遊 旅人の 旅日記

2003年8月30日(土)晴

大垣滞在
今日は、大垣市内の芭蕉ゆかりの場所、句碑を訪ねて歩く。
まず
<禅桂寺>にゆく。午前中の早い時間のため、境内はまだひっそりとしている。境内に入いると植え込みの中に「古池や 蛙飛込む 水のおと」の句碑がある。この句は、貞享三年(1686)芭蕉四十三歳のとき、江戸蕉門の門弟を芭蕉庵に集め<蛙>を主題とする会を催したときの句であると言う。芭蕉の俳句の中でも最も良く知られた句である。
禅桂寺をでて
<蛭子神社>に行く。芭蕉が大垣に滞在中、世話になった、大垣藩士、近藤如行の屋敷があったところである。その石碑が建っている。
蛭子神社の近くに
<八幡神社>がある。「折々に 伊吹をみては ふゆごもり」の句碑を見る。
次に
<円通寺>に行く。芭蕉が「こもり居て 木の実草の実 拾ハゝや」と詠い、如水が「御影立つねん 松の戸の月」と続けた句の碑がある。
さらに
<正覚寺>に行く。入り口には大きな<芭蕉木因遺跡>と書かれた大きな石柱が立っている。中には<尾花塚「芭蕉翁」の碑>芭蕉の「あかあかと 日はつれなくも 秋の風」の句碑をはじめ多くの句碑が建てられている。また木因の墓も建てられている。木因の屋敷はここにあったとも言われている。
正覚寺を後にしてふたたび
<むすびの地>の芭蕉の像に会いに行く。芭蕉の像に向かい、「無事、93日間で奥の細道を歩き通すことが出来ました。有難うございました。」と心の中でお礼を言う。
観光案内所に顔を出す。今日は女性がいる。やはり暫く話し込む。
案内所の中に掲げられている絵を見ていると、昨日ここに居たボランティアの人が書いた絵と言う。素晴らしく良い水彩画である。その人は絵が趣味で教えてもいると言う。今日は休みで自宅に居るはずだといいながら、電話をしてくれる。電話で昨日のお礼を言い、案内所を後にする。皆良い人たちだ。
市内のあちこちを散策しながら駅に行く。明日の、東京までの切符を買う。大垣から名古屋まで東海道線で行き、名古屋で新幹線に乗り換え東京を目指す。93日間の歩いての旅から、一気に文明、科学の粋を集めた、時代の最先端を行くマシーン、新幹線に乗るのである。
中途半端な時間だがホテルに戻り、旅の最後の日をホテルでのんびりと過す。
明日は東京・深川の採茶庵の芭蕉に旅の報告をして桐生に帰ることにする。

大垣市 禅桂寺の句碑 大垣市蛭子神社 如行宅跡の碑 大垣市 八幡神社の句碑 大垣市 円通寺山門






大垣市 円通寺句碑 大垣市 正覚寺 史跡芭蕉木因遺跡と書かれた石柱 大垣市 正覚寺の句碑・句塚 大垣市 奥の細道むすびの地の句碑
俳聖 松尾芭蕉・芭蕉庵ドットコム

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