ブルーベリーの害虫・益虫・その他の虫など
我が家のブルーベリーを訪れた虫達の紹介です
益虫
マルハナバチ |
クロマルハナバチ |
キムネクマバチ(熊蜂) |
キムネクマバチの吸蜜孔 |
キムネクマバチの動画集 |
西洋ミツバチ 動画付き |
花アブ |
ガガンボ |
ナミテントウ |
徳利蜂(トックリバチ) |
足長蜂(アシナガバチ) |
ブルーベリーの花に穴を開けたりして蜜を吸っています。 |
ブルーベリーの花に穴を開ける瞬間の動画 |
ブルーベリーの花をあちこち動いている様子 |
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足長蜂(アシナガバチ)
足長蜂は害虫を食べてくれたりするので益虫の側面が大きくて
出来れば駆除せず共存するのが良いそうです。
参照↓
アシナガバチの巣の駆除方法
しかし、今回の巣は物干しの直ぐ横なので流石に危険なので仕方なく駆除することに成りました。
足長蜂は危険もあまりなくて害虫を食べてくれる益虫なので(園芸をされている方などは特に)
手の届かないような高さにある場合はそのままおく方が良いようです。
我が家でも今回は仕方なかったけれど次回はなるべくそのまま置こうと思っています。
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害虫
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コガネムシ
コガネムシの成虫及び幼虫の発生期間
先日紹介したトラップもそうなのですが椿油粕を施したりするにしても、
いつからいつまで注意が必要か概ね分かりました。(本州暖地)
発生時期
概ね5月中旬以降のようです。
(ウスチャコガネが4月下旬くらいから発生しますが芝を食べることが多いようです)
終息時期
9月下旬頃にはコガネムシ類の成虫は大体いなくなるようです。
幼虫の発生は7月上旬頃からです。
幼虫による根の食害はドウガネブイブイの幼虫が3齢になる8月上旬以降が激しくなるようです。
参照↓
虫害ポケットブックオンライン版(マメコガネと大体同じくらいのようです)
以下データソース
千葉県
性フェロモントラップによるコガネムシ類の発生予察
京都
昆虫を指標とした里山広葉樹林の評価手法及び感知手法に関する研究
↑PDFファイルです
三重県病害虫防除所の中段にコガネムシの種類別にグラフがあります。
●ゴルフ場におけるコガネムシの発生消長
ウスチャコガネ
(芝などを食べる)
マメコガネ (主にマメ科の植物を食べるが果樹の葉も食べる)
ヒメコガネ
(豆類や果樹などを食害する)
ドウガネブイブイ(色々な植物の葉を食べる)
セマダラコガネ
(広葉樹などの葉を食べる)
コガネムシについて解説されているHPを少し貼っておきます。
(コガネムシを見つけたら品種が特定できると思います)
甲虫類・コガネムシ科
↑ウスチャコガネコイチャコガネ・セマダラコガネ・マメコガネ・ヒメコガネ・ドウガネブイブイの
各種の写真及び特徴などが解説されています。(関西での発生状況も分かります)
昆虫研究所内 コウチュウ目1
カブトムシ・コガネムシの仲間
余談ですがコガネムシ類全ての幼虫が植物の生きている根を食べるということではありません。
糞食のものや不朽植物質食のものも沢山います。
参照↓
コガネムシの被害
コガネムシの幼虫
ブルーベリーに致命的なダメージを与える場合があります
根を食べて最悪の場合は木が枯れます
(現在のところブルーベリー栽培において最悪の害虫)
私も初めて求めたエッセルが根をほとんど食害され瀕死の状態になりました。
その後エッセルはなんとか持ち直してくれましたが。
2007/04/05
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2007/10/26
コガネムシの幼虫退治に椿油粕
