その2 旅の拠点張家界市の朝・世界遺産「武陵源」張家界森林公園を歩く

世界遺産 中国仙境・山水画街道を行く



(旅の2日目、世界自然遺産「武陵源」がある張家界市)

                                  


 仙境巡り二日目の朝を、張家界市の「祥龍国際大酒店」という大げさな名前の四つ星ホテルで迎えた。早朝の5時には起床してしまったので、同室のM氏には迷惑なことだろう! 
 昨夜は午前2時過ぎまでホテル裏の夜店街から流れてくる人声や音楽に悩まされ睡眠不足なのだが、持病の「早朝覚醒症」で、いつもこの時間になると自然に目覚めてしまう。
 朝食にむかうべく6時半過ぎにM氏と連れ立ちホテルロビーに降りて行くと、広いロビーは韓国人で埋め尽くされ賑やかな韓国語が飛び交っている。 すごい人数だ!韓国も着実に豊かになり海外旅行ブームらしい。         
 最近は韓国語を話さなくても女性の容姿を見ればこの人は韓国人だ!とすぐ分かる。 派手な原色の服装、くっきり真っ赤な口紅で縁取りされた唇、みごとに整形された二重まぶた等々日本人との違いは歴然としている。


韓国人観光客で埋め尽くされたレストラン

 ロビー奥にある朝食会場のレストランに入ると何と!韓国人が全テーブルを独占し、座る場所が無い状態でないか!。空き座席を探して佇んでいると、8人ほど座れる円形テーブル席で3座席空いているのを見つけた。バイキング料理を盛った皿を手に持ち移動し、何とか席を確保できた。

 私達二人が座った同テーブルには5人の韓国人がまだ食事中である。 私達二人が食事しつつ会話を始めると、賑やかに食事していた韓国人の会話がピタリと止まった。驚きの表情で全員が食事の手を止め、不審な目つきで私達二人をジッーと見つめ品定めをするではないか!あたりのテーブル席全てが韓国人が占領している、当然私達二人も同じ韓国人と思っていたのでろう?!それが目の前で突然、日本語で会話を始めたのだからビックリして談笑を止め沈黙してしまったのだ。
 韓国人が日本人に対していだく屈折した複雑な感情は、私達日本人が考えるような甘いものではない!何となく気まずいような変な雰囲気が席に漂うなか、しらけた朝食を終えた。
                            「武陵源」観光の拠点「張家界市」旧繁華街                                    ホテル出発は9時となっている、まだ7時半前でたっぷり時間がある、出発時間まで張家界市内を散策することにした。 
 張家界市は湖南省西北部エリアでは、人口150万の拠点都市だが経済発展から取り残され、古い昔ながらの街並みが残る田舎都市である。
 ホテル玄関を出ると駐車場には大型観光バスが10台ほど待機しており、全てのバスがフロントガラスにハングル文字で書いた団体名らしきステッカーを貼っている。
 韓国人が一度は登ってみたいと憧れている山に、北朝鮮にある金剛山(クムガン山)があるのだが、この山と武陵源「張家界」とが似ているのだろうか?いったいこの韓国人観光客の多さは何だ??!。  
                           張家界市・旧繁華街の街頭食堂での朝食風景                ホテルから500mほど歩き旧市街に入って行くと、清時代の古い街並みが現れた。食堂、露天、商店が立ち並び、吊るし切りの肉屋、路上脇で朝から麻雀をしている者など、日本では見ることのできない情景が次々と現れる。
 やがて川の堤防に突き当った。堤防の手前一帯は年代を感じさせる今にも崩壊しそうな古い家並みがつづく住宅街になっている。
 堤防の上に立ち古い家並みの写真を撮っていると、彼方からからブラスバンドの音楽が聞こえて来るではないか!何だろうと音のする方へ歩いていくと、今度はバンバン、バチバチと猛烈な爆竹の音がが鳴り響き、もうもうと煙とが立ちこめ   旅の拠点張家界市・旧市街居住区での葬式模様
火薬の臭いが流れてきた。

