◆日産ディーゼル KL-RP系
左側面 右側面
江ノ島電鉄 KL-RP252GAN

<概要>
 平成11年排出ガス規制(KL-)適合の日産ディーゼル製9m大型バスで、2000〜2004年に製造された。
富士重工製の車体を架装した場合、全車R17型ボディー(新7E、新7B)が架装される。他の車体架装例には西工がある。
 エンジンはKK-RM系同様、ターボ付が標準になっている。
オプション面ではワンステップ車の設定が追加されている。

 ただし、採用例は少なく、自社発注の路線用車輛としては北海道中央バスと江ノ島電鉄に在籍する程度である。

<7E架装車の特徴>
・新7E唯一の9m車。車体の開口部形状等はKL-UA45系とほぼ同一である。

<型式内容>
 1990年(U-)以降〜現在に登場した型式で使用されている型式基準で、大型のUA、JP、中型のRM、小型のRN等と同様である。
(1)はエンジン配置とフレームの有無、(2)は車種を表し、この二つを合わせたものが通称で呼ばれることが多い。
(3)はエンジン型式、(4)は車種またはエンジン単位での使用変更順位をあらわしている。
中型と同じ252=FE6TAで、ターボ付きである。
(5)は軸距で、G=4.3mの設定のみである。
(6)はサスペンションである。
(7)はブレーキで、路線バス系車輛は基本的にNのみである。

KL- R P 25 2 G A N
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7)
意味 当系列の適用例 他系列の適用例(参考)
排出ガス規制 KL=平成11年規制  
(1) エンジン配置
フレーム
R=リヤ(フレームレス) U=リヤアンダー
J=リヤ(フレーム付)
(2) 車種 P=9m大型、中型ベースの大型 N=小型
M=中型
A=大型
(3)
(4)
エンジン
仕様変更順位
252=FE6TA(ターボ付 177Kw) 452=PF6HTA,PF6HTB (大型路線車)
272=MD92TA (大型フルノンステップ車)
(5) 軸距 G=4.25〜4.49m(4.3m) K=4.75〜4.99m(大型路線車 4.80m)
M=5.25〜5.49m(大型路線車 5.30m)
P=5.75〜5.99m(大型路線車 5.80m)
T=6.50〜6.74m(大型路線車 6.50m)
(6) サスペンション A=車軸式エアサス
S=リーフサス
 
(7) ブレーキ N=空気油圧複合式  

<KL-RP252GAN + 新7E 採用事業者>
事業者名扉配置窓形状床形状導入数備考
北海道中央バス折折―
折引―
逆T字ツーステップ
ワンステップ
4
5
 
江ノ島電鉄折引―逆T字ワンステップ20岩手県交通に移籍
(サンプルカー)折引―逆T字ツーステップ1くしろバスに移籍(貸切登録)。のち北海道厚岸町に移籍(80条、デマンドバス用)

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