実際にプログラム作りたいと思ったら何が必要になるんでしょうか?例えば、犬小屋を建てる場合には、のこぎりとか、かなづち等が必要ですよね?プログラムを作る場合にも道具が必要です。じゃあどんなモノが最低必要なのでしょう。
まず最初に用意する必要があるのは、エディタと呼ばれるソフトです。Windowsであれば「メモ帳」というソフトが標準で付属してます。有償ソフトでは「秀丸」とかが使い勝手がいいですね。Macintoshだったら「Simple Text」、UNIXなら「Mule」とか。テキスト形式で保存できるソフトであれば何でも構いません。これらのソフトがワープロソフトと違う点は文字の大きさやフォントの種類などといった情報が保存できないということです。最近私は「xyzzy」というフリーソフトを利用しています。ものすごい強力なエディタです。
もう1つ、大事なものとしてコンパイラが挙げられます。コンパイラはCOBOLで入力したプログラムをコンピュータが理解できる言葉(機械語)に翻訳する役割をもっています。有償、無償のソフトがあります。WindowsやUnix等、環境によって動作しない場合がありますので、使用前に確認しましょう。
近年はエディタとコンパイラがセットになった統合開発ツールというソフトが発売されています。このソフトを利用すればプログラム作成から実行・デバッグという一連の作業が実に効率良く出来るようになっています。有名ドコロではC言語用のVisual C等がこの部類に属します。
汎用機の場合は、最初から汎用機に統合ツールが用意されています。汎用機にアクセスしてプログラムを作成する場合には、専用線で汎用機専用マシンに繋ぐ方法があります。最近の主流は、Windows等にエミュレータ(専用機擬似ソフト)、若しくはブラウザ(IE、NN等)を介して回線を繋いでいます。汎用機に繋ぐ場合は、別のソフトを準備する必要は全くありません。
個人用のCOBOL開発ツールも、数は少ないですが存在しています。当サイトでも無料ダウンロードサイトの紹介から利用方法までを、ざっとではありますが掲載しています。興味がおありでしたら、COBOL入手方法のコンテンツを参照して下さい。C言語など他言語も様々なサイトで無料配布されていますので、自分の興味ある言語をインストールしてみると良いんじゃないでしょうか。