2007年6月16日(土) まだいる 那珂川(小川地区)
■釣行プラン■ 先週末は週末の雨により川が増水し、ろくにロッドを振れなかった。今週も前半は雨で水位も高かったが、週末になり晴れが続き、水位も平水に戻りつつあった。例年ならそろそろ上流へ釣り場を移動するところだが、前回の山形遠征で聞いた「水温が上がっても、中流域の湧き水や伏流水のあるところに魚はいる」という話を信じ、もうしばらく近所で釣りをしてみる。とはいえ、日が昇るとアユ釣り師の川を占領されてしまうし、水温も上昇してしまうので、日の出から2時間ぐらいの予定で、深場に隣接する場所を狙ってみる。 ■概況■ まだ薄暗い3時40分ごろに釣り場に着く。深場に隣接するカケアガリを狙うため、誰よりも先にロッドを振りたかったのだ。幸い先行者はいなかった。水位は平水に戻りつつあるものの、若干高め。濁りはないように思う。さっさと準備をし、流心から手前のカケアガリを狙って、川から少し離れた位置からミノーをキャストする。 軽くトゥイッチを入れながら四方八方キャストするが、バイトはない。手前を探った後に大遠投で探ったり、上流、下流へと小移動を繰り返すが、まったく持って反応なし。しかし、水面にはニゴイらしきライズや、アユの跳ねが見られ、それなりに魚っ気はある。漫然とキャストをしているのが原因かと思い、もっとピンポイントで狙う場所がないか水面のモヤモヤを見つめる。 何度か移動を繰り返したとき、足元から浅瀬が流芯に向かって伸びていることに気付く。上流からの流れを見ると、対岸にぶつかった流れが、S字状になってこちらにぶつかり、その流れがさらに流芯に向かって伸びていることがわかった。足元の浅瀬は流れのキワになっている部分であり、水深はあまりないものの、じっくり狙ってみる価値があると判断。ミノーは散々投げたので、今度はスプーンで、浅瀬を舐めるように流してみることにした。 スプーンに変えて数投目、ドリフトからラインにドラッグをかけ、扇状に浅瀬にスプーンを誘導しているときに、「ガツン」と手元に強い衝撃が伝わった。 ![]() ![]() この後、その場所で少し粘った。同じスプーンで、「ガッ」と1匹目に似たバイトがあったが、乗せられなかった。ミノーで探った場所を、スプーンでもう一度探りなおしたが、2匹目はヒットしなかった。6時近くなると、次々にアユ釣り師が川を埋め尽くしていったため、6時20分に本日の釣りを終了した。 ![]() ![]() ![]() ■ポイント&メソッド■ ヒットしたポイント、メソッドは上に書いたとおりだが、早朝は魚は岸際にいるように思う。推測だが、深場が近くにあると、日中は水温上昇を避けるためと、敵からの避難するため、深場に移動する。早朝の涼しい時間帯は流れの弱い岸際にいて、休んでいるのではないかと。なので、そういう魚を狙うには、出来るだけ静かに川へアプローチし、遠投せずに足元を狙った方が良いと思う。 ■反省と今後■ 今日は、山形遠征で聞いた話の検証のような釣りであったが、結果が出せて良かった。今日の魚は、今までの釣り方では釣れなかった魚だろう。なぜなら、ヒットポイントが5月20日にナマズを釣った場所のやや上流であり、例年ならこんな場所にヤマメはいないと見切ってしまう場所だからだ。昔から、8月になって投網でマスが獲れたという話は良く聞くし、この辺りにいることはわかっていた。しかし、ルアーにヒットするのはニゴイばかりだった。確信ではないが、「増水収束期と釣行時間」「深場の隣接する岸際」がキモのように思う。次回も似たような場所を狙い、さらに検証してみたいと思う。 ■釣行データ■
■使用タックル■
■経費■
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