「普通教科「情報」で活用できるユビキタスネットワークの教材について」
ユビキタスネットワークの指導における"実物"の活用モデルについて


 普通教科「情報」の指導における、ユビキタスネットワークに関する”実物”の教材を、なかなか見かけません。  できれば、実際に、子ども達に操作させることができ、簡単に活用例を工夫、実行させることができるものが望まれます。  ここで紹介する、XPort(Lantronix社)と呼ばれる素子は、1個5000円程で購入できます(関連ソフトはフリーウエアで入手可)。2cm×2cm×3cm程の小さなパッケージで、LANのコネクタ(メス)にもなっていますから、一見するとただのコネクタのようにしか見えません。しかし、パッケージをよく見るとマック・アドレスが記入されています。
 この素子だけで、スイッチのON/OFFやシリアルデータをLAN(イーサネット)の入出力に変換する機能を持っています。また、Webサーバの機能もありますので、この中にASPプログラムを置き、グローバル・アドレスを割り振ることで、この小さな素子単体で世界中のネットワークの中からこれを特定し、データのやり取りや、センサ入力、機器の制御を行うこともできます。  さらに、簡単な設定で、センサ等のON/OFFをもとに、指定したアドレスにメールを送る機能を持っています。  この機能を使えば、簡単にユビキタスネットワークの活用モデルを作ることが可能です。


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追って、指導計画、指導案等も紹介したいと思います。



XPort(Lantronix社)
(敷いているシートの方眼は1cm。ブレッドボードに挿せるよう、基板を付けたものです。)