情報処理の仕事

情報処理とひとことで言っても職場は多岐に渡っています。一般的に有名な職業について、ざっと挙げてみます。

オペレータ(OP)

企業での運営管理を行なう人。プログラマが作成したプログラムを実行し、データのバックアップや更新、出力された帳票の配布などに従事。徹夜作業も多く、企業によっては三人交代でシフト勤務など、肉体的に厳しい仕事。なお頭脳はあまり多く使わないため、返事さえできればサルでも就職可能。ただし職場は高性能サーバ機の増加に伴い減少傾向。これから就職先を探すのは困難。

プログラマ(PG)

SEからの指示を受け、依頼通りのソースコードを作成する。作成、デバッグ、テスト、修正(チューニング)などが主な仕事。納期が近づくと部長が音も立てず忍びより「大丈夫?」などと言いながら肩を揉まれるセクハラにも耐えなければならない。実力さえあれば一代で財を成す事も可能。ビルゲイツも元はいちプログラマ。COBOLで財を成すのはやや無理がある。

システムエンジニア(SE)

私の現在の職業。主な作業は顧客の依頼通りのシステム構築。プログラマ上がりが大半を占める。顧客との会議も多く、多少プレゼンが出来る程度には社交性も必要。システム成功の可否を握る大事なポスト。私でもやれてますから大丈夫です。みなさんもできます。

プロジェクトマネージャ(PM)

プロジェクトの進捗管理、人員の調達から工数管理など、プロジェクトを推し進める大黒柱。SEに指示を出したり、皆の健康管理やプロジェクトのリスク管理などなど、思っている以上に神経をすり減らす職業。プロジェクトの規模が大きくなるほど責任も重くなる。人を使うってのは疲れるなぁとボヤく後ろ姿に哀愁が漂います。

キーパンチャー

手動入力マシン。伝票などを入力する専門家。女性専門職。派遣社員が多い。中には人間技とも思えぬタイピングをみせるツワモノもいる。ただしよくパンチミス(入力ミス)をする。速さより正確さを重視して貰いたいものだ。一日15分仕事、5分休憩を繰り返している。腱鞘炎によくなる。電磁波防止エプロンは彼女達の必須アイテム。でも携帯電話の電磁波は大丈夫なのか?

営業

難しい仕事を安請け合いしてくる人。営業部署の能力次第で情報処理会社は大手にも零細企業にもなる。顧客との折衝力、報酬と工数の算出、使用サーバから開発言語まで、彼らの手腕で売上額が決まる。大手企業ほど腕利き営業マンがいる。私の会社には右利き営業マンが沢山いる。あ、普通右利きですか?

デザイナー

COBOLには不要。通常はゲームキャラやWebデザインの担当者を指す。センスと描写力が全て。私には到底無理な職業。Photoshopを使いこなせて当たり前。あまり知らないのでこれ以上は書けない。

企画

これもCOBOLとは関係ない。ゲームや商品開発などの企業では欠かせない部署。新しいものを常に企画立案し、会社の発展の鍵を握る。私もそういう夢のある部署で働きたいものだ。大手ソフトさん、私に新RPGの企画任せませんか?

エンドユーザーのシステム部門

ここに配属されれば超ラッキーか最悪かのどちらか。ただ楽な職場には変わりない。ぬるま湯の中で作業できる。他社との競争がないので、自社内の開発・運営を卒なくこなせばノルマクリア。余裕。楽勝。ただ誰も辞めたがらないので空きが常にない状態。


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