<車検、とひとことで言っても、様々な方法があります。その方法を紹介します。
ディーラー
ディーラーの特徴は、自社製品であればその知識量、技術力ともに他の車検工場や整備工場よりも圧倒的に信頼できる整備をしてくれる、ということです。設備や規模も同様です。ディーラーの整備師達は、自社製品をメンテナンスするための専門の教育やメーカー主催の技術コンテストを受けたり、と、徹底した自社製品へのプライドや誇りを持っています。しかし自社製品以外には弱い、というのが現状です。
整備工場
整備工場は、技術のレベルは決して低くはありませんが、工場自体が古いことや、工場規模が小さいということが難点とも言えます。そして最大の問題は、最新の車に弱くなりつつある、という事です。最近の車のコンピューター制御化、ハイテク化も、整備工場が弱くなりつつある原因のひとつではないかと思われます。
ディーラーと違い、メーカーからの指導ではなく整備振興会などの組合的な機関からの情報が多いため、伝達されるまでの時間的な問題と質の部分においてディーラーとはかなりの差があります。
しかし、取り扱い車種を限定していないので全てのメーカに対する基本的な知識があります。多少の得意不得意はあるでしょうが、ほぼ全メーカーの整備が基本的には問題なく出来るのが特徴です。宣伝等はあまりせず、完全な地元密着型が多いようです。
車検専門チェーン店
車検専門のチェーン店は、そのほとんどの作業を上記の整備工場で行っています。したがって、技術的なものは整備工場と同等、と考えることができます。設備についてはディーラー程ではありませんが、比較的大きな整備工場が多いため機材も新しい物を使っている場合が多いようです。
車検を主要商品にしているため、車検についてのノウハウは、整備工場よりもかなりあると考えてもよいのではないでしょうか。車検のみに限定して考えると、ディーラーよりもシステムは進んでいる工場もあるのではないかと思われます。
広告・宣伝に予算を投じ、数多くお客さんを集めて、その分1台当たりの車検価格を抑える、という手法をとっています。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドには工場が無いところがほとんどなので、車検で預かった車は、各スタンドから提携している整備工場へ運んだり、ガソリンスタンドが持っている整備工場へ移動して車検をします。比較的資本力があるため、機材も新しい物を使っていることが多いです。
工場での車検についての技術面では問題はないと思います。
車検代行
代行車検には、整備はありません。車検で預かった車を陸運局に持っていき検査をするだけの作業です。車検に合格する事に特化していますので、試験場での様々なテクニックがあるようです。大抵の車は車検に合格させてしまいます。
ただし、あくまでも車検という検査に合格させるというだけなので、その後何らかのトラブルが起きた際にも保証等は一切ありません。車検代行に関しては事項で詳しく説明をします。
ユーザー車検
これは、その名のとおり「ユーザー車検」ですから、自分(ユーザー)で行う車検の事を指しています。車の整備知識がある人はチャレンジしてみるのも良いのではないでしょうか。ユーザー車検に関しても事項で詳しく説明します。
次に、上で紹介した車検を細分化した際、特に最近ますます注目が集まっている「ユーザー車検」「ユーザー車検代行」そして「1日車検」に関して補足をしておきます。
オートステージはお客様にとって少しでもメリットが
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車検は義務です。費用が高いから、時間がかるから、といって車検を怠ることは、まず法律違反であると共に、命を自ら投げ捨てているようなものです。
車検はあくまでも「その時点で」安全、というひとつの指標に過ぎず、その後何のトラブルも起きない、という保証はどこにもありません。日常的に自分で簡単な点検を行い、自動車の状態を常に知っておくことが重要です。何よりも、自分や同乗者の命を守ることが大切なのです。
現在、世の中には規制緩和の関係もあり、多くのタイプの車検が出回っています。自分で検査をする「ユーザー車検」から、自動車メーカーのディーラーで専門化が検査をするディーラー車検まで、その内容や価格は様々です。どの車検が自分にいちばん相応しいのか、よく考え自分に合った車検を見極め、安全・安心な自動車ライフを満喫しましょう。
車検の種類