レビュー番号89

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ゴイルドブロイ
作者:フランツ ベンノ・デロンシュ


総合評価:☆☆☆
ルール難度:やや重い
人数:3〜4人
酔っ払いオヤジくんな!度:☆☆☆☆
コースターついててお得!!度:☆☆☆☆☆


今回はMSA かもや@ 

りんさん との4人戦だ。


このゲームは
「ビール」がテーマ。
ビアガーデンの拡張や店長の派遣。
様々なビール会社に資本をつぎ込んだり契約したり
といった事を行いながら
お金を儲けていくゲームである。
個人的に好きなテーマで
実はボードゲームやるようになって割と初期の頃から
気になっていたのだがようやくプレイできる事となった。


世間では「
ビール公爵」が話題になってる中
あえて、別のアプローチでビールゲーをする(笑)






これがボード。

なぜか今回ピンボケ写真が多い。

勘弁願いたい。


鹿とかワシとか様々なマークが

あるがこれがビアガーデン。

四隅の丸いマークが

ビール会社。



店長コマや資本コマ

アクションカードなど・・・

コンポーネントはなかなか良い。


ゲームに関係ないが

ビールジョッキ用のコースターがついてくるなど

心憎い演出がいい。



各ラウンド自分のやりたい事を

選んで一斉に公開する。

できるのは

ビアガーデンの拡張や

店長の派遣など。


バッティングしなければ

有利に行動できるようになっている。



紙幣。

なんか、モノポリーとかアクワイア

彷彿させますな。


木のビアガーデン

そして右上のビール会社の社長。

初期配置で獲得した所である。




みんな初プレイ。よくわからないが
カタンのように初期配置がある。
きっとコレが明暗をわけると予想。慎重になる俺。


ゲームを何ターンか進めていってみんなはっと、気付く。
このゲーム、バッティング要素があるのだけれど

バサリや、ハゲタカのえじきなどと違って
「どうなるかわからない!!」って感覚じゃなくて
コレ選べばバッティングしないな〜とかすぐわかっちゃうのだ。

逆に、バッティングするのは承知の上なんだけど
コレ選んどくか・・・・とか
ちょっと個人的には興ざめな感じだ。





ビアガーデンをドンドン拡張し

収益アップをめざす。

赤い印は収益が大きいので

是非とも取り込んでおきたい場所だ。




ビアガーデンには

収益を上げる「優秀なウエイトレス」と

収益を下げる「大酒飲み」がいる

こいつらもぐるぐると移動していくので

うまく利用してきたい。



ビール会社に資本注入。

現在このビール会社を牛耳るのは

緑の俺だ。



投資の部分も細かいルールが

あって、陣地取りのような感じも受ける。




ゲーム中盤に
見事に、ビール会社と大きめのビアガーデンを乗っ取る事に
成功した俺。

「おい、今度の店長はやり手らしいぞ。」
「今までひいきにしていたア○ヒからサ○ポロに変えるらしいぞ!」
そんなビアガーデンの
従業員の会話が聞こえてきそうである。

ほぞを噛むその他3名(笑)



結局、コレが大きくて
ゲームは俺が快勝。

2位 りんさん 3位 MSA 4位 かもや@







ゲーム終盤の様子。






ぐり総評
 総合評価:☆☆☆

コンポーネントやテーマ、雰囲気は抜群に良い。
それだけになんか、もったいない感じがする。
つまらないゲームではないんだけど
お金の計算が少し頓雑だったり
前述のバッティングの要素の部分でドキドキ感だったり
バッティングを逃れた時の爽快感みたいな感覚を
味わえないのでなんか、全体的にもっさりとした印象を受ける。
淡々と事を進めていく感じだ。


シンプルなゲームなんだけど
割と細かいルールがあってそれを理解・インストするのも
意外と時間かかったりして、これもプレイを遠ざけてしまう要因かな。


それでもビールジョッキ片手に
やってみたくなる不思議な魅力のあるゲームである。
肴のあぶったイカのような味のあるゲームなのだ(笑)