◆三菱 P-MP2(6)系

客用扉側 非常口側
江ノ島電鉄 P-MP218P

<概要>
 昭和58年排出ガス規制(P-)適合の三菱製大型バスで、1984〜1990年に製造された。
この系列は、P-MP1(5)系と異なり、フルモデルチェンジ車輛で、エンジンが215PSから225PS(ターボ付は270PS)に出力アップされている。
また、標準の三菱、呉羽(1986年以降は新呉羽)の車体を架装した場合、「エアロスター」
(三菱がエアロスターM、呉羽がエアロスターK)と呼ばれるタイプになる。

 富士重車体架装車は少なめであるが、1988年までR15系が架装され、それ以降はR17系が架装される。
なお、上記以外の架装例には西工(58MC)があり、西日本で多くの例が見られる。
▼他車体架装例へ

<5E架装車の特徴>
・パネルボディーで、非常口側最後部に縦長の不等辺四辺形のエンジン開口部がある。通常、中央に横桟がありで上下2段に分割される。
 ただし、日東交通のP-MP218Kは、この開口部形状が異なり、下辺が直線で台形になっている。
・リヤのバンパー直上には鉤型の出っ張りがある。これは、エアロスターMと同じである。
 但し、札幌市交通局のP-MP618P等、非冷房車にはこれがないので注意。
・リヤのナンバーステーはツライチで、上から2つの電球で照らすタイプが、車体中心線より非常口側にある。
・側面最後部の車体裾の切り上げ角度が急である。
・三菱+富士の場合、側面最後部の窓が狭くなる傾向にある。

変形開口部
日東交通 P-MP218Kのエンジン開口部は下辺が直線に変形している

<型式内容>
 1977年以降現在まで使用されている基準で、中型のMK、9m大型のMMと同様である。
(3)はサスペンションを表し、この系列から大型車のみリーフは2、エアサスは6が使用される。
(4)は仕様車種で、時代・車種によりその意味は異なる。(5)はエンジンを表している。
(6)は軸距である。このアルファベットは範囲を表し、発売車種の軸距が含まれるものが適用される。
 この車種で先代のK-(またはP-)MP1/MP5系と設定が若干変更された。
 なおN尺(軸距5.8m)は、もともと神奈川中央交通ほかの特注車であったもの(P-MP218P改)を、1987年に正式に型式認定したもの。
 採用例は札幌市・神奈中・東洋バス(千葉県)など僅かである。

P- M 2 18 K
(1) (2) (3) (4)(5) (6)
  意味 当系列への適用例 他系列への適用例(参考)
排出ガス規制 P=昭和58年規制  
(1) エンジン配置 M=リヤエンジン  
(2) 車種 P=大型 K=中型
M=9m車
(3) サスペンション 2=リーフサス
6=エアサス
1=リーフサス(中型・9m車)
5=エアサス(中型・9m車)
(4)
(5)
仕様種別
エンジン型式
18=6D22(225PS 大型車用) 16=6D16(1988年までの中型・9m車)
(6) 軸距 K=4.70〜4.99m(4.8m)
M=5.30〜5.59m(5.3m)
N=5.60〜5.89m(5.8m)
P=5.90〜6.19m(6.0m)
F=3.5〜3.89m(中型 3.77m)
H=4.1〜4.39m(9m車)
J=4.4〜4.79m(中型 4.39m)

<P-MP2/6 + 5E 採用事業者>(ページ製作者 把握分のみ)
事業者名 型式 ドア配置 窓形状 ライト形状 備考
日本国有鉄道 P-MP218M折折―2段分割民営化後は、西日本中国九州へ移管
札幌市交通局 P-MP618P折引―2段P改(WB5.8m)車。 路線委譲に伴い北海道中央バスへ移管
北海道中央バスP-MP618P折引―2段窓配置2種類あり。 うち1台 ばんけい観光バスに移籍
京成電鉄P-MP218M折引―2段ちばレインボーバスへ異動車両あり
小湊鉄道P-MP218M折引―2段丸・角丸目車は消滅
日東交通P-MP218K折―引2段変形開口部車
江ノ島電鉄P-MP218P折引―2段丸・角 
広島バスP-MP618M折ワ―メトロ一部 折引―戸車 
昭和自動車P-MP218K折折―T字 
(日栄運輸倉庫)P-MP218M折―折2段(構内専用または特定車) 東野交通に1両が移籍したが2000年に廃車

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