コガネムシの幼虫退治にリーサルウェポンとも言えそうなすごいアイテムが出たようです。
ぴんさんのブログぴんのブルーベリー栽培日報、調律あれこれに椿油粕ついての記事がUPされていました。
椿油粕はコガネムシの幼虫駆除に効果があるという記事です。
関連してベリー公さんの休憩所日記(2007/10/24)で椿油粕についての実験の記事がUPされていて驚きました。
散布してから1〜2日というタイムラグはあるものの幼虫をほぼ確実に駆除できるようです。
(BBHさんの調査では大きな幼虫は死ななかったようです)
6月上旬頃のコガネムシの幼虫がまだ小さい時期に散布するのが効果的であろうと考えられます。
おそらくブルーベリーを栽培していてコガネムシの幼虫に泣かされたことが
全くないブルーベラーはいないと思う程ですからこれは福音かもしれません。
近々ベリー公さん経営のBerry's Life
で販売の予定があるそうです。
まずは発売している会社の成分表です。
椿油粕
栄養成分
有機質:85%
微量元素:Mg、Fe、Ca、Mn、Zn、Cu等10種
成分データ
サポニン 20.9 %
窒素 N 1.35 %
リン酸 P 0.31 %
カリ K 1.68 %
水 分 6.96
%
サポニンが害虫を駆除する効果があるだろうことが読み取れますし
有機肥料としての効果もあるようです。
因みに↑ここだと大口(50袋)で一袋(20kg)1500円みたいでした。
びっくりするほど高価なものでは無さそうで一安心です。
入手できました。
椿油粕
窒素0.98
燐酸0,32
カリ0,94
2007/09/16
コガネムシの幼虫にはパーライトが効果があるといわれています。
↓こちらでも伊丹バラ園での実験で忌避効果があると確認されたようです。
土
また、パーライトを食べて幼虫が死ぬという話もあるのでこれについては現在調査中です。
コガネムシ退治の実験
コガネムシ退治の実験(1)
パーライトを入れた用土に幼虫を入れて1週間経ちました。
コガネムシ退治の実験(2)
1週間では死なないようです。
2007/04/04
ダイアジノン粒剤5をブルーベリー(コガネムシ駆除)に使用するときの指針が出ました。
なお購入には印鑑が必要なので通販では買えないそうです。
作物名 | 適用害虫名 | 10a当り使用量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | ダイアジノンを含む 農薬の総使用回数 |
使用方法 |
ブルーベリー | コガネムシ類幼虫 | 6kg | 収穫14日前まで | 2回以内 | 2回以内 | 株元土壌混和 |
日本化薬
ブルーベリーは根が浅いから混和が難しいという場合は箸などで穴を空けて注げば良いとのことです。
(ダイアジノンは上にばら撒いても効果があまり期待できないらしいです)
最近は幼虫に天敵を利用した生物農薬も使われているようです。
天敵線虫を利用したスタイナーネマ・グラセライ剤の、『バイオトピア』や、
天敵細菌の毒素を利用したBT剤の、『ブイハンターフロアブル』など。
コガネムシが異常発生して、庭木や鉢植えの葉っぱがコガネムシに食べられてしまい...より
↓こんな幼虫を見つけたらこのカビが他の幼虫もやっつけてくれるかもしれません。
森林生物 黒きょう病菌
実際研究もされています。
Metarhizium anisopliae
製剤によるコガネムシ類幼虫の微生物的防除
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コガネムシ成虫
コガネムシの成虫は葉を食べます
これ自体はたいした被害ではありませんが幼虫の被害は甚大です
ドウガネブイブイ
甲虫目 カブトムシ亜目
コガネムシ科 スジコガネ亜科
Anomala
cuprea
大きさ 18-24mm
時 期 6-8月
分 布 北海道・本州・四国・九州
成虫はいろいろな植物の葉を食べる。幼虫は、地中で植物の根を食べる。
