2008年6月15日(日) しかし釣れない 那珂川(黒羽地区)
■釣行プラン■ ヤマメ狙いで、黒羽地区の那珂川へ。このところヤマメの釣果は散々で、5月中のヤマメのヒットはゼロ。6月になっても、状況は変わらず。今回は、ちょっと釣り場を上流に変えて、戻りではない本流に生息するヤマメを狙う。 ■概況■ 4時10分に家を出る。水遊園大橋をわたりながら上流を見ると、既にルアーマンがひとり。6月1日に鮎釣りが解禁となり、鮎釣り師に釣り場を占領される前に探ってしまいたいという気持ちは、ルアーマンなら皆同じ。とはいえ、今日はどこで釣りをしようと決めていなかったので、土手の上を走りながらよさげなポイントを見つける。 まずは、数年前に実績があったと現場アングラーから教えてもらった場所。ガンガン瀬からヒラキになるところまでがポイントで、5センチミノーで釣り下ることに。もともと水深のある場所ではなかったが、先月20日の大水でさらに埋まってしまい、浅くなってしまったようだ。一通り探ったがバイトがなく、その下流にある昼間は完全に鮎釣り師に占領されるポイントまで下る。ミノー、スプーンと探ったものの、ここでも1バイトもなし。鮎以外の気配もないので、見切って上流へ。 上流にある淵に到着。下流の瀬にはすでに鮎釣り師がいるので、この淵のヒラキまでを探る。まずは、淵への流れ込みからミノーで探る。ここも、先月の大水で淵の上流部は砂利で埋まってしまい、カケアガリらしい形状を見付けてルアーを投入するもノーバイト。 そのまま釣り下ると、下流部は深場が残っており、対岸の浅場では子鮎の跳ねる姿が盛んに見られる。ここでスプーンをキャストすると、数投目にヒット。釣れたのは30センチはあるウグイ。この直後も25センチほどのウグイがヒット。鮎やニゴイのライズのなかで、時々怪しいライズが見られるので、少し粘ってみることに。 ゴールドベースのスプーンでバイトがなくなってから、シルバーベースのスプーンにチェンジ。そして、間もなくヒットしたのはこのウグイ。こちらもサイズは30センチ近くあった。このサイズになると、ヒット直後の魚種の判定に迷う。寄せてくる時に、グルグル回ったりしないので、結局はウグイとわかってしまうのだが。ヒットタイムは6時50分。 その後も怪しいライズが続くのだが、今のヒットで尺ちかいサイズの白っぽく見える魚体はウグイだろうと判断できた。もうひとつ、金色に見える魚体が跳ねているのだが、おそらくニゴイと予想できる。しかし、今日はまだ1匹も釣っていないので、姿を確認しようとライズポイント周辺にスプーンを流す。 10分後ぐらいにヒット。バイトが、コフコフと吸引するような感じであり、その後グイーンと重くなったので、間違いなくニゴイとわかる。今日はラインが3.5LBと細いため、慎重にあしらう。間違いなくニゴイであったが、今日のはデカイ。目測で60センチ、メジャーをあてると、63センチであった。河口で釣ったニゴイもあわせて、おそらく自己最高記録だろう。ヒットタイムは7時5分。 やっぱりニゴイだったと疑問が解消したので、この1匹で今日の釣りを終了することにした。 今日の釣り場の様子。 ■ポイント&メソッド■ 外道ではあるが、淵のヒラキで釣れた。1ヶ所目は瀬、2ヶ所目は淵尻。瀬では全く反応がなく、淵では魚の気配がハンパではなかった。おそらく、ここ数日天気が良く、水位も下がってきているので、水質のよい淵周辺に魚が集まっていたのではないかと思う。この時期、後に田んぼがある崖では、田んぼの水が地下を通って川へ湧き出すという話を聞いたことがあるが、この場所もおそらくそういう場所なのだろう。例年であれば、戻りヤマメやサクラマスが居付く場所なのだが。 ■反省と今後■ しかし釣れない。ヤマメはどこへ行ったのか。このところ、ティップが入り込むようなバイトがあってもヒットしないパターンがあり、今日は同じバイトでウグイが釣れたので、今までヤマメと思っていた魚がすべてウグイだったと判明。また、この周辺で鮎釣り師からサクラマス目撃情報も多々聞かれたが、それもおそらくニゴイであろうという確信がもてた。今週は梅雨の中休みということらしいので、本流のヤマメは一雨後に狙おうと思う。
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