ライブスチーム 127mmゲージ 製作記  D50 725

<製作モデルの選定>

 

  生涯にそう何台も作れない(もしかすると1台だけ)と思うと、モデル選びも慎重に。

  迷い続けた1ケ月。写真集を眺め、梅小路機関車庫まで足を運び、書物を調べて・・・

 <検討条件>

必須条件 大型テンダー機関車  
国鉄近代型 イギリス蒸気も大好きだけど
参照条件 馬力 多少工作がヘタでも人を乗せて走れるように
スタイル 見た目の格好良さ
技術ステータス 蒸気発達史上、価値があるもの
自分との関り 思い入れ等

 <比較検討>

型式

(馬力検討の参考値)

馬力

模型として

スタイル

あくまで主観

技術ステータス

自分との関り

1次

選考

動輪径

シリンダ

ボア×工程

火床面積

2

8620

φ1600

φ470×610

1.63

    ○C型草分け    

C51

φ1750

φ530×660

2.53

 

○初の広火床    

C53

φ1750

φ450×660

(3気筒)

3.25

  ○国産唯一の3気筒  

C55

φ1750 φ510×660

2.53

         

C57

φ1750

φ500×660

2.53

 

 

△唯一の写真撮影

 (サヨナラSL運転)
 

C58

φ1520

φ480×610

2.15

     

○釜石周辺で活躍

 45mmゲージで製作
 

C59

φ1750

φ520×660

3.27

 

△オリジナル設計の

 ヘビーパシフィック
 

C62

φ1750

φ520×660

3.85

△最強旅客機関車

△ニセコ乗車経験

 (子供時代)
 

9600

φ1250

φ508×610

2.32

  ○D型草分け    

D50

φ1400

φ570×660

3.25

リベット

姿に哀愁

○初の棒台枠

 主連棒にNi-Cr鋼

 (のちV鋼)

◎釜石線で活躍

 釜石線建設秘話(*)

D51

φ1400

φ550×660

3.27

○全てにバランス

○銭函駅で見た想い出

 (子供時代)

D52

φ1400

φ550×660

3.85

△最強牽引力    

 (*)釜石線建設時、C58から急遽D50配置に方針変更。このため工事規格(軌条等)を急遽レベルアップ

     参考文献  日本の蒸気機関車(国鉄蒸気発達史 高木宏之著) ネコ・パブリシング

             日本蒸気機関車特集集成(上・下) 鉄道ピクトリアル編集部編 鉄道図書刊行会

             他 インタネット情報

 

 <最終選考>

   C53  興味はあるけど、いきなり3気筒はやめておくことに。

   D51  人気車種だけあって、どこから見ても申し分ない機関車。ただ、あまりにポピュラーなのでやめ。

   C59  オリジナル設計のヘビーパシフィック。格好いいし作りたいけど・・・

   D50  馬力あり。技術ステータスもお気に入り。

         第2の故郷、釜石(釜石線)との因縁を最後の決め手に。

 

        紆余曲折あったものの、D50に決定!

d50umekouji.jpg
梅小路機関車庫 (2006.07) 北見市三治公園 (2008.4.29)
日本に現存する2輌のD50

 

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presented by Hideoki Kimura