体長が22mm前後とコガネムシでも最大級で幼虫による根の食害も著しい。
ブルーベリー栽培の大敵である。
2007/07/18
マメコガネ
甲虫目 カブトムシ亜目
コガネムシ科 スジコガネ亜科
Popillia
japonica
体長11mm前後。平地等に生息。昼間行動。
マメ科植物やクヌギをはじめ、いろいろな植物の葉を群れて食べる。幼虫は土中で草木の根などを食べる。
学名からも分かるように元々日本にいたコガネムシの仲間だが何らかの理由でUSAに於いても増殖し
農作物に大きな被害を与えたことから、「ジャパニーズビートル」と言われ恐れられている。
幼虫は植物の根を食べる。
セマダラコガネ(背斑小金) |
クロコガネ(黒小金) |
アオドウガネ
アオドウガネ甲虫目 カブトムシ亜目
コガネムシ科 スジコガネ亜科
Anomala
albopilosa
大きさ 17.5-22mm
時 期 6-8月
分 布 本州・四国・九州・沖縄
成虫は、いろいろな植物の葉を食害する。幼虫は、地中で植物の根などを食べて成長します。
餌式コガネムシトラップの近くで死んでいました。もしかしたらトラップの餌を食べて逝ったのかもしれません。
オオコフキコガネ
甲虫目 カブトムシ亜目
コガネムシ科 コフキコガネ亜科
Melolontha
frater
大きさ 25-32mm
時 期 5-8月
分 布 本州・四国・九州
背中に粉を吹いた様な産毛状のものがあることから名づけられた大き目のコガネムシ
成虫は、いろいろな植物の葉を食害する。幼虫は、地中で植物の根などを食べて成長します。
因みにコガネムシ全てが害虫と言うわけではなくて
ハナムグリの仲間は成虫も葉などを食べず、幼虫も植物の根を食べることはないので
ブルーベリーにとってはどうでも良い昆虫です。
要らぬ殺生ともなりますので時間に余裕があるならこちらの↓方のHPで調べた方が良いかもしれません。
コウチュウ目
カブトムシ・コガネムシの仲間
・
害がないコガネムシの仲間
大きな分類ではコガネムシの仲間ですがハナムグリの仲間は成虫の害も少なく
幼虫も腐植や朽木を食べるのでブルーベリーにはあまり害をあたえません。
見分け方は下図の通りです。
ハナムグリ
甲虫目 カブトムシ亜目
コガネムシ科 ハナムグリ亜科
Eucetonia
pilifera
美しい緑色の体に小さな白点を散りばめた甲虫。黄灰色〜灰白色の毛がはえている。
林の周辺や原っぱで見られ、ヒメジョオンなどの白っぽい花のまわりを飛び回って花粉を食べる。
幼虫は植物の根をたべることはない。
2008/05/09
カナブン
甲虫目 カブトムシ亜目
コガネムシ科 ハナムグリ亜科
Rhomborrhina
japonica
大きさ 23-29mm
時 期 6-8月
分 布 本州・四国・九州
成虫は広葉樹の樹液を餌とする。
幼虫は朽ち木など腐植を食べて育つ。
幼虫は植物の根をたべることはない。
ドウガネブイブイとよく似ているが胸部と羽2枚とが描くT字の中心の二等辺三角が
カナブンは大きく頂角が尖っていることで区別できる。
シロテンハナムグリ
シロテンハナムグリ甲虫目 カブトムシ亜目
コガネムシ科 ハナムグリ亜科
Protaetia
orientaris
大きさ 20-25mm
時 期 5-9月
分 布 本州・四国・九州
樹液や果樹の汁も舐めるそうなのであるいはブルーベリーにも多少は害があるかもしれません。
幼虫は腐植や朽木を食べるから害はないと思われます。
コガネムシの成虫対策
おそらくコガネムシの成虫退治には
性フェロモントラップによって誘引するのが良いようです。
ベリー公さんのところで扱っている
ニューウィンズパック セット (コガネ虫誘引トラップ
)が良いみたいで
実際に吾一さんのところで沢山とれている報告↓があります。
コガネ虫とブルーベリー
良いのは分かっているのですがお値段もそこそこするので例によって自分でなんとかならないかと検索してみました。
