・E1型 4461〜4560 4631〜4868 1966〜1976年製の2車体(6軸)連節車。車体幅2.20m、長さ20.30m。 E型(4401〜4459 4601〜4630)の増備型で、車体寸法が若干変わっている。 いわゆるデュワグカーであるが、基本的にオーストリア国内の車輌はノックダウン生産方式がとられていた。 このため、当形式はSGPで238編成、Lohner-Werkeとその後身のBombardier-Rotaxで100編成が製造された。 左 4512 2004.9.3 Spittelau 右 4662 2004.9.3 SchwedenPlatz 折戸の形状が2種類あるのに注意 |
・E2型 4001〜4098 4301〜4324 1978〜1990年製の2車体(6軸)連節車。車体幅2.265m、長さ19.095m。 マンハイム型と呼ばれるデュワグカーの改良タイプで、 側面方向幕の設置や窓の大型化など、近代化された印象がある。 SGPで98編成、Bombardier-Rotaxで24編成が製造された。 左:4025 2004.9.3 Nussdorfer Strasse 右:4001 2004.9.3 Währinger Strasse 若番の車輌は雨樋が巻かれている。 |
・c3型 1101〜1290 E1に牽引されるボギーの附随車は2タイプある。 こちらは古い方で、1959〜1962年製。車体幅2.20m、長さ14.7m。 メーカーはLohner-Werkeである。 扉間の窓数が3枚で、いちばん後の扉が折戸×3から折戸×2に改造されているのが識別点。 白熱灯の車内灯が時代を感じさせる。 1237 2004.9.3 SchwedenPlatz |
・c4型 1301〜1373 こちらは新しい方で、1974〜1977年製。車体幅2.20m、長さ14.7m。 メーカーはBombardier-Rotaxで73輌が製造された。 扉間の窓数が2枚になった。 1344 2004.9.3 Schottenring |
・c5型 1401〜1517 E2に牽引されるボギーの附随車で、1978〜1990年製。車体幅2.30m、長さ13.0m。 Bombardier-Rotaxで117輌が製造された。 E2に準じた、角張ったボディーを持つ。 1401 2004.9.3 SchottenTor |
・A型 1〜51? ・B型 601〜701? 共にULF(ultra low floor)と呼ばれる100%低床車で、1996年より製造されている。メーカーはSGP。 A型は両端2車体・中間3車体(4連節部=8輪)で、車体幅2.4m 長さ24.2m車 B型は両端2車体、中間5車体(6連節部=12輪)で、車体幅2.4m 長さ35.5m車である。 連節部に1対の独立車輪があり、これを垂直方向から駆動するというユニークなシステムを採用している。 これにより、客室部の床高さ197mmを実現した。 また、ボディーはポルシェがデザインしたことでも注目される。 制御装置は、SIEMENSの標準品で日本でもお馴染みの、SIBAS32を搭載している。 左 A型 1 2004.9.3 SchottenTor 右 B型 647 2004.9.3 BahnStegGasse |
・E6型 4901〜4948 1979〜85、90年製の2車体(6軸)連節電動車。車体幅2.39m、長さ19.7m 路面電車のE2型と同系であるが、こちらは両側面ドアである。 メーカーは、Bombardier-Rotax。 4924 2004.9.3 Spittelau |
・c6型 1901〜1946 1979〜83、88、1990年製の2車体(6軸)連節附随車。車体幅2.305m、長さ19.49m 路面電車のC5型を両側面ドアにして、連節化したようなスタイルをしている。 メーカーは、Bombardier-Rotax。 1927 2004.9.3 Spittelau |
・T型 2601〜2676 1992〜95、99〜2000年製の3車体(6軸)連節電動車(片運転台)。車体幅2.65m、長さ27.3m 部分低床車で、連節部に台車はなく、中間車が4輪車になっている。 主電動機は両端のボギー台車に取りつけられ、ここだけ高床構造になっている。 メーカーは、BWS。 番号不肖 2004.9.3 Michelbeuern AKH なお、現在U6線は、T型のみの4重連(12車体) または、各種混成のE6+C6+T+C6+E6(11車体)のいずれかが用いられている。 |
・101〜126 1979、83、87、89、91〜93年製の3車体(8軸)連節車。 デュワグカーの最終タイプで、ウィーン市交E2、E6型とは同系だが こちらはメーカーがSGPである。 WLBの主力車輌で、オリジナルは左写真のような塗装だが、 後述の400番台にあわせて塗装を変更した車両がある。 左:119 2004.9.2 Leesdorf 右:112 2004.9.2 Leesdorf |
・401〜406 2000年製の3車体(6軸)連節車。BWS製である ウィーン市交U6のT型と同じメカニズムの車輌で、前後のボギー台車部分を除いてノンステップ構造になっている。 404 2004.9.2 WolfgangGasse |