 
 さらに歩みを進めると頭にターバンを巻き白装束の一団が見えてきた何と!早朝から葬式の真っ最中なのである。 制服を着た軍楽隊のような一団もいる。
 めずらしいのでしばらく見ていると、綺麗に花で飾った棺を担いで音楽隊を先頭に市の中心に向かって行進を始めた。私も出発時間が近づいたのでホテルに戻るべく葬式行進と同じ道を歩き出した。
 ホテルに戻ると今日から3日間乗ることになる 34名乗りの中型バスが玄関前に待機しており、添乗員のY女史が作成した座席表にしたがって私達はバスの席に座った。 これから毎日、前方、中部、後方とローテンションで座席が変わるようになっている。 34名の乗車定員のところ添乗員や現地ガイドを含めて総勢17名の乗員なので一人で2座席が独占できるので快適なバス移動になりそうだ。


       世界遺産「武陵源」観光の拠点となる張家界市、旧市街早朝の一コマ

  ブラスバンド付きの葬式  爆竹が鳴り煙が立ち込める ブカブカ、ドンドン行進開始
 棺桶までくりだし行進  街頭の吊るし切り肉屋 街頭で早朝から麻雀

(旅の2日目、世界遺産「武陵源」
の一つ張家界森林公園) 
        
              張家界公園ゲートに向かって歩いて行く前方には奇峰が
 実質的な仙境巡りの旅の起点になるこの張家界市は、湖南省西北部に位置し、一山越えた向こう側は四川省の重慶市である。人口は150万人で土家族(トゥチャ)やミャオ族など少数民族が多く住み総人口の70%を占める。
 この張家界市に世界自然遺産に登録され、絶景「奇峰」「怪石」「幽谷」「清水」「鍾乳洞」の織り成す世界で有名な「武陵源自然風景名勝区」がある。
 この張家界公園内のホテルに今日から3連泊して、じっくり世界遺産の武陵源を構成している「張家界森林公園」「天子山自然保護区」「索渓峪自      指を押し付け指紋登録して入山ゲートを抜ける
然保護区」などの景勝地をカメラ片手にウオーキングするのだ!きっとダイエット効果で引き締まった身体になるだろう。
 バスは今日の最初の観光地「張家界森林公園」入り口にむかって走り出した。道路の両脇は奇岩、奇峰の風景の中に少数民族が住むのどかな村落が点在しまさに桃源郷のようだ。               

 途中で公園内を走る専用シャトルバスに乗り換え40分ほどで森林公園の駐車場に着いた。朝霧が立ち込めるなか、入園ゲートに向かってしばらく歩いて行く、前方には朝霧を透して奇峰がせまって来る!まさに仙境だ。
                            ゲートを抜け専用シャトルバス乗り場まで歩く

 入園ゲートに着き今日から3日間観光する3箇所の風景区の共通入山カードを買ったのだが何と!入山カードに指紋の登録をしてゲートをくぐれと言われる。
 小型のTV画面のような機器に親指を押し付け指紋の登録を済ませ入山カードを貰うのだ。ゲートの出入りのたびにカードと指紋の照合をチェックされるなんて、いろいろ旅したが始めての経験である。中国でこんなハイテク技術を駆使してるなんて、何か不自然な感じがしないでもない。
 現地ガイドが言うことには、入山してから他人にカードを譲り渡されないためだというではないか。


 ゲートを通り抜けると、添乗員のY女史より日本出発前の成田空港で貸与された無線イヤホーンを耳に装着するように指示される。
 このハイテク機器はY旅行社の特徴の一つで、携帯電話をひとまわり小さくしたサイズの無線受信機と片耳に装着されるイヤホーン一式を、旅の期間中貸与してくれるのである。
 添乗員とガイドがボタン型の小型無線マイクを持ち、歩きながら私達にさまざまな情報を流してくれるのだ。 観光客で混み合った場所やガイドから離れた場所からでも、無線を通して説明や注意が聞け、各自思い思いに散開しながら行動しても、迷子になったりする心配がないのだ。
 しかし、この耳に装着したイヤホーンを知らない人が見れば、どうみても補聴器に見える。まして私達全員がシニア年代である、補聴器が似合うのだ!私は似合わないが。これを15人全員が付けて歩くのである、現地人から見ればいったいこのグループは何だ!と思うことだろう。 