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コガネムシトラップ(牛乳パック)
1)誘引物質の作り方図
清酒………200cc
砂糖………200g
米酢………150cc
キナコ………400g
ディプテレックス粉剤………100g
上記の材料を十分に混合、練餌とする。
2)トラップの作り方
牛乳パック(500m)で両側中央部より上位に大きな窓を開けて、
その中に練餌60g
を入れ、地上1.5m の高さに設置する。
3)トラップの設置10aあたり3個程度設置する。
4)練 餌 の 補
給1カ月に1回、トラップ1個に60g
5)練餌は補給の都度作るすること。
トラップは青色を使用すると、成虫がよく飛来する。
愛媛県の資料です。
徳島県での誘引物質によるコガネムシ類の誘殺(コガネムシトラップ)が効果をあげていることが紹介されています。
(コガネムシの見分け方と最後にトラップについて書かれています)
Z参考資料(PDFファイルです)
徳島地方防害虫防除所外:コガネムシ類の防除対策(成虫誘殺法)より
実際作るとこういう具合になりました。
米酢はスーパーで158円 |
上記の分量の1/5で作ります。 |
黄な粉の香りが香ばしくて食べたくなります(笑 |
本来は500ccの容器なのですが |
青いビニールテープで表面を覆って完成です。
1リットルの牛乳パック3個の周囲を青くするにはテープ1巻と半分くらいで間に合いました。
1個35円だから70円もかかりませんでした。
高高さ1,5mくらいのところにおいて一応セットも完了です。
清酒を700円、米酢を158円、ディプテレックス粉剤を625円で買いましたが
1回分の材料費は酒14円、砂糖6円、酢30円、黄な粉30円、ディプテレックス粉剤12円で
合計で100円以下で出来るようです。(+テープ代70円)
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オウトウショウジョウバエ
2009/06/19
一応対策としては防虫ネット、農薬、耕種的な防除、ハーブ、トラップあたりがあるようです。
研究所などでは防虫ネット、農薬、耕種的な防除についてのみ調査しているようなので
その他については?です。
防虫ネット
オウトウショウジョウバエの対策についてですが一応防虫ネットが効果があるようです。
0,98mmのネットだとほぼ被害を防げるようです。
参考資料
ブルーベリーにおけるオウトウショウジョウバエの防虫網による防除技術
関東東山病害虫研究会
研究会報掲載論文内
ブルーベリーを加害するオウトウショウジョウバエの千葉県における分布および発生消長←pdf
網の目合いがオウトウショウジョウバエ成虫の通過に及ぼす影響←pdf
農薬
また、農薬ですとモスピラン水溶剤、あるいはアディオンフロアブルが
ブルーベリーの農薬として登録されているので使用も可能だと思います。
モスピラン水溶剤(アセタミプリド水溶剤)で4000倍で年に1回
アディオンフロアブル(ペルメトリン水和剤)2000倍で年2回
で合計3回使用できるようです。
参考資料
九州農業研究内
ブルーベリーにおけるオウトウショウジョウバエの寄生消長と薬剤防除←pdf
アディオンフロアブル(ペルメトリン水和剤)は収穫1日前及び7日前の散布では効果が認められない
ブルーベリーにおけるオウトウショウジョウバエの寄生は収穫14〜20日前から始まり収穫期が近づくに連れ多くなる
ブルーベリーを加害するオウトウショウジョウバエの県内分布と防除薬剤(千葉県)
耕種的な防除
基本的には適期収穫を励行するとともに、次世代の発生源になる樹上に取り残された果実や被害果・不良果などは
放置しないことも重要であるとされているようです。
参考資料
かみきた楽農通信第33号ブルーベリーのショウジョウバエ類対策を行いましょう
その他関連資料リンク
北海道富良野市ブルーベリーのオウトウショウジョウバエ
