・GT8 177〜215(廃車による欠番あり) 1969,72,78年製の3車体(8軸)連節車。車体幅2.37m 長さ26.01m VBK所有の市内線専用車で、現在は5系統のみで使用。 いわゆるデュワグカーであるが、メーカーはベルリンのDWM(後のWagonUnion)。 このため、最後ドア脇にベルリンの市章が付いている。 189以降はもともと2車体連節車(GT6)だったものに、後に中間車体を挿入したもの。 200以降は制御機をIGBTに変更している。 なお、廃車車輌の中には、ルーマニアのティミソアラ(Timisoara)市電に譲渡されたものがある。 左:207 2004.8.29 HellenStr 右:214(左) 209 2004.8.29 EuropaPlatz(迂回運転中 通常5系統はここを通らない) |
・GT6-70D/N 221〜250 GT8-70D/N 301〜325 GT6-70D/Nは3車体(6軸)連節車 車体幅2.65m 長さ28.70m GT8-70D/Nは5車体(8軸)連節車 車体幅2.65m 長さ38.70m VBK所有の市内線用車で、70〜80%低床車。なお、カールスルーエには100%低床車は存在しない。 GT6-70D/Nは1995〜96、2002〜03年に、GT8-70D/Nの1999、2003年に DUEWAGで製造された。電装品はABBである。 中間台車部分が独立した車体になっており、そこに両先頭車体がぶら下がっている。 主電動機は両端の台車に取りつけられており(127Kw×4)、そこだけ高床構造になっている。 左:GT6-70D/N 248 2004.8.30 Karlsruhe Hbf. 右:GT8-70D/N 309 2004.8.30 Mühlburger Tor(KaiserPlatz) |
・GT6-80C 501〜520 GT8-80C 551〜590 GT6-80Cは2車体(6軸)連節車 車体幅2.65m 長さ27.60m GT8-80Cは3車体(8軸)連節車 車体幅2.65m 長さ37.37m VBKまたはAVG所有の郊外線直通用のステップ付き高床車で、S1・11、S2系統で使用されている。 先ずGT6-80Cの501〜520が1983〜1984年にWagonUnionで製造された。 続いて521〜540が1987年に、851〜860が1989年にDUEWAGで製造された。 これ以降、GT8-80Cになり、861〜870が1991年にDUEWAGで製造された。 なお、861〜870は、後に561〜570に改番されている。 この後、GT6-80Cに中間車体を挿入してGT8-80Cへの改造が行われている。 先ず851〜860が1990〜1991年に施行され、 581〜590を経て551〜560に 続いて531〜540が1993年に、521〜530が1997年に施行され、それぞれ571〜590に改番されている。 DUEWGのシュタットバーン車両の系統に属するが、片面ドア・片運転台式で 前面の左右の絞り角度が異なるのが特徴である。 単独または、GT8-80C+GT6-80Cで使用されている。 左:GT6-80C 509 2004.8.29 Ettlingen Stadt 右:GT8-80C 567 2004.8.29 Bad Herrenalb |
・GT8-100C/2SY 801〜836 カールスルーエの名を世界に知らしめた、ツヴァイシステム( 路面電車−普通鉄道直通の交直両用車)の第一世代車。 3車体(8軸)連節車で車体幅2.65m 長さ36.57m 1991年と1995年にDUEWAGで製造された。 AVGとVBKが大半を所有しているが、817〜820はDBの所有で、450 001〜004のDB車番が振られているのが、特筆される。 なお、818(DB450 002)は事故廃車になったので、816がDB450 005になっている。 GT8-80Cをベースにしており、車体はDUEWAGのシュタットバーン用車両の標準的なスタイルに近い なお、カールスルーエの営業車で両側面ドア・両運転台式なのはDB直通車のみである。 左:802 2004.8.30 Albtal Bf. 右:DB450 005の車番を持つ816 2004.8.30 Albtal Bf.(DB連絡線) |
・GT8-100D/M2SY 837〜899 ツヴァイシステムの第ニ世代車。 3車体(8軸)連節車で車体幅2.65m 長さ36.57m 1997、99、2002、03年にDUEWAGで製造され、現在も増備中である。 AVGとVBKが所有している。 第一世代車に比べると前面形状が変化したほか、電装品の変更により、客用扉のある部分の床高さを一段下げている。 中間車体は、当初、第一世代車と同じタイプだったが、後に展望窓付きになり、 近年の増備車は便所付きになっている。 うち845〜848は「レギオビストロ」と呼ばれ、中間車体には喫茶店スペースと便所が設けられている。 第一世代車・第二世代車相互に連結が可能で、単独または重連(編成長73.14m)で活躍している。 左:ビストロカーの848 2004.8.29 Markt Platz 右:展望窓のない853 2004.8.30 Durlach |
・事業用車 いずれも、VBK所有。 489はデュワグカーを改造した連節車。線路研磨車(レールクリーニングカー)である。 492は、1953年Rastatt製のボギー車 135を改造したもの 未改造の同型車は保存車として在籍。 左:489 2004.8.30 Tivoli 右:492 2004.8.30 Tulla Str. |
この他に、AVG所有のデュワグカー(重連可能 一部Rastatt製) 同じくAVG所有の1975年Wagon Union製3車体連節電車(左画像)の 122-125が在籍している。 |