                         張家界森林公園の奇峰、ここから渓谷に入って行く

 いよいよ世界自然遺産の「張家界森林公園」内に入った!ゲートからしばらく遊歩道を歩くと奇峰が目の前に広がる広場にでた。目の前の絶景に「凄い」の歓声が上がる!。まだ朝もやが薄く残るなかで私達を含め観光客が一斉にカメラのシャッターを切りだした。
 しばしの時間写真を撮り終えるると、午前のメイン観光である「黄石賽」山頂に行くため、ここから公園内を移動するシャトルバスでロープウェイにむかった。
 ロープウェイ乗り場はすでにすでに中国人と韓国人観光客で身動きができないほどでごった返している。私達もゲートのわき入りを防ぐため鉄柵で囲まれた通路の列の最後尾に並んだ。          ロープウェイで黄石賽山頂へ、ワゴンの窓から
 
 イライラする時間が過ぎ徐々に列がゲートに進むのだが、鉄柵を乗り越えて中国人グループが平気で割り込みしてくるなか、やっと50名乗りのワゴンに乗り込むや1048mの「黄石賽山頂」へものすごいスピードで滑り出した。

 台地の頂上に降り立つと、3キロあまりの遊歩道が整備され、ここからは張家界全体を見渡すことができ、世界遺産「武陵源」観光のメインのひとつになっている。 遊歩道の石段を上り下りしながら進むと、天に向かって伸びる奇峰、怪石が一望でき、言葉で表すことのできない絶景に声を失うほどだ。
                             張家界公園の黄石賽山頂からの展望
 遊歩道は蟻の行列のような状態で前後を中国人・韓国人観光客に挟まれ歩く。いたる所にある展望台は身動きできないほどだ!そんな中で、シャッターポイントでは周りの迷惑も省りみず、イラ         
つくほど時間をかけて写真を撮り合う中国人観光客がいる。 私達が焦れて早くしろ!と声を浴びせるのだが平然と無視される。
 中国に行かれた方なら必ずといっていいほど経験されたと思うのだが、中国人はカメラの前に立つと、モデル気取りでさまざまなポーズをつくろうとし、ポーズが決まるまでイラつくほどシャッターを押さないのである。カメラを持つことのできぬ時代が長かったからなのか、写真撮影         張家界公園の黄石賽からの奇峰
に異常にこだわるのである。


 展望台からの景観は、残念なことに少し薄靄がかかり写真を撮るには、あまりよい環境ではないのだが、旅仲間は夢中でシャッターを切りまくる。15名の旅仲間の中にはセミプロのような人も何人かおり、高級一眼レフカメラを3台も持ってきて、首から2台ぶら下げ、もう一台を手に持ちながら汗だくになって遊歩道を歩いている豪傑もいる。


 気温が上がりだした!ガイドのいうことには今日の予想気温は29度だとのこと。3時間弱ほど石段を上ったり下りたりしながら、汗だくになり「南天一柱」「天神布降」「五指峰」など、さまざまな奇峰・幽谷を望みカメラに収めた。
 昼食タイムをかなり過ぎてしまった!再びロープウエイで「黄石賽山頂」を下り、公園内の琵琶渓にある昼食レストランにむかう。
 席に着くや開口一番ビールを注文し、冷え具合を確かめるや、ミネラルウォター代わりの水分補給に一気に飲み干した。 何しろ中国のビールは日本と比べアルコール度数が低い、日本の約半分の3%前後と極端に低く、いくら飲んでも酔わない!水代わりに飲めるのだ。