東北農業研究内
福島県におけるニセオウトウショウジョウバエの発生生態←pdf
発生を確認するためのトラップを作ってみました。
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ミミズ
畑などでは有機物を分解して土を良くしてくれるミミズですが
ピートモス主体のブルーベリーの用土では思いの他,、タチが悪い害虫?です。
コガネムシの幼虫のように根を食べるわけではありませんが
ミミズはピートモスを食べて糞を排出します。
ミミズの糞は中性なのでph値を高めてしまい酸性を維持できなくなります。
また糞は密度が高く通気性も悪くします。
用土は汚泥といわれるような状態となり放っておくと根腐れを起こし
最悪の場合樹を枯らします。
尚、用土に鉋屑を混ぜたりマルチに松葉を用いると何故かミミズの発生が多くて
汚泥化が早いので注意が必要です。
写真ではミミズの通路の上下の部分が黒くなっているのが分かると思います。
これがミミズの糞でやがては鉢全体が黒くなりブルーベリーに致命的なダメージを与える場合もあるようです。
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シャシャンボツバメスガの幼虫
最近あちらこちらの樹で新梢の害虫による食害が見受けられます。
木を枯らすことはありませんが結構厄介です。
シャシャンボツバメスガの幼虫?
2008/09/27
ブルーベリーを見回っていたところ特に地植えのデライトですが
例のシャシャンボツバメスガにやられて曲がって茶色くなった部分に
糸で幕を張ってその中で留まっている幼虫を見つけました。
4〜5箇所同じような形状で同じ幼虫がその中に潜んでいました。
シャシャンボツバメスガの幼虫のように思われます。
シャシャンボツバメスガから新芽を保護するネット
ブルーベリー園などで沢山栽培している場合は無理ですが
少ない本数だったらネットで覆えば被害は防げます。
これは緑枝接ぎの新芽ですがネットで被害はありませんでした。
一応、イラガに効くBT水和剤※がシャシャンボツバメスガにも効果があることが分かっているので
仕方がないからイラガ防除も兼ねて散布しようかとも考えています。参照↓
ブルーベリーを加害する昆虫相とシャシャンボツバメスガに対する薬剤の防除効果
(農林水産省
農林水産技術会議事務局筑波事務所さんのリンク)
※BT水和剤はブルーベリー使用登録農薬なので使用可能です。参照↓
ブルーベリー使用登録農薬
シャシャンボツバメスガの被害は侮れないものがあるようですが
しかし適切に防除すれば効果もかなりあるようです。
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BT剤散布
2009/09/06
ブルーベリーへの農薬の使用は控えていましたがスガ(シャシャンボツバメスガ)の被害が酷いので
とうとう諦めて登録農薬のBT剤を散布しました。
放置しておくと秋の地上部の成長はほぼ全部諦めることになるので止むを得ません。
ゼンターリ水和剤というBT剤を買ってきました。
100gで1380円。
果樹類には1000倍で使用するようです。
ゼンターリ水和剤
ゼンターリ顆粒水和剤の特長及び適用害虫と使用方法など
1リットルの水に1gの割合で溶かすわけですがあいにく我が家には1gとかを計れる秤はありません・・・。
仕方がないのでとりあえず100gの容積を計ってみたところほぼ180ccだったから1g=1,8ccです。
写真の軽量スプーンの大きい方が5ccなんで、そのスプーンに擦り切り一杯で3g弱になります。
この分量を2,8リットルに水に溶かして大体1000倍の水溶液ができました。
結局この分量の2倍を散布したので5,6リットルくらいを散布しました。
我が家の一回分の費用としては今回は6g弱だったから90円弱くらいだと思います。
年間4回まで使用できるから4回使用でも450円。
