サンドブラスト


サンドブラスト(以下、ブラストとします。)とは、砂状の研磨剤を高圧で吹き付けて物を削ったり表面を梨地状にして均一にします。

リストマーク  サンドブラストの活用

リストマーク  彫刻をする

エッチングガラスを作る

ガラスや石材や木などに研磨剤を当てると、その部分が削れるので削る所と削らない所を区別してから研磨剤を当てます。これを「マスキング」と言いそれを利用して彫刻します。
左の写真は、ガラスの灰皿にマスキングをしてブラストで文字やイラストを彫刻し、顔料で着色したのもです。

 ※ エッチングガラスとは、ガラスに絵や文字を彫刻したものです。


リストマーク  金属の錆取りや古い塗装の除去

ワイヤーブラシやサンドペーパー等で行っていた錆び落としや古い塗装剥しを短時間で行えます。さらに、道具の入らない狭い部分にも効果的
で、ブラスト後は再度塗装するのもすぐに行うことが出来ます。

錆び取りに利用

左の写真はオートバイのエンジンの部品ですが、左側は腐食と汚れのひどいものですが、これをブラストで研磨すると右側のように新品同様になります。

塗装についてもブラストする事により古い塗料や錆びなどが剥れて金属の地肌が現れます。この表面は梨地状になりますのですぐに塗装が可能となります。
あっ、もう一言。きれいになったからといって、このままにしておくとすぐに錆び始めるので早めに塗装するか、下塗りをしてください。なにしろ錆びを取った瞬間から新しい錆びが始まります。人類は錆との戦い?。


古い塗装を剥す

左の写真はかなり古いスピーカーで、使っている内に塗料の一部分が剥れてしまいました。「ちりめん塗装」というものでかなり厚く塗ってありましたのでサンドペーパーでは大変なのでブラストして再塗装したらきれいに仕上がりました。
ちりめん塗装とは、表面が「しわしわ」になっています。かなり古くからある塗装だと思います。
しかし、誰がこんな名前をつけたんでしょうね?。越後の「ちりめん問屋」の隠居さんが考えたんですかね〜




錆びを落とす

左の写真は、かなり錆びた角パイプですが、中央のグレーの所はブラストした部分で、両脇は赤錆びです。このパイプに塗装してみるとブラストした部分は塗料の乗りは非常によく、錆びのある部分は塗料をはじいてしまいきれいに仕上がりません。サンドペーパーを掛けて落とすにはかなりの時間がかかりますが、ブラストを使えば比較的短時間で錆び取りが終わります。


ほこりだらけ!!
ざっとこんな感じですけど作業している人は砂ぼこりの中での仕事なので、まるでダースベイダーみたいな格好をしていますが「フォースやライトセイバー」なんかは持っていません.しかし、研磨剤噴射用のガンを持って悪戦苦闘しています。とにかく、この技術の利用方法はまだまだあると思いますが代表的なものを載せてあります。

トップへ戻る 次のページへ Indexへ