2007年7月8日() 散々歩いて                那珂川(黒羽地区)  
■釣行プラン■
今日もヤマメ狙いで黒羽方面へ。目的地周辺は、このところ戻りヤマメやらサクラマスやらで騒がしくなってきているようで、せめて尺越えのヤマメを釣りたいところだ。








■概況■
国道を曲がって砂利道を川へ向かう。メジャーポイント周辺には既に4〜5台の車が見え、このところの好調さを物語っている。今日の狙いはその場所ではなく、その上下に位置する皆が狙わない場所。特にあわてることはない。いつもの場所に車を止める。

まずは、釣り下って瀬を探る。すぐに20センチ弱のヤマメがヒットし、昨年と同様の状況でホッとする。その後、本命としていた瀬でバイトがなく、予定よりもさらに下ってチビだが実績のある深瀬に到着。


 まず、ミノーでチビヤマメがヒット。周辺を探りきった後、上流へ戻りながらミノーで出なかったポイントをスプーンで流すと画像の魚がヒット。20センチぐらいだが、デブである。ヒットタイムは5時50分。この一尾で、ミノーで探った場所をもう一度スプーンで探り直したらどうだろうと、復路はスプーンで狙ってみたが、出なかった。








車の駐車してある場所まで戻ってきたが、まだ時間があるということと、小雨で薄暗く、まだまだチャンスはあるだろうと、さらに上流を目指すことに。

上流へ向かうが、先行者があったせいか出そうなポイントからはバイトがない。さらに上流へ向かい、先週の釣り場のやや下流へ到着。今日歩いたことで、先週のポイントから今日のポイントまで、川を歩いて行けることを確認できた。


 先週のポイントまで向かう途中にある瀬。上流へ向かいながらミノーをアップクロスで探った時は出なかったのに、同じ場所をダウンで探るとチビだがヤマメがヒットした。下流でのヤマメのヒット、そして、ここでのヒットから、今日はダウンの方がヒットしやすいと思い、復路をミノーのダウンで探り直してみる。









上りで探った場所をダウンで散々ミノーで叩いたが、まったく反応なし。車が見え、今日はこれまでと諦めかけていたところに、家から携帯に連絡が入る。もう車の駐車した場所だからすぐ帰ると携帯を切ったあと、どうにも怪しい深瀬に到着した。

流芯が中心寄りで深く、足元が浅瀬になっている場所。本当にこの場所をサッとやって切上げようと思っていた。1投目、2投目とバイトがなく、もはやこれまでとミノーを回収する寸前、下流のアユ釣りで待機している人たちを見ていたところロッドに衝撃が走り、足元で魚がグルグルしていた。


 グルグル攻撃はヤマメの証拠。それなりのサイズだったので、慎重にネットに入れる。27センチと尺には届かなかったが、これまですべて20センチクラスのチビばかりだったので、そこそこのサイズがヒットしてホッとした。ヒットタイムは8時25分。うっすらとパーマークがあったが、口が黒く、小ザクラと思わせる魚体だった。








ヒットはしたものの、よそ見していたせいでどこに魚が潜んでいたのかまったく理解不能。足元は浅瀬で、ここではない。疑問に思いながらルアーをキャストしていると、直後にまた足元でヒット。これは、間違いなく尺は越えていたが、ヒット直後に水面をグルグル回ってフックを外して逃げていった。完全に不意打ちヒットで、アワセを入れるひまもなかった。残念。

数分間に2ヒットということで、この深瀬に魚が溜まっていると理解できた。ならば、もう1匹なんとかして釣りたいと、状況を分析した。ルアーのトレースコースとヒットポイントを線で結び、流芯にある沈み石付近に魚が付いていたと想定。そこからチェイスして足元のなんらかのアクションに反応したと分析した。同じコースは2匹釣ったことでヒットする確立は低いだろうと、その沈み石につながる流れを片っ端からキャストしてみた。


 沈み石の下流にあるカケアガリをつなぐ流れを横切るようにミノーをトゥイッチしながら通す。直後に、ガツンを手応えが伝わる。重い手応えからグッドサイズを期待したのだが、ルアーに木の枝が絡んでいたために重かったとわかった。とはいえ、25センチ弱といったサイズで、納得のいくサイズのヤマメであった。ヒットタイムは、先の27センチから15分後の8時40分。








その後はルアーの色、サイズを変えて周辺を流したたがバイトなし。4人ほどのアユ釣り師が探り終わるまで待っていてくれたので、申しわけないので釣り場を譲ることにした。というわけで、9時に釣りを終了した。








■ポイント&メソッド■
今日のキモは、「深瀬」で「ダウン」の釣り。チビなら浅瀬でもヒットしたが、良型は深瀬でないと出なかった。淵ではキャストしなかったが、先行者の釣りを見ている限りでは、ヒットした様子はなかった。ダウンでトゥイッチしても、アクション直後のヒットではなく、ラインに若干テンションが掛かっていてタラーッとしている状態の時にヒット。これは、チビでも、良型でも、共通していた。








■反省と今後■
上流、下流と散々歩いた後、最後の最後に良型連続ヒットという結果で終了できた。尺上をバラシたのは心残りだが、上流、下流と歩いたことで、ポイントのつながりが確認できた。今後の戦略に生かそうと思う。




■釣行データ■
釣行時間 4:30〜9:00
天気 小雨
気温 19〜21℃
水の色 普通笹濁り
風向き ほぼ無風
水温 17℃


■使用タックル■
ロッド ジャクソン
SR6F−702
リール シマノ
センシライトMg1500
ライン 呉羽リバージR18
5LB
ルアー
リグ
ケイソン55S、67S
バイト7.5g


■経費■
分類 内容・数量 代金(税込)
     



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