コスト的にはそんなには負担にならずに済みそうです。
これで被害が収まってくれればと思います。
BT剤について
BT(Bacillus
thuringiensis・バチルス
チューリンゲンシス)剤とは、
天敵微生物を利用した生物農薬(殺虫剤)の一種で、
チョウ目(鱗翅目・りんしもく・ガ目)、ハエ目、コウチュウ目の幼虫に有効であり、
BT剤は有機農産物の生産に利用可能。
以下、関連リンク(外部リンク)
家庭菜園の農薬と散布器具
BT剤の特性
新規BT剤ゼンターリ顆粒水和剤について
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ハマキムシ
2006/07/18
新梢を糸で束ねて中から食べてしまいます。 |
束ねられた新梢を開くと中から幼虫が出てきます。 写真は拡大されていますが実寸は1センチ程度です。 |
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アザミウマ
極小さな虫で
新芽付近の葉に薄茶色の染みがでてきます。
縮れるような感じになって葉にダメージを与えます。
木を枯らすような致命的な被害ではありません。
ニンニクエキスが効果があるようです。
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アザミウマ対策
トルシー
対象作物にはありませんがブルーベリーもアザミウマの被害が結構あるのでブルーベリーの近くに吊るそうと思います。
最近はブルーベリーもハウス栽培が盛んだからハウス内に吊るすのも良いかも知れません。
対象作物
しいたけ、トマト、キュウリ、アスパラ、はくさい、キャベツ、チンゲンサイなど
対象害虫
タネバエ、ウリバエ、コナジラミ、アブラムシ、アザミウマなど
外部リンク↓
トルシー
安全・安心・トルシー
生物農薬ヒメハナカメムシなど
ナスにもアザミウマが頻繁に発生するのですが(特に施設栽培で多いようです)以前は農薬散布で対応していたようです。
最近はヒメハナカメムシという天敵によって防除する方法が導入され始めているようです。
ヒメハナカメムシ(天敵)によるアザミウマ(害虫)の防除
このためにアザミウマ以外の害虫防除のための農薬の散布もカメムシは生き残るような薬で
ローテーションさせたりという工夫もおこなわれているようです。参照↓
スリポ−ルによるナスのミナミキイロアザミウマ防除
ヒメハナカメムシの活躍で、ミナミキイロの防除が20回から0回になった露地ナス産地
ヒメハナカメムシにスポットライトを当てて記事にしましたが
他にもアザミウマを食べる昆虫は何種類か存在してそれを農薬としているものもあるようです。参照↓
タイリクヒメハナカメムシ;。商品名;オリスターAとスリポ−ルとタイリク
ククメリスカブリダニ;商品名;ククメリスとメリトップ。
デジェネランスカブリダニ;商品名;スリパンス
アリガタシマアザミウマ;アザミウマを捕食する天敵アザミウマ。商品名;アリガタ
こちらで詳しく解説されています↓
イチゴの主要病害虫のIPM(総合的病害虫管理) 4 アザミウマ(スリップス)類 編
施設害虫に対する生物農薬の利用
今のところブルーベリーは登録されていないようですが農薬と言っても虫が入っているわけだから
我が家のようにナスとブルーベリーと一緒に育てていればブルーベリーの方にも
アザミウマがいたら勝手に飛んでいきそうに思います。
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マイマイガ
葉を食べます
2006/04/29
これくらいになると食欲旺盛です。
刺さない虫なのでその点は安心です。
出来るだけこういう状態のうちに駆除します。 |
こうなってしまうと食欲も旺盛でかなり葉を食害されます。 |
イラガの様に幼虫が小さいうちは |
特徴は蜘蛛の巣のような膜を張っています。 |
葉の食べ方もイラガと似ていて葉を |
