2006年8月21日(月) ちょっとバラシ過ぎ               松川漁港南堤防   
■釣行プラン■
昨日と同じく、水路でシーバスを狙う。前日の午後、上げの時間に釣りをしたがボイルはまったくなくノーバイト。ただし、水が澄んでいたのでアマモの生え際がよく確認でき、より正確なアプローチのイメージが出来た。昨日は明るくなってからの釣りだったので、今日はちょっと早めに行って暗いうちから狙ってみる。










■概況■
4時ごろ釣り場に到着。まだ肉眼ではルアーにラインが結べないほど暗い状況、昨日と同様にエサ釣り師は釣りをしていた。流れはいい感じで下げており、ボイル音も聞こえる。前日のヒットポイントを、アマモの生え際のイメージと重ね合わせ、ペンシル系のルアーをドリフトさせるが、なぜか今日はまったくバイトがない。エサ釣り師からもアタリがないとの話をいただき、ルアーもエサも、同じ状況だと確認する。

20分ほど経ち、ボイルが激しさを増す。ペンシル系のルアーを見切ってバイブブレードにチェンジ。その1投目、アマモの際から魚が出た。しかし、すぐにバラシ。気を取り直してキャストすると、すぐにまたヒット。しかし、これもバレる。エサ師から、「よくバレッこと」と言われる始末。バラシが続くと魚に警戒されると思い、なにかいい案がないかと考える。思いついたのが、フックサイズを大きくすること。泳ぎに影響が出るかもしれないが、ノーマルフックでは状況は変わらないと思うので、思い切ってワンサイズアップの4番フックに変えてみた。

キャストミスやカーブフォールをしないとブレードにフックが絡むトラブルが若干あるが、一応釣りは成立する。あとはヒットを待つだけだ。基本的にはただ巻きオンリー。アップクロス、ダウンクロスと、キャスト方向をいろいろ変える。すると、間もなくヒット。フックも大きく、かえし付きのフックなので安心していたのだが、これでもバレた。バレる状況としては、エラ洗いの瞬間が多い。ルアー自体が重いのでバイブレーションはよくバレるという認識はあったが、これほどまでに簡単にバレるとは。こうなったら、バイトを増やしてキャッチ率を上げるしかない。

しばしのバラシのあと、ようやく1匹キャッチすることが出来た。フックの位置を見ると、上あごと下あごの付け根にフックが2本掛かっていた。ここまで掛かればバレないようだ。しかし、フックの刺さる位置など、こちらで調整しようがない。このあともバラシ連発で、ボイルが静まった5時半ごろまでに8本ほどヒットしたが、キャッチはわずか1本という結果。このあとエサ釣り師も帰り、自分も帰ろうとしたが、まだ気配があるので、しばらく粘る。

エサ釣り師の帰ったあとに入り、ヒットポイントを下流側から攻めた。ルアーはバイブブレードのまま。間もなくヒットし、こいつはバラさないでキャッチできた。その後、バイブブレードでバイトがなくなったので、ペンシル系のルアーにチェンジ。明るくなった状況でただ巻きでは反応がないだろうと、トゥイッチ入れまくりで探っていると、水面下からセイゴがチェイス。これならいけると、その後はペンシル系のルアーをローテーションして攻めた。

結局、6時半ごろまでに散発に2回ほどヒットがあり、いずれもバラシ。ペンシル系のルアーでもバレる時はバレる。この頃になると、かなり潮位は下がり、ベイトの気配もなくなってきたので、今日のところはこれにて終了することにした。最終的に今日は計10本ほどヒットし、キャッチは2本という結果であった。


 本日ヒットした2本。昨日はリリースしたが、今日はキープし、おいしくいただくことにした。




















■ポイント&メソッド■
ヒットポイントは昨日と同様、狭いエリアに集中し、細かく言えば本流と浅瀬の際にあるアマモ付近。しかし、エサ釣り師がいなければ、もうちょっとちがう結果になっていたかもしれない。

ルアーに関しては、ボイルが頻繁にあるときはバイブブレードが効いた。途中、ローリングベイトをキャストしたものの、バイトはなかった。重量によるレンジの違いが影響しているのか、ブレードが効いたのか、そのへんの違いはわからない。ボイルが静まってからはペンシル系のルアーのトゥイッチで。正確には、TKLM90(リップレスという方が正しいか)で2ヒット。このルアーは、トゥイッチ後の惰性のアクションがリップ付きのものとちがうので、その辺が効いたのかもしれない。

バイブレーションのバラシに関しては、防止策として、@フックサイズを上げる、Aかえし付きのフックにする、B追いアワセを入れる、という策を同時にやったが、結果としてキャッチ率が著しく向上したかというと疑問である。特にBの追いアワセは、アワセを入れた瞬間にバレたので、ボディーをしっかり咥えでいないのではと想像が付く。これを踏まえて考えられる策というと、ブレードバイブで重量の軽い、小さいタイプにする事ぐらいしか思い浮かばない。結局のところ、いちばん問題なのは釣り場の地形なのではと思っている。ヒット直後は浅瀬に誘導する事になるが、釣り座が高く、浅瀬でファイトとなると、どうしても水面直下で魚がもがくことになり、エラ洗いが多くなる。では、ロッドを下げればいいじゃないかという事になるが、ボトムはカキの殻でいっぱいの場所。そこにルアーを擦られたら、それもまたバラシの原因になるだろう。結局これという策はないのだが、キャッチを急がずとにかくエラ洗いさせないよう、だましだましゆっくりファイトするしかないようである。










■反省と今後■
とりあえず2本キャッチしたが、バラシが多すぎて素直に喜べない。バラした魚は大きいとよく言うが、今日バラシした魚はスズキサイズも何本かいたので、キャッチしたかった。上に書いた問題を整理し、次回チャンスがあればまた狙ってみたい。





■釣行データ■
釣行時間 4:10〜6:40
天気 晴れ
気温 25℃
水の色 普通
風向き 東・弱い


■使用タックル■
ロッド スミス
MT−86
リール シマノ
ツインパワー3000
ライン ファイヤーライン16LB
+フロロ2.5号
ルアー
リグ
ピースリー90
ライブベイトバイブブレード24g
TKLM90
ローリングベイト
アスリート90S


■経費■
分類 内容・数量 代金(税込)
合計    



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