今日は出来過ぎ!那珂川ヤマメ
6月に入りようやく那珂川のあちこちから良型ヤマメの釣果が聞こえてきましたが、私はなかなか都合がつかず釣りのタイミングを逃していました。
今週は仕事が早番のため朝練を予定していましたが、釣行前日に上流部で降った雷雨による急な増水と濁りでコンディションが悪く、 結局釣りに行けたのは火曜と金曜だけでした。その金曜日にいつも通っていたポイントで私の下流にいたアングラーに40アップのヤマメがヒット。 私にはノーバイトでしたが、魚のライズがいつもより激しく、ライズする魚もデカイのが気になっていました。
金曜日の釣果やアングラーとの会話、また私の過去の実績を踏まえて魚がこのあたりに移動していることは確実です。 なので、今日は気合を入れて薄暗いうちから釣りを開始することにしました。
概況
いつもの釣り場には3時半に到着。同じタイミングで、前日40アップを獲ったアングラーも前日と同じポイントに入りました。 私も準備を済ませ、前日と同じポイントに入ります。
この時間なら魚は足元カケアガリに居るはずなので、川へは慎重にアプローチします。まずは、足元をそっと探るために5gのスプーンで流します。 流芯付近を探ったあと、徐々に下流へ移動します。
水深のある場所で反応がないので、今月2日にヤマメをヒットさせたヒラキの場所まで移動。 対岸付近までキャストし、そろそろルアーを回収しようと足元までルアーが寄ってきたときにゴツンとヒットしました。
魚を確認したいので、慎重に寄せます。足元の淀みで魚をランディングすると、正体はヤマメでした。 見た目に尺以下だったのでサイズは測定しませんでしたが、指で測って28センチぐらいでした。ヒットタイムは3時55分。
2週間ぶりのヤマメでしたので釣れて一安心です。まだ釣れそうなので同じ立ち位置で同じコースを流すことにします。
再開後数投目でドリフトさせていたスプーンにグンッと重みが加わりそのままヒット。重さが1匹目と違ったので、尺以上のサイズとすぐに確信できました。
強引にやり取りせず慎重に浅瀬へ誘導します。魚が近づくにつれ、35センチはあろうという魚体がもがいているのがわかりました。 もう少しでランディングというところで流芯に向かって一気に魚が突っ走り、ドラグが鳴りました。ロッドティップを水面につけ、魚の引きに耐えます。
これです、この引きが戻りヤマメの証です。魚の最後の抵抗をかわして、浅瀬にズリ上げました。 メジャーをあてると38センチ。背ビレも尾ビレも真っ黒な戻りヤマメです。ヒットタイムは4時ジャスト。 昨年はまったく釣れなかったので、2年ぶりの戻りヤマメキャッチとなりました。
この後、同じ場所を同じルアーで流すと「ゴッ」というバイトが何度もあるのですが、乗りません。 ルアーを5センチのシンキングミノーに変えるとバイトがありません。 立ち位置を変え7gのスプーンに変えてダウンクロス気味に流すとグッと押さえ込むようなバイトがありましたが、直後にギラッと光って魚がバレてしまいました。 また5gのスプーンに戻し、ウグイを数匹ヒットさせたところで上流の瀬落ちへ移動しました。
このポイントは今月になって何度もキャストしているポイントなのですが、まったく魚からの反応はありませんでした。 瀬落ちは春先によい思いをするポイントなのですが、今頃はあまりよい思いをしたことがありません。 しかし、今回の増水でこの淵から出ようと待機している魚がいるではないかとの思いから、ミノーやスプーンと流してみることにしました。
瀬の中に溝があったので、そこをしつこく流します。 徐々に下流へ移動して3本の流れが1本になるところまで流し、流しきったところでスプーンを回収しようとロッドを立てるとなんだか重い。 それがグングン動いています。ニゴイかとも思いましたがグルグル回る引きからヤマメと判断し、ランディングのため下流に下りました。
魚は間違いなくヤマメでした。しかもデカイ。 絶対にバラせないのでここでも慎重に対応していると、2匹目同様ランディング直前に猛烈に走られましたがどうにか耐えました。そして、浅瀬に誘導。
メジャーをあてると40センチありました。 今年はまわりで良型が釣れているのになかなか釣れずに焦りがありましたが、今日の2匹目が今期初の尺オーバー、 そしてこの時期の那珂川でずっと釣りたかった40アップを今ここで達成できてしまいました。ちょっと出来過ぎです。
このヤマメも、背ビレと尾ビレが真っ黒の戻りヤマメでした。ヒットタイムは5時15分、ヒットルアーはバイト7.5gでした。
この後、アングラーがぞくぞく集まってきたのでエリアの最下流部へ移動。実績ポイントを探りましたが良型を連発したためか集中力が続きません。 こんな時はルアーロストが関の山なので、今日のところはこれにて撤収することにしました。
ポイント&メソッド
今日の状況は曇り、気温と水温共に17℃でした。 ヒットポイントは、2匹目までは淵のヒラキのカケアガリで、3匹目は瀬落ちの芯脇でした。
釣り場は今月に入って何度もルアーをキャストしているエリアですが、2匹目までのポイントはあまりカケアガリを意識してルアーを通していなかったように思います。 ヒットさせることのできなかったバイトを含めて考えると、カケアガリに沿って魚が付いていたと考えられます。3匹目の魚は、遡上に備えて待機していた魚でしょう。 ヒットさせた魚はすべてスプーンで、特にアクションはつけずにドリフトさせて釣りました。
反省と今後
結果的には大満足の釣りでした。今日の釣果の背景には、増水のために移動してきた魚がいた事と、警戒心の低さがあったと思います。 前日までは、PE0.8号に12ポンドナイロンリーダーの組み合わせで釣りをしていましたが、今日はナノダックス4LBを使用したのでラインが見えにくく、 水圧も受けにくくなったので、魚も違和感が少なかったんじゃないかと思います。また、薄暗い時間帯と曇りという状況も魚の警戒心を解くために必要だったと思います。
新たな気付きとしては、ひとつのエリアでも魚の居付き場所があり、そこへ魚に警戒されずに上手くルアーを通せればバイトが増えるのではということです。 このあたりは、今後の釣りで検証していきます。
とにかく、良型ヤマメが釣れてホッとしました。来週の天気も曇りや雨の日が多そうなので、連続釣行で狙ってみたいと思います。釣行データ
釣行時間 | 3:40~5:50 |
天気 | 曇り |
気温 | 17℃ |
水の色 | 普通 |
風向き | 南寄りの弱い風 |
水温 | 瀬で17℃(5時半ごろ) |
タックルデータ
ロッド | ufmウエダ STS-710Si |
リール | シマノ 05'ツインパワー2500 |
ライン | サンヨーナイロン ナノダックス 4lb |
ルアー リグ |
トリコロール55S、67S |