2008/05/01
接ぎ木の接ぎ穂からの芽を食害されました。
写真には2匹写っています。
接ぎ木には致命的な場合もあるので注意が必要です。
尺取蛾の成虫
↑の写真の下(S字型)の尺取虫の成虫です。
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カイガラムシ
社団法人農林水産技術情報協会さんの昆虫科学館の樹木の害虫「カイガラムシ」↓で生態、防除などで詳しく解説されています。
カイガラムシについてはマシン油と石灰硫黄合剤がブルーベリー使用登録があります。
私は冬に石灰硫黄合剤を散布して防除しています。
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蓑虫
被害は多くはありませんが
葉や茎を切って蓑を作り葉を食べるようです。
見つけ次第駆除します。
刺すことはありません。
2011/05/19
蓑虫大発生
2011年はマイマイガは殆ど見かけませんでしたが
一部の樹で蓑虫がかなり沢山ぶら下がっているのを確認しました。
これだけ大量だと被害も侮れません。
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蜘蛛
巣を張る蜘蛛は虫を取ってくれはするのですが
風通しを悪くしたり日当たりが悪くなったりするので
ブルーベリーにとっては害虫のようです。
追記・写真の蜘蛛は巣を張らないらしいです。
ですからこの蜘蛛は益虫のようです。
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カミキリムシ
幼虫(テッポウムシ
)が枝に食入して中から食い荒らします。
侵入された枝は枯れてしまいます。
俗に芯食い虫などとも呼ばれているように
枝の芯の部分を食べてパイプ状にしてしまうわけです。
穴に針金などを差し込んで突き刺して駆除します。
2008/01/29追記
カミキリムシ類に
バイオリサ・カミキリ(微生物殺虫剤)が登録されました
リンクを見ていただければ一目瞭然ですが
1)分生子が体表に付着、発芽して皮膚を貫通し体内に侵入する。
2)昆虫体内では体液中を循環し短菌糸を多数形成して養・水分を奪う。
3)昆虫はミイラ化して死亡する。
そうです
ゴマダラカミキリ |
ウスバカミキリムシ
|
因みに良く似ているバッタにショウリョウバッタというのも良く見かけるのですが
そちらはブルーベリーは食べないようです。
以下、anさんから頂いたコメントを紹介しておきます。
>ショウリョウバッタ=ショウジョウバッタどちらの呼称も同じですが、
こちらの食性は単子葉植物・それもほとんどイネ科を食料としています。
>少し太めのオンブバッタ(上の小さいのが雄・でかいのが雌)というのが、双子葉植物の害虫です。
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アワフキムシ
ブルーベリーの葉の裏に泡状のものがつきます
葉や枝から汁を吸っているらしいのですが余り被害はないそうです。
一応、害虫の扱いになりますがそれほど気にしなくても良いようです。
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アオバハゴロモ
綿のような部分にいるのが幼虫でその下に成虫が二匹います。
やや風通しが悪い木によくついていたように記憶しています。
吸汁性害虫で実害はあまりないようですが大発生すると樹勢が衰えたりする場合もあるようです。参照↓
アオバハゴロモ
我が家では今のところ幼虫がいる場所にホースで水をかけて飛ばすくらいで
何もしていませんが最近は大分減ってきたように思います。
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名称不明のブルーベリーの害虫(芋虫・毛虫)
葉を食べる毛虫 |
果実を食べる芋虫 |
