NO.3(作成:2002年4月23日)
バーミューダボール 2001
(注意:高野、林、前田から送られた原稿を元に、トトロ流に多々編集した文章であることをご承知下さい。)
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(ホームテーブル) (オークション) Sの1Cオープンに対して、Nはパスをした。 健全なパス。 Eがパストハンド、Wも1Cにパスをして回ってきたということは、Sは普通18−20のバランスハンドをしていると考えて良い。 Nは4枚Cあり、1Cというコントラクトは健全なコントラクト(たとえSがショートCの3枚であっても)だろう。 驚くべき事に、Eもあっさりとパスをしたが、Qダブルトンではあるが、Cが2枚しかないEは、1Sのリオープンもあったろう。 でも、全体で3枚のQ、自分たちだけバルだから、無理しない判断(特にIMPということもある)は納得するところ。 (ビジターテーブル) (オークション) WはSの1Cオープンにテイクアウトダブルをチラッと考えるハンド。 EWノンバルで、マッチポイントならば、パストハンドのEでもあるし、いわゆる「賑やかしダブル」を掛けてみるのはある。 でもIMPで、EWバルではさすがに。 Nは1Dレスポンスでつないだ。 パスをしないならば、1Dレスポンスが普通。 1Nレスポンスは、8−10点位のなりな建設的ハンドを期待される。 (プレイ) WのD5のオープニングリードは悪くない選択。 T4のEのH7のディスカードは、Hスーツ自身のノンカモン。 T5が重要なトリックだった。 Wは適切なディスカードを考えなければならない。 EにHAQともに無さそうだから、SにHAQ、DKJ、CAJの15HCP見えた。 Sに18HCPあるならば、SにはSAがあるはず。 ディクレアラーのウィナーは? S1H1D1C4=7トリック。 すなわち、これ以上余分なトリックをSに与える余裕は無い。 DA10、HKJ9はスローインを受ける危険なホールディングといえる。 EにSQ10の4枚以上を期待して、S5で無く、もったいないがD6をディスカードしておくのがよかった。 一方Eの立場では、Nの1Dレスポンスに1Sオーバーコールはさすがにしない方が健全と思うが、CQ→C5とフォロー(スーツプリファランスフォロー優先)することでSを強調し、Wのディフェンスプランを助けておくシグナルはあったかもしれない。 また、ファーストディスカードはスーツプリファランス(ラビンタルディスカードな)を使用しているならば、D8やH7でハイアーランクスーツのSを強調しておくことも可能だったろう。 T2で、C9をアンブロックしたプレイが絶妙だった。 T5でSからNに向けてC7→C8とプレイしたことで、Eより先に、Wのディスカードを迫る意味が大きかった。 何気ないところだが、T5がNからのリードだったならば、EはD8でDノンカモン、S4でS自身のカモンをプレイすることが出来て、Wは正しいディスカードを判断することは容易だったろう。 |
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(ホームテーブル) (オークション) Sの1Sオープンは絶対的に支持する。 「AAKはオープンせよ」であるし、109のミドルカードの後押しもある。 Nの2Cレスポンスに対して、2Sリビッドは6枚Sを保証するものではない、という約束のリビッド。 2Nリビッドがミニマムバランスハンドを表現するならば、そのリビッドも候補だったろう。 HANAの個人的にやり方は、(2Nリビッド:15−17、バランス、捌きあり)、(3Nリビッド:18−19、バランス、限定的)である。 実際に2Nリビッドする機会は多くなく、(AJxxxx AQ Qxx Kx)や、(AJxxx AQ Qxxx Kx)な時くらい。 (プレイ) Hのやや助かりリード。 SからCをリードし、WのQ10x、K10xを期待して、先ずC10をフィネスした。 EのC10に負けたが、Sシフトで無くDシフト。 C3−3か、EかWのCKかQダブルトンならば、C3勝で大いに作るチャンスありだったが、そうは問屋はおろさなかった。 CQで勝ったEは、おもむろにSシフトした。 終わってみれば、おかしな事に、一番魅力的なCスーツでなく、一番駄目そうなSスーツを触れば作ることが出来てたが、誰がKQ10トリプルトンを期待しよう。 (ビジターテーブル) (オークション) インドスタイル(結構オープンは重く、腰軽な事をしない)と思しきSのパスとNのオープンとリビッド、建設的なSのナチュラル2DをNがパスしてコントラクトとなった。 (プレイ) Wのトランプのベストリードでディフェンスはスタートした。 T1をD10で取ったディクレアラーは、SAHACAあるので、NでSをD3、DJでのラフが通ることを期待してプレイ(ダミイリバーサル)するとメイクするハンドだったが、NのCをハンドでラフを通すプランを選択してきたのでディフェンスチャンスがあった。 T8で、NからリードされたH5に対して、EがHJをプレイしていたならば、SはHAで取ってHKに負けに行くが、EのCQでWのHルーザーがディスカード出来るので、Wのハンドから見てDAに取られるだけ。 |
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(ホームテーブル) (オークション) Wのマイケルズキュービッドに対して、Nは様子見のパスをした。 オポーネントスーツもあり、パートナースーツにもサポートがあり、全体にソフトなバリュー。 全体のオークションの様子を見て、自分で後に判断するプランが最善と判断したのだろう。 納得出来る作戦だ。 Eの2Sに対して、Sはフリーに3Cリビッド。 Nは3SキュービッドでSの様子を見たら、4Dキュービッドが返ってくるではないか! (Sボイド、HAK、DA、CAK)の6キーカードの内、4個はありそうで、5個もあり得る。 3つ掛けていることは無さそうだし、全部持っているのは期待のし過ぎ(Eの2Sにダブルだったろう)だから、6Cの判断は妥当だった。 Sは十分期待に応えている。 Nが上手く捌いたスラムビッド。 (ビジターテーブル) (オークション) Wのマイケルズに、Nは現実的な3Nをビッドした。 HCPの余裕があるので、5−3フィットのHでプレイするよりも、Sラフとかの無い3Nを選択するのは悪くないアイデア。 Sの4CリビッドにNは4Hプリファーだったが、Sが5−5、6−5、5−6形のミニマムオープンを想定したのだろう。 Sももう一動き、例えば4Sキュービッドなどを頑張っても良かったのだろう。 |
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(ホームテーブル) (オークション) Eのプリエンプティブ3Cオーバーコールに対して、Sはネガティブダブルで対応。 Nは立派な6コントロールの4−5形なので、4Sへのジャンプゲームビッドは妥当なところ。 (プレイ) 怪しげなH2のリード。 ディクレアラーは、H6−1でのラフ、CKをラフされるのを警戒したのだろう。 2回ドロートランプすることを決断した。 S4−1が判って、おもむろにDスーツを開発にゆく。 T7以降のプレイは記録に無いが、DをEに負けて、CリードをNでラフ(WはD捨て)。 DをSJでラフしてエスタブリッシュし、SKでドロートランプ(WにS10のマスタートランプが残る)し、Dウィナーを出し続けていたら、WはS10でラフするが、Hしか残っていないので、HKで勝って残りのDが取れ、4メイドとなった。 (ビジターテーブル) (プレイ) CKが勝ち、NでCラフ、HをNでラフするプラン。 巧みにプレイしたのだろう。 正確な記録は残ってない。 |
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