レビュー番号78

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バサリ
作者:シュタウペ・ラインハルト
金メダル
総合評価:☆☆☆☆
ルール難度:軽い
人数:3〜4人
あと一歩で1周できね〜度:☆☆☆☆
バッティングしまくりや〜度:☆☆☆☆☆

今回紹介するのは
バサリ。
俺の
お気に入りの一品である。
このゲームは色々な
メンツでプレイしている。


このゲームをザックリと
紹介すると、すごろく風交渉ゲーム。
宝石の露天商になって、宝石を獲得したり
宝石を使った交渉で有利になるような行動をするゲーム。



モノポリーっぽいところもあるのだが
似て非なるゲームである。






プレイ風景



これがボード。

真ん中のキラキラ綺麗なのが宝石。

外周が得点ボード。

駒が色々置いたある所が

ゲーム中移動するマスである。




まずは、各自が一斉にサイコロを振る。
それぞれ出た目の通りに右回りに
進める。
それぞれのマスには
違う数字と宝石のマークが書かれている。ここがミソ。


そして全員でどの行動をするか
一斉に自分のカードを公表していくのだが・・・






これがどの行動を取るか表示するカード。

・左がもう一回サイコロを振って進める

+(6−出た目)勝利点


真ん中がそのマスに書かれている

数字分、得点。


右が

そのマスに書かれている

宝石を得られる。



カードを一斉に公開するのだが

バッティングしなければ

その通りの行動ができるのだが


誰か一人とバッティングしたら

宝石を使った交渉で

どちらが行動するか決めなければ

ならない。


二人以上バッティングすると

全員行動できない。


自分の今いるマスや他人のマス。

それぞれの思惑を読んで

カードを出さねばならない。



この読みと交渉

このゲームのポイントであり

楽しむポイントである。




誰かが、一周したら、1ラウンド終了。
1周できたプレイヤー全員にボーナス点。
それぞれの宝石の数の最多数プレイヤーに得点が入る。
宝石は色ごとに価値が違っているのもポイント。


割愛するが
宝石の価値はボード上に書かれているので
一目瞭然。


この辺を鑑みて交渉するのだ。
各自が持っている宝石数も公開情報。


考えたり交渉のネタがわかりやすいので
とってもゲームしやすい。
バッティングした場合
かならず交渉で解決しなければならないのだが
交渉が長引きずらいのも◎である。


まぁ、交渉を黙って聞いていても
面白いのだが。こういうのって性格がでる。


例えば「アンタ、この赤の宝石一個俺があげたら
単独トップなるでしょ。だから今回は行動は俺に譲りなさい」

とか

「いやいや、1個じゃ足りないわ。2個はないと。」


などなど、本当に中東のバザールの露天商のような
妙にリアリティ溢れる交渉の応酬である。






交渉の様子。

緑の宝石一個で

釣ろうとしている(笑)



こちらは宝石ゲットの瞬間。

宝石は得点が高いばかりでなく

交渉材料になるので

宝石のカードはバッティングしやすい。


首尾よく宝石ゲットできた時は

気分が良い。



黄色はトップ目だが

他の色の宝石が欲しい所。



ゲームは3ラウンドで終了。

サックリとゲームは終わってしまう。





えりんぎ や のっぽ 
などは元々、モノポリーのプレイヤーだけあって
非常にえげつなく狡猾な交渉をやってのける。
この辺、俺は感心しきりである。
のっぽいわく、俺が甘すぎるだけらしい(泣)


かもや@ は気に入って後から購入した。




ちなみに俺の持っているのは

新版。

旧版の方が雰囲気が合って

いいんだけどなぁ。





ルールは軽くちょっとやれば

すぐに理解できる。

慣れれば一勝負30分くらい。






ヘビーローテしているゲームのひとつでもある。




色んな人たちとやったwwww

ぐり総評
 金メダル 総合評価:☆☆☆☆


交渉と読みあいがテーマなので
ある程度、ゲーム慣れが必要かもしれない。
ただ、ルールはシンプルで時間もそんなにかからないので
万人向けなゲームである。


バッティングの一喜一憂や読みが当たった時の
爽快感はなかなかのものだ。
ゲームの雰囲気もいいし
たくさんの宝石が気分を盛り上げてくれる。
非常に良い面の多い、好ゲームだ。


普通のドイツゲームっぽくない印象を受けるのだが
それがかえって斬新でもある。
さくっと終わるので充実感・重厚感は感じないかもしれないが
是非ともプレイしてみて欲しいゲームである。


余談だが
俺、このゲーム初プレイの時に勝っただけで
あとは全敗である。向いてないのかも(笑)