プログラマになろう

プログラム、いい響きです。なんたってプロですよアマチュアとは違います。えっ、重さの単位かって?

ノンノンノン(人差し指を左右に振りながら) それ、キログラム。

プログラマになるために必要なこと、それはヒラメキと経験でしょう。プログラムなんて毎日組んでれば自然と憶えます。元々ある雛型をコピーして必要な個所をチョイチョイと加筆修正すれば、はい完成。そうこれが経験です。全く新たな発想が必要な場合も時にはあります。そうコレがヒラメキ。この二つに忍耐力と気分転換が加われば、アナタは一生プログラマとして下僕のように働けます。

ただ、プログラマとして大成功を収めたいのであれば、COBOLはお勧めできません。プログラマの成功者は全て独立し個人で生計を立てています。しかし企業におけるCOBOL資産はとても個人で管理できる本数ではありません。もし将来的に自分の腕だけで独立を夢みているのであれば、PC系のプログラマをお勧めします。イバラの道ではありますが、一発当てればバラ色の人生も夢じゃありません。無償ソフトをバラ撒いていれば、大手企業からのオファーが無いとも限りません。

ただ、いい事ばかりではないのが現実。この職業は頭脳をフル回転させる場合もあります。難解なプログラムを解析しなければならない場合もあります。その重圧に耐え切れず、胃潰瘍を起こしたり、ノイローゼになったり…。ひどい場合、自殺する場合もあります(実話)。仕事内容にしても、データの改ざん、昔はイジメられっ子だった上司からの陰湿なイジメ、急な徹夜作業、プログラム作成中にWindowsが強制終了など。とてもココでは話せない厭な作業も沢山あります。

比較的オタクが多いと思われがちです。否定はしません。しかし私の職場は意外とそうでもありません。釣りやサッカー、映画にゴルフ、テニスに野球にスノーボードなど、普通の社会人と何ら変わりありません。プログラマを離れたプライベートをいかに上手く充実させるかが、長くこの職業を続けられる秘訣なのかな、と最近では思っています。

もし、アナタがこの世界の住人になるのであれば、私は歓迎します。そして新しいライバルの出現に牙を剥き出し襲い掛かります。そう、この業界は仕事の奪い合いの場でもあるのですから。女性の場合は、手取り足取り優しく教えます。私の仕事を分け与えます。そう、この業界はギブ&テイクでもあるのです。


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