接ぎ木の穂木の |
農薬の種類 |
農薬の名称 |
病害虫・雑草名称 |
石灰硫黄合剤 | 各種・石灰硫黄合剤 | 縮葉病、カイガラムシ類、ハダニ類、 越冬病害虫 |
カーバム剤 | 三洋NCS | 白紋羽病、紫紋羽病 |
塩素酸塩水溶剤 |
クサトールFP水溶剤 |
一年生雑草、多年生イネ科雑草、 多年生広葉雑草 |
ダイアジノン粒剤 | 各種・ダイアジノン粒剤5 | コガネムシ類幼虫 |
CYAP水和剤 | 各種・サイアノックス水和剤 | マイマイガ、ドクガ |
クロルピリホス水和剤 | 各種・クミアイダーズバン 水和剤25 |
カイガラムシ類 |
グルホシネート液剤 | 各種・バスタ液剤 | 畑地一年生雑草、畑地多年生雑草 |
ピーチフルア剤 |
シンクイコン |
モモシンクイガ雄成虫 |
水和硫黄剤 | ハダニ類 | |
チェリトルア剤 |
スカシバコン |
コスカシバ雄成虫 |
アグロバクテリウム ラジオバクター剤 |
バクテローズ |
根頭がんしゅ病 |
ペルメトリン水和剤 | 各種・アディオンフロアブル | オウトウショウジョウバエ |
オレイン酸ナトリウム液剤 |
オレート液剤 |
アブラムシ類 |
展着剤 | ヒメコガネ幼虫 | |
アセタミプリド水溶剤 |
モスピラン水溶剤 |
オウトウショウジョウバエ |
マシン油乳剤 | 各種・マシン油乳剤 | カイガラムシ類 |
ジクワット液剤 | レグロックス | 果樹園下草一年生雑草 |
クレソキシムメチル水和剤 | 各種・ストロビードライフロアブル | 斑点病 灰色かび病 |
BT水和剤 |
デルフィン顆粒水和剤 |
イラガ類 |
ボーベリア ブロンニアティ剤 |
バイオリサ・カミキリ |
カミキリムシ類 |
プロピレングリコールモノ脂肪酸エステル乳剤 |
アカリタッチ乳剤 |
ハダニ類 |
ミヤコカブリダニ剤 |
スパイカル |
ハダニ類 |
オリフルア・トートリルア・ピーチフルア・ピリマルア剤 |
コンフューザーMM |
リンゴコカクモンハマキ、モモハモグリガ モモシンクイガ、ナシヒメシンクイ |
スタイナーネマ グラセライ剤 |
バイオトピア |
ヒメコガネ幼虫 |
スタイナーネマ カーポカプサエ剤 |
バイオセーフ |
モモシンクイガ |
トートリルア剤 |
ハマキコン−N |
チャノコカクモンハマキ、チャハマキ、 ミダレカクモンハマキ リンゴコカクモンハマキ、リンゴモンハマキ |
オリフルア・トートリルア・ピーチフルア剤 |
コンフューザーR |
ミダレカクモンハマキ、 リンゴコカクモンハマキ リンゴモンハマキ、モモシンクイガ、 ナシヒメシンクイ |
キャプタン・有機銅水和剤 |
オキシラン水和剤 |
斑点病 |
グリホサートアンモニウム塩液剤 |
モンサントラウンドアップハイロード |
一年生雑草、マルバツユクサ、 多年生雑草、スギナ |
グリホサートカリウム塩液剤 |
ラウンドアップハイロード |
一年生雑草、マルバツユクサ、 多年生雑草、スギナ |
バチルス ズブチリス水和剤 | インプレッション水和剤 | 斑点病 |
炭酸水素カリウム水溶剤 | カリグリーン | 灰色かび病 2009/10/27より有機農産物に使用可能 |
燐酸第二鉄粒剤 | スラゴとフェラモール ナメトール 三共ナメクジ退治 |
ナメクジ、カタツムリ |
グリホサートイソプロピルアミン塩液剤 | ハーブ・ニート液剤 | 一年生雑草、多年生雑草 |
オリフルア剤 | ラブストップヒメシン | ナシヒメシンクイ(交尾阻害) |
ソルビタン脂肪酸エステル乳剤 | カダンセーフ (フマキラー株) | ワタアブラムシ |
クロチアニジン水溶剤 | 協友ダントツ水溶剤 | アブラムシ類、ケムシ類 |
グリホサートイソプロピルアミン塩・ ピラフルフェンエチル水和剤 |
サンダーボルト007 | 除草剤 |
グルホシネートPナトリウム塩液剤 | ザクサ液剤 | 除草剤 NEW! |