2005年7月9日(土) 釣れるじゃないか 福島県伊南川
■釣行プラン■ 5月から本流ヤマメ狙いを続けているが、最近は外道ばかりでどうしたものかと考えていた。水温的に限界のようなのだが、本当にそれだけか。ルアーを落とすポイントが違ってないだろうか、エリアを変えれば本命が釣れるのか。ならば、週末のバタバタも一段落した事だし、ちょっぴり遠征してみようという事になった。 場所は、我が家からなるべく近い本流域で、この時期でも水量が豊富でアユもまだ解禁になっていないという事で、南会津を流れる伊南川に決定。2000年3月号の自然倶楽部にフィールドマップが載っていたのでそれを参考に、季節的な条件と、早朝からお昼頃まで釣行時間とする事で、ポイントを館岩川合流付近から中流部までに絞る。今回の目的は、普段やっているポイントや釣り方でヤマメが釣れるか検証なので、サイズにはこだわらないつもりだが、欲を言えば尺以上のサイズも釣りたい。でも、とりあえず、ヤマメかイワナを1匹でも釣ることを重要視する。 ■概況■ 家を3時前に出発。R352を経由して館岩川と伊南川の合流付近となるR401に着いたのが5時前。コンビニ休憩したにもかかわらず、ここまで約2時間で来た。途中道路が濡れていた場所があったが、現場は晴れ、車の気温計は17℃。基本的にフィールドマップの場所で釣りをしようと考えていたが、道なりに川を見ていて、他にも良いポイントがたくさんある事に気付く。とはいえ、全部回っていたのでは時間が足らないので、ポイントに下りやすければマップに載ってない場所も攻める事にした。ということで、今回は以下の5ヶ所を攻めた。 ①5:10~6:30 浜野付近の堰堤 R401に入ってから南郷方面に向い、そう走らずに目についた堰堤。橋のたもとに先行者らしき車が駐車してあったので、なんとなく立寄る。橋を渡って下流に駐車し、目の前の瀬、橋上流にある堰堤下と探り、戻ってまた瀬を探った。開始直後に瀬でスプーンに小さいバイトが一度あったが、瀬ではそれだけ。堰堤下ではスプーン、ミノーで探って、シュガーディープ90Fで5時半にグンッと何かヒット。 ![]() 1匹目ヒット前に、監視員から入漁件を購入。その時聞いた情報では、3日ほど前までは雨の影響で、今日より1メートルほど増水したそうだ。今日も水位は落ち着いたものの、それでも少し高いという事だった。23日の解禁にむけ、この辺りにもアユを放流済み。堰堤下でも今年は40オーバーがヒット(魚種未確認)という事であったが、それ以後バイトはなかった。 ![]() ![]() ②7:00~8:30 伊南ホーム前 次は伊南ホーム前へ。ここは、マップに載っていた場所である。途中、何ヶ所か良いポイントがあったが、1匹釣ったことで余裕ができ、マップ通りにやってみようと言う事になった。 ![]() ![]() ![]() この後、大手門橋下流左岸で、ダウンでボサ回りをトゥイッチしていてもう1匹ヒット。ヒットルアーはマークベイト50SSのワカサギで、23センチぐらいのヤマメだが、捕食失敗のためか背掛かりだった。 ここまでで既に4匹ヒット。すでに十分目標はクリアしたが、お昼までまだ時間があるので、サイズアップを目指し、下流へと移動する。 ③9:00~9:40 鴇巣付近の堰堤 ![]() ④10:20~12:00 富田橋~和泉田橋間 本命ポイントは、セメント工場裏にあるテトラ帯だが、対岸からテトラを狙いたかったので、ポイントに入る場所を探しあちこち走りまわる。富田橋下右岸側に釣り人らしき車を見つけたのでそこに止め、川へ下りる。下りた場所から狙いのポイントまでが瀬なので、探りながら下る。瀬の分流が最後に合流しており、その流れが思ったより強くて渡れそうにないので、対岸から狙うことはあきらめる。車へ戻り、左岸のテトラに乗って探る事に。 左岸に渡り、テトラに乗ろうとしたが、この季節になると草が生い茂り、そう簡単に下りることが出来ない。この時間になると、気温も23℃になり、日差しも強く、無理して釣らなくてもと弱気になる。が、斜めに歩いて下りられる道を発見し、そこを下りてテトラに乗る。水深がかなりある淵で、テトラ際にはウグイらしき小魚の群れが見える。瀾竜18gとシュガーディープ90Fで探り、一度小ヤマメのチェイスがあったが、それっきり。大場所なので、探るのに時間が掛かるので、早々に見切りをつけ別のポイントに移動。 ![]() ![]() 予定の12時を過ぎたので、一応帰ると家に連絡を入れ、来た道を戻ることに。 ⑤12:30~13:30 木伏付近の荒瀬 帰りながら、エサ師がいたポイントを思い出した。川へ下りるのも楽そうだったので、ちょっと寄り道してみることにした。 ![]() ![]() ![]() これだけ釣れればもう十分である。今度こそ寄り道せずに帰路についた。 ■ポイント&メソッド■ 釣れたポイントは、1匹目は淵の足元のカケアガリ、2匹目は岩盤に石混じりの本流筋、3匹目は岩盤足元のえぐれ、4匹目はボサ回り、5匹目、6匹目は瀬脇。どの場所も似たようなポイントを探ったが、南郷村に入るとバイトすらなかった。やはり水温がキモなのだろうか。 ルアーは、ミノーに軍配が上がる。サイズは5センチ。7センチクラスのミノーも試すが、全く無反応。ただ、5センチのミノーはスーパーシンキングだったので、そのアクションが良かったのかもしれない。だとすると、スプーンも小さい方が反応が良かったかもしれない。 ■反省と今後■ 今回最大の目的であった、普段通りの狙い方でヤマメが釣れるか検証という事に関しては、見ての通り、釣れるじゃないかという結論に達した。おまけに、断言は出来ないが、ここでも水温で釣果に差が出る事を実感した。今日、自分以外に見かけた釣り人はエサ師を含め6人で、そのうち5人が伊南村で見たと言う事からも、この時期のポイントは、上流に移っていることがわかる。魚のサイズは最大で26センチ止まりであったが、アユが放流済みということから、アユがベイトとなればもう少しサイズアップが期待できる。今回は初めての場所と言う事で、わからない事ばかりであったが、もう一度行くチャンスがあれば、今度は尺オーバーを狙ってみたい。 水がキレイでロケーションが良く、釣れる魚も体高があってキレイ。その割に釣り人の少ないこの伊南川という川が、私は大変気に入りました。これからも、いつまでもこのままの状態でいてくれたらと願います。 ■釣行データ■
■使用タックル■
■経費■
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