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・FAX 0237-43-5608
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==ガーデニング・菜園講座==

現在の住宅事情では、恵まれた栽培環境を持った方は少ないのではないでしょうか?

プランター栽培は、ベランダや玄関先でも場所を選ばず花を育てたり野菜が収穫できます。

あなたも、プランター栽培に挑戦してみませんか?


◎プランター

    ●プランター栽培には、長所と短所があります。

    • 長所
       
      広い場所がなくても省スペースで栽培できる。
       手軽にプランターを移動できる。
       土の容量が少ないため、作業がしやすい。

       
    • 短所
       プランターの容量により、栽培するスペースが限られている。
       通気性や保温性が悪い。

       
    • プランターには浅型、深型など種類が多数あります。 栽培期間が比較的長い豆類、根菜類を栽培するときは、深さが30cmぐらいの土が多く入るタイプをオススメします。
       
    • 葉菜類のように、栽培期間が比較的短い野菜や花などを植える時には、深さ20cmぐらいの一般的なタイプで十分です。

◎プランターに適した作物

プランター栽培できる野菜の代表的なものとして、

  • ホウレンソウ、 コマツナ 、ジュンギク、 ミニトマト 、キュウリ、イチゴ、インゲン、枝豆等

◎土づくり

●土の種類

  1. 土には鹿沼土や赤玉土など多数種類がありますが、それぞれの土を混合して土を作ることは結構手間がかかります。
     
  2. そこで、ホームセンターなどには、あらかじめ混合されている市販の混合培養土も販売されており、 これを使用するのが失敗が少なく、手っ取り早い方法です。
     
  3. ただし、市販の混合培養土の多くは、すでに肥料が混合されていますので、肥料をやりすぎないよう注意して下さい。
     
  4. 肥料の入っていない培養土を使用する場合は、植付けや種まきを行う前に必要量の肥料を全体に混合してください、 おいしい野菜を栽培するポイントです。
     

    ●土の入れ方

    • 植付け時は、プランターの上から10〜15cmくらいまでに、浅めに土入れして、追肥をするたびに土も入れて、増し土して下さい。

◎種まき・植付け

●土の準備ができたら次は種まきや苗の植付けです。

  • ミニトマトなどの果菜類は、種から育てることが難しいので、苗を購入することをおススメします。

    ●種まき

    1. プランターに培養土を入れ、プランターの隅々までしっかりと土が詰まるように、手のひらで固く押しつけ、容器の80〜90%程度詰め込んで表面を平らにならします。
       
    2. プランターの端から約5センチの所に、幅1センチ、深さ5ミリ〜1センチぐらいの種まき用の溝を、指か棒で切ります。
       
    3. 溝に1〜2センチおきに、1〜2粒ずつ種をまき、種子が隠れる程度に土で覆い最後に水をたっぷりと与えます。
       
    4. 種をまき過ぎると、後の生育が悪くなりますので、多くまき過ぎた場合は発芽後に間引きをします。
       
    5. 種をまいた後は覆土しますが、覆土が厚くなり過ぎないよう、種が軽く隠れる程度に覆います。 水やりはじょうろを使い、プランターの底から水が出るまで十分に水をかけます。
       
    6. 種まきが終ったプランターは、芽が出るまで日陰の乾きにくい場所に置いて、発芽後日当たりの良い場所に移動します。 

    ●植付け

    1. 苗の植付けは、苗をプランターに植えて水をかけ、日の当たる場所に置くだけですが、深く植えすぎないよう、 苗が植えてあった鉢土の深さで植えることに心がけましょう。
       
    2. 苗の株数は65cm幅のプランターで2〜3本程度です。

◎追肥

    1. プランターという狭い場所では、肥料が流れやすく、生育期間は元肥だけでは足りません。そこで追肥が必要となってきます。
       
    2. 追肥の間隔は2〜3週間に1回程度。出来れば追肥場所は同じ場所にせず、場所は変えて行う。

◎水やり

  1. 水やりを忘れて乾燥させてしまったり、水をかけ過ぎて過湿にしてしまうことがあります。
     
  2. 水やりのタイミングは、土の種類によって異なるため難しいですが、「土の表面が乾いたら水を十分に与え、次に乾くまで絶対に水やりをしない」ことを頭に入れておきましょう。

 

◎切り戻し(ピンチ)

  1. 切り戻し」とは、新しい良い芽を増やし花数を多くするために、今伸びてきている芽を摘み取ってしまうことです。
     
  2. 日あたり、風通しをよくして、新しい脇芽の発生を促すと同時に、整姿するために茂りすぎた茎葉を切り取りましょう。
     
  3. 大胆に行うことがかんじんで、草丈の1/3程度を残してばっさりやってみましょう。
     
  4. そうすると、切り取られたところの脇から、二倍三倍もの新芽が出てきて、やがて大株になり小さく弱々しかった花苗が大変身します。
     
  5. 切り戻しをした後は、株元を掃除し、その後薄い液肥を与えておきます。

 

◎花柄摘み

  • 咲き終わった花の残骸を、そのまま放置しておくと、タネを結んで株の老化を早めたり、灰色かび病を誘発したりするので、早めに摘み取るようにします。

この作業を「花がら摘み」といいます。


 

◎病害虫対策

  • 病虫害の防除は、結構手間のかかる仕事ですが、スプレー式や粒状の農薬など使用方法の簡単なものもホームセンターや園芸店で売られていますので、病虫害を発見したときは早急に防除しましょう。