情報処理試験の第一関門である午前の問題。全80問の四岐択一問題が出されます。午前の解答でボーダーライン(約60問正解)を超えなければ合格はやや難しいです。過去には54問正解でもクリアした人もいますので難易度によって多少合格ラインは上下するようです。午前は基礎知識が試されます。最近の傾向として、やはりインターネット関連の問題が増加しています。
午前を制するコツは、「過去問題をやり込む」これにつきます。各参考書を闇雲に読むよりは、ここ2〜3年の問題傾向を抑えて集中的に問題を解いたほうが効果的です。
また午前問題は、上位試験の場合でも類似問題が多数出題されるため憶えて損はありません。社会人になり何年もプログラマ経験を積んでも毎年試験に落ちる社員が私の職場にも沢山います。プログラミング技術や専門知識は一流でも、浅くて幅広い知識が必要になる午前問題。さあ、みんな過去問題を解きまくり頑張って下さい!午前問題の掲載は当ホームページのCOBOLに関する知識は不要のため割愛しております。代わりに初級シスアドの過去問題を無料でダウンロードできるサイトを載せておきます。
初級シスアド向け問題集: http://www.netlaputa.ne.jp/~mkoba/index.htm
(基本情報処理にも重複する個所が多数あります、参考にして下さい)
合格者からの言葉 「午前さえ通過できれば勝ったも同然」 みんな頑張れ!!
参考までに、平成15年秋の基本情報処理問題に出題された傾向一覧表を添付しておきます。言葉の意味すら難しい。今、私が受けたら合格する自信が全くありません。あははは、よかった早めに取得しておいて…
1 | 2進数の浮動小数点を10進数表示する | 41 | 再帰的プログラムの特徴 |
---|---|---|---|
2 | 10進数表示を2進数表示に変換する計算式 | 42 | コンパイラにおける最適化の説明 |
3 | nビットのすべてが1である数値、またはその数式 | 43 | オブジェクト指向言語の特徴 |
4 | あふれ(オーバーフロー)の可能性のある演算 | 44 | プログラム言語の特徴 |
5 | 連立一次方程式の解を求める時間計算 | 45 | 外部設計完了時に承認を受けるもの |
6 | 特定ビットを得るビット演算 | 46 | リバースエンジニアリングの説明 |
7 | 異常が検出されなかった部品数の計算 | 47 | E-R図が示すもの |
8 | 論理式の真理値表記 | 48 | ソフトウェアのモジュール設計 |
9 | 必要ビット数の計算 | 49 | チェックディジットの計算 |
10 | オートマトンで受理される文字列表記 | 50 | 操作効率の良いユーザインタフェースのための留意点 |
11 | 構文図の数値表現 | 51 | XMLに関して |
12 | 2分木の走査 | 52 | テスト工程におけるスタブの利用方法 |
13 | スタック操作の特徴 | 53 | システムテストで検証困難な項目 |
14 | ハッシュ法の特徴 | 54 | 判定条件網羅(分岐網羅)のテスト |
15 | ユークリッドの互除法による引き算繰返し回数の計算 | 55 | クリティカルパス |
16 | フラッシュメモリに関すること | 56 | ファンクションポイント法 |
17 | 論理回路問題 | 57 | チェックディジットの目的 |
18 | パイプライン処理の実行時間の計算 | 58 | コンピュータシステムの課金方式 |
19 | マルチメディア系の処理方式 | 59 | 外部電源の瞬断対策装置 |
20 | コンピュータの性能計算 | 60 | 影響を確認するテスト |
21 | プロセッサの割込み | 61 | IPアドレスを自動設定するプロトコル |
22 | キャッシュメモリのヒット率 | 62 | OSI基本参照モデルのネットワーク層の説明 |
23 | キャッシュメモリのライトスルーの説明 | 63 | 音声データの記録量計算 |
24 | データ読込み時間短縮の改善策 | 64 | 回線利用率の計算 |
25 | CD-R/CD-RWへの書込み方式 | 65 | ハブの衝突(collision)ランプ連続点灯時のLANの状態 |
26 | データを細分化し磁気ディスクに格納することの呼称 | 66 | Webで利用されるプロキシサーバの機能 |
27 | 有機ELディスプレイの特徴 | 67 | レコードの第3正規形 |
28 | ビデオメモリに記憶するのに必要なメモリ量の計算 | 68 | 関係データベース操作の射影(projection)の説明 |
29 | コンピュータの基本アーキテクチャの方式 | 69 | ビュー定義 |
30 | CPUの遊休時間の計算 | 70 | DBMSにおけるログファイルの説明 |
31 | 処理待ち時間の関係式 | 71 | 公開かぎ暗号方式 |
32 | OSのタスク管理機能 | 72 | インターネット利用時のセキュリティ |
33 | スプーリングの目的 | 73 | 品質マネジメントシステムの規格 |
34 | OSにおけるAPI | 74 | 需要数の計算 |
35 | 階層型ファイルシステムにおける相対パス | 75 | 売上原価の計算 |
36 | ファンクション層の機能 | 76 | ABC分析の説明 |
37 | 密結合型マルチプロセッサ | 77 | デルファイ法を適用する事例 |
38 | システムの性能評価 | 78 | 管理図の説明 |
39 | 並列システムにおける稼働率の計算 | 79 | 入社試験問題の相関係数と回帰直線の結果 |
40 | バーチャルリアリティの説明 | 80 | 不正アクセス禁止法 |