    ユネスコ世界遺産「武陵源」の張家界森林公園、黄石賽山頂からの奇峰・石柱の絶景



                  画像をクリックすると拡大画像になります。 

張家界森林公園広場 張家界森林公園 張家界森林公園の黄石賽
黄石賽からの奇峰・石柱 黄石賽からの奇峰・怪石 黄石賽の奇峰・石柱の絶景

(旅の2日目 世界遺産「張家界」の
          「金鞭渓風景区」)
      前方の金鞭渓へ向かって遊歩道を進む


 腹ごしらえとビールでの水分補給を済ませ、午後からは、「張家界森林公園」に中にある、もう一つの絶景ポイント「金鞭渓風景区」を観光するべく、再びバスに乗り再び森林公園入山ゲートに向かった。ゲートで今朝購入した入山カードと指紋照合のチェックを受け、森林の中の遊歩道を歩き出した。
 やがて森林が途切れ広場に出ると、前方にこれから入って行く「金鞭渓」の渓谷が目に迫ってきた。


金鞭渓」は、公園のシンボルマーク金鞭岩の渓谷沿いの全長6キロほどのコースで、中国人が言うことには「世界で  渓谷の名前の基になった380mの絶壁の「金鞭岩
最も美しい渓谷」と絶賛している風景区だ。
 私達は金鞭渓の深い森林の中を歩き始めた。 道は蛇のように曲がりくねり、奥深い渓谷には、石柱や奇峰が立ち並び、淵や滝が密集し、まるで山水画の絵の中を歩いている気分になる
 掛け軸等に描かれた世界が本当にあったのだ!と実感できる風景が目の前に次々と現れる。
 この渓谷の名前の元となった、垂直面が380mの絶壁の「金鞭岩」を前にすると、旅仲間皆から感嘆の声が思わず出る!。


 次から次へと目に飛び込んでくる奇岩、奇峰        渓谷の道を奥へ向かって進む
には、「酔羅漢」「迎賓岩」「千里相合」等、さまざまな名前が付けられている。無線イヤホーンを通して現地少数民族ガイドの説明を聞きながら、カメラのシャッターを押しっぱなしである。
 曲がりくねった狭い遊歩道は蟻の行列のように観光客が行き交い、ひっきりなしに観光客を乗せた「籠かき」にもすれ違う。                              
金のありそうな外国人観光客に目を付けては乗らないかと声を掛けてくる。 私達にも何度も乗らないかと声を掛けてくるのだが、勿論!私達の誰一人乗ろうとする者なんていない。

 シニアといえども足腰は鍛えてるつもりだ!おまけに私は「歩こう会」の会員でもある、恥ずかしくて乗れたもんでない!。乗っている観光客は一様に恥ずかしげに顔を伏せているではないか。
 
しかし、気持ちは張り切っているのだが、ビールでの水分補給が効いてきたのか汗が吹き出て止まらない!足も少々重くなってきた。

 1時間ほど歩き「紫草譚」という絶景ポ       金鞭渓の絶景ポイント「紫草譚」
イントに来たところで、添乗員のY女史からアナウンスがあり、ここで自由解散し、2時間後の17時に出発した森林公園入り口に集合ということになった。
 各自それぞれ更に、奥に向かって進む者、一服して腰を休める者、引き返す者さまざまである。
 私は生来の虚弱体質がたたり、早くもかなり疲労感が漂い、足もかなり重くなってきた!から元気をやめ一服後は、先に進まず引き返すことにした。 
                                     
 手ごろな岩に腰をおろし、タオルで流れる汗を拭い、背中のリュックサックから、収縮自在のステッキを取り出し引き伸ばした。 すると何と!この疲れた私の様子を少し離れたところからジィーと見ている「駕籠かき」がいた!。 
 私がステッキを突きながら歩き出すと、すぐ近づいてきて籠に乗らないかと声を掛けてきた!。 
 勿論!開口一番「不要!ブーヤオ!」と言って断るのだが、しつこいことに私の後ろを、どこまでも付いて来るではないか!完全に目を付けられたようである。 15人の旅仲間の中で、私が一番年齢が若いのである!恥ずかしく乗れたも      渓谷のあちこちにいる駕籠かき
のではない!。
 
