2007年6月3日(日) コザクラ咲く 山形県・鮭川
■釣行プラン■ 5月4日のリベンジということで、今日は鮭川へ向かう。できれば5月最終週あたりに行きたかったのであるが、予定が今日しか空いていなかった。6月1日に秋田の河川でサクラマスが解禁になり、ほとんどの人がそちらへ向かうと予測。GWのような混雑はないはずで、釣り自体はしやすいだろう。早朝と夕方、マズメ時に狙いを絞り、どうにかサクラマスをキャッチしたい。4時過ぎに釣りが開始できるよう、0時半に家を出る。 ■概況■ 山形道を山形北インターで降り、鮭川目指して国道13号線をひたすら北上。ナビの到着予定時間は5時となっていたが、早朝の13号はスイスイで、4時半前にはJRの鉄橋下に到着。ざっと見回して、釣り人は自分ひとり。ちょっと予測よりも釣り人が少なすぎ、場所が悪いのかと不安になるが、準備をしてポイントへと下りる。 キャスト前に水温を測定。15.5と表示され、予想よりも高くてビックリ。瀬落ちから釣り下って、シュガーディープ90Fをトゥイッチ中に「ゴン」と何かヒット。ジャンプした際に50弱のサイズであることを確認。念願のサクラマスかと思いきや、ニゴイであった。婚姻色のためか黒く、ちょっと気持ち悪かったので画像なしでリリース。ここの上流部にある橋脚下とあわせて1時間ほど探ったが、それ以後反応はなかった。 戸沢橋上流の淵で1時間ほど粘ってノーバイト。その後、向松坂に移動。対岸のテトラが水面に出ているところから、GWの頃よりは30〜40センチ減水しているのがわかる。下流までウェーディングして下れそうなので、いける所まで行ってみる。500〜600メートルは下ったろうか、対岸の積み上げテトラのあるところまで探ったがノーバイト。テトラ上流200メートルぐらいはテトラ残骸などがあり魅力ある場所だが、それ以外はボトムは小石で魅力なし。 向松坂で往復1キロ以上歩きヘロヘロ。体力回復するためと、情報収集ということで、沓沢食料品店さんに伺う。いろいろ情報をもらったが、今年は例年よりは魚影が薄いのは事実らしい。雪代が少なかったため、最上川でかなりの水揚げされてしまったそうなのだ。例年なら雪代で水量が多く、1シーズン4日ほどしか釣りが出来ない場所が、今年は水位が低く釣り座が確保できたために、そういう結果になったらしい。お昼は釣りをしても疲れるだけというアドバイスをされたので、それに従って昼食をとり、釣具店「ちゃっか屋」さんで90サイズのミノーを購入したり、川の様子を見てぶらぶらしたりする。 14時ごろに向居橋上流の淵へ入る。いい感じの場所だが、1時間弱やってノーバイト。ここで瀬の水温を測ると19.5度。日向では話にならんということで、日陰のある場所を探して移動する。 様子見に石名坂頭首工へ行く。ちょっとだけルアーを流すが、減水のため魅力なし。水温を測ると、なんと21.5℃。即、移動する。 そして、本日最後のポイント、米坂橋下へ。ここは西側が山で、午後の早い時間から日陰になるので、良い場所だろうとと直感的に思った。橋下流の淵、上流の瀬をやって、18時前後に終了と予測を立てる。幸い淵にも先行者はいないので、橋脚部から下流へ釣り下る。 良い感じの淵から反応が出ず、巻き返しのある場所へ。足元にはアユが戯れ、その下にサクラマスが居ることを願う。対岸にぶつかる流芯へキャストし、トゥイッチしながら本流の流れと巻き返しの流れがぶつかるあたりを通過したとき、「ガツン」と衝撃。グルグル回っているのでニゴイではないようだが、サイズは小さい。タックル的に余裕なので、強引にランディングする。戻りヤマメサイズだが、体の側面にパーマークはなく、口の中が黒い。おそらくサクラだろうが、小さいので小ザクラという事にする。サイズは31センチ、ヒットタイムは16時10分。エラの損傷がひどかったので、これはキープした。 ヒットポイント。 その後、下れるところまで下ったがノーバイト。橋の上の瀬に移動し、対岸の柳の下辺りを集中的に狙ったが、ノーバイト。最後のガンガン瀬で、ヒットルアーであるリッジ95Fが殉職したところで、意気消沈。時間も17時半をまわったところなので、明日の事も考え、今回の鮭川釣行を終了を終了することにした。 小ザクラの顔。口の周り(歯の周辺)が黒く、歯は、那珂川でいつも釣っているヤマメよりは鋭い。舌のところも少し黒く、ヒレも黒かったが、釣った直後はヒレは黒くなかった。サイズ的に、遠い海から帰ってきた魚ではないと思うが、サクラマスの血統であるように思う(自己判断)。 ■ポイント&メソッド■ 上に書いたとおりで、淵だがショートリップのミノーに出た。向松坂で会ったアングラーの話では、前日の2日に米坂橋上流で50センチ強のサイズのサクラマスをキャッチしたそうだ。時間は15時過ぎ、ヒットルアーはティーレックスの11センチだそうである。ちゃっか屋情報では、毎日早朝に1本は釣れているらしく、場所は石名坂頭首工〜鮭川橋あたりまでだそうだ。 ■反省と今後■ 結果として、子ザクラでも1匹釣れたのでホッとしているが、今回は釣果よりも、釣り場で会ったアングラー、沓沢食料品店さんから貴重な話が伺えたので、それが収穫。特に、魚の行動については参考になり、同時に近所の那珂川でも同じ事が言えると気付いた。デカイのは、まだまだ近所に居るようなのだ。昨年は6〜7月と上流へ移動したが、今年はもう少し地元で粘ってみようと思う。東北サクラマスは今回で一応終了だが、来年はこの経験を生かし、立派なサクラマスをキャッチしたい。 ■釣行データ■
■使用タックル■
■経費■
<back|next> |