています。
しかし、メンテを考えるとギアデフの方が有利となるのは事実だと思います。
ツーリングカーでは、上記の特性の違いを感じられるのは、ほんの一握りのトップドライバーだけでは無いかと思います。もしギアデフを製作出来るのであれば、一利はあるのでは...と思います。
■No.1125271708 への回答より
液状のデフルーブ、最近の人は殆ど使用しない様ですが、私は最適だと思っています。しかしもう販売している所が殆ど無いのでは? と思いますが、もしどこかのお店であると言う様な情報があれば欲しいですね。
私が愛用していたのは、デュモアのデフルーブですが、トリニティからも、同じものが販売されていました。
ショックオイル等と殆ど同じ容器に入っています。
これ一つあれば、通常使用では一生使えるのでは?と思えます。10年位使ってもまだ半分位残っています。
■No.1129082788 への回答より
メーカーにより色々と微妙に違いがる様ですが、基本的にはバギー等デフに大きな荷重が掛かる場合には、粘度の高いものを使用し、1/12のレーシング等ではサラサラの液体状のものを使用すると、良い結果が出るようです。
ボールデフは、基本的にはデフルーブでグリップして駆動します。
デフルーブを頻繁に注ぎ足して、デフを締め込み過ぎない様にするのが、上手な使い方です。
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