- 要書類
1、自動車検査証(車検証)
自動車の身分証明書のようなものです。ナンバープレート、排気量、大きさから所有者の情報までが記載されている、重要なものです。
2、自動車納税証明書
毎年5月頃に送られてくる証明書です。納税額は自動車の排気量によって異なります。
3、自賠責保険証明書
契約が義務付けられている自賠責保険に加入しているという証明書です。
4、24ケ月定期点検記録簿
自動車の全60箇所の点検記録簿です。車検の際は、この記録簿の提出が義務づけられています。
5、継続検査申請書
車検そのものを車検場で申込むための書類です。ユーザー車検でない限り自動車の所有者が見ることはあまりありません。
6、自動車重量税納付書
車検を受ける時に納める税金です。車輌の重量によって金額が異なります。
7、自動車検査票
車検の際、各項目についての合否をチェックしていく票のことです。これもユーザー車検でないかぎり、見ることはあまりありません。
1,2,3,4は自動車の所有者の手元にあるものです。なくすことのないようにきちんと保管しておきましょう。5,6,7は車検を実施する車検場で手に入るものなので、「ユーザー車検」でない限り特に関係はありません。
点検項目
【エンジン・ルーム点検】
1、パワーステアリング ベルトの緩み、損傷など
オイルの漏れがないか、オイルの量はどうか、等を検査します。
2、点火装置
スパーク・プラグの状態、点火時期、ディストリビータのキャップの状態、などを検査します。
3、バッテリー・電気配線
ターミナル部の緩みや劣化がないか、電気系統の配線の接続はどうか、損傷はないか、等を調べます。
4、エンジン
排気ガスの状態やエアクリーナーエレメントの汚れがないか、等の検査をします。
5、冷却装置
ファン・ベルトの緩みや損傷はないか、冷却水の漏れ等はないかを検査します。
6、燃料装置
燃料漏れやリンク機構の状態に異常はないか、という項目を調べます。
7、公害発散防止装置
メターリング・バルブの状態、ブローバイガス還元装置の配管、燃料蒸発ガス排出防止装置の配管、チャコールキャニクスのつまりや損傷、二次空気供給装置の機能、排出ガス再循環装置の機能、減速時排気ガス減少装置の機能、一酸化炭素等発散防止装置の配管の損傷、などを主に検査します。
【室内点検】
8、ハンドル
ハンドルの操作具合を確認します。
9、ブレーキ・ペダル
遊び具合や踏み込んだときの床板との隙間を検査します。
10、バーキング・ブレーキ・レバー
踏みしろやブレーキの効き具合を調べます
11、クラッチ・ペダル
切れたときの床板との隙間を調べます。
【足まわり】
12、かじ取り車輪
13、ショック・アブソーバ
損傷がないか、オイル漏れがないか、を検査します。
14、サスペンション
取り付け部分や連結部のゆるみ、損傷等がないかを検査します
15、ブレーキ・ディスク・ドラム
ディスクとパッドの隙間、ブレーキ・パッドの消耗、ディスクの劣化、ドラムとライニングとの隙間、ブレーキ・シューの劣化等を検査します。
16、ホイール
タイヤの溝の深さ、磨耗、ボルトやナットの緩み、フロントホイールやベアリングの劣化、リアホイールの劣化等を調べます。
17、ブレーキのマスタ・シリンダー・ホイールシリンダー・デスクキャリバ
液漏れや劣化、損傷等がないかを調べます。
【下まわり】
18、エンジンオイル
エンジンオイルに漏れ等がないかを調べます
19、ステアリング・ギア・ボックス
取り付けの緩みがないかを検査します。
20、ステアリングのロッド・アーム類
緩みや劣化、損傷、亀裂等がないかを検査します。
21、トランスミッション・トランスファ
オイルの量や漏れを検査します。
22、プロペラシャフト・ドライブシャフト
連結部の緩み、ドライブシャフトのユニバーサルジョイント部の劣化がないかを調べます。
23、テファレンシャル
オイルの漏れ等を調べます。
24、ブレーキロット・ケーブル類
緩みや損傷がないかを調べます
25、ブレーキホース・パイプ
損傷がないかを調べます
26、エキゾーストパイプ・マフラー
取り付けの緩みや損傷、熱害棒shい装置の遮熱版の取り付け、劣化や損傷等を調べます。
【外まわり】
27、フレーム・ボディー
緩みや損傷、劣化等の有無を調べます