 1キロほど歩いたところで再び、遊歩道わきの岩に腰をおろし、再び流れる汗をぬぐった!。
 またしても、ずっと私の後を付けて来た「駕籠かき」が、再び私に近づき言った!「疲れただろう!安くしてやるから乗らないか!」 乗る気持ちは無かったが、冷やかし半分聞いてみた!「入り口まで幾らだ!」駕籠かき「100元(1500円)だ!」 私「高い!そんな金払ってまで乗る気しない、歩く!」 駕籠かき「80元にする!どうだ!」私「無視して首を振る!」     

 私は立ち上がり再び歩き出した何と!まだ「駕籠かき」は諦めもせず私の後ろを付いて来るではないか!。
 この人は必ず乗ると目を付けられたようだ!。後ろから籠かきの声がかかる「60元(900円)」にしてやるから乗れ!」 私は気が優しいたちである!あまりの熱心さに心動かされ可哀そうになってきた!60元なら手ごろな料金だ。
立ち止り、とうとう籠に乗る羽目になってしまった!。言っておくが疲れたから乗るのではない!「駕籠かき」が可哀そうだから乗るのだ!。         私が乗った籠、背中が汗でグッショリ
 
 自分の意志の弱さに呆れるばかり。 私を乗せた二人の駕籠かきが、立ち上がるとき少しフラついた!。 私は見かけより重い75キロの体重がある。思わず駕籠かき同士が”重いぞ”と声を掛け合うではないか!何しろ乗る方よりも担ぐ方が貧弱な体格の駕籠かきなのである。 ヨタヨタ私を乗せた籠が道を進む、行き交う人たち皆が私の顔を見る!「立派な体格でなぜ歩かないのだ!」と言われているような気がして、超はずかしい!。
                                           
 とうとう、前方を歩いていた旅仲間数人を追い越した!旅仲間の一人が大きな声を上げた!「あれぇ〜佐藤さんが乗っているよ!」・・・・とんでもなく恥ずかしい、乗らなければよかったと思ったがもう遅い!。 籠に揺られながら、駕籠かきに一番多い外国人観光客はどこの国かと質問した、一番韓国、2番2台湾、3番日本ということだった。 うしろから駕籠かきの背中をみると汗でぐっしょりである、気の毒になってきた!心優しい私は、入り口に着いたらチップを20元はずんでやろうと決めた。

 今晩のホテルは、張家界森林公園内の琵琶渓という渓谷にあるリゾートホテルである。
 夕食がホテルのレストランで始まった。 私は中国の食事は苦手で、並んでいる料理のほとんどが食べることができない。日本から持参したミネラルウォーターのペットボトルに移し替えた「晩酌用ウイスキー」と「鮭筍缶詰に魚肉ソーセージ」を持ち、レストランの円形テーブル席に着いた。 テーブルの上の置いた私の食料を見て、旅仲間全員から感嘆の声が上がる!。
 食事中の話題は私の駕籠かきに乗った姿と、旅仲間の世界各国の旅談義に話が盛り上がるのだが、隣りのテーブルでは韓国人団体が大騒ぎ、このバイタリティには負ける。


                 画像をクリックすると拡大画像になります。
   ユネスコ世界遺産「武陵源」の張家界森林公園、片道6キロの金鞭渓風景区を行く

            旅その3 「武陵源」の袁家界風景区、天子山風景区を歩くへ つづく


                (旅の2日目の出費)


      昼食レストランでのビール代金   1本 15元(225円)
      ミネラルウォーター            3本  6元(90円)
      籠かきの運び賃                60元(900円)
           チップ                20元(300円)
      夕食のレストランでのビール代金  1本 20元 300円)
                   -------------------------------------
                          合計 121元(1815円) 
                                 (2日間累計156元=2340円)


ビールの料金が高すぎる!これが旅の7日目杭州で大問題に発展することになる。
それまで毎日現地ガイドが1本につき10元〜15元(150〜220円)のピンハネしていたのが、動かぬ証拠とともにバレてしまったのである。 この顛末は、旅その7で