京都音楽院 イタリア声楽研究科
受講生募集のご案内
本研究科は、イタリアの声楽作品を解釈できる豊かな教養と高度な技能を授けます。
◇開講科目(下記四科目)
I.声楽実技 1回60分、年間40回
(1)歌唱技術
イタリア声楽の基礎的な技術の習得。
(2)歌唱様式
声楽作品が書かれた時代、作曲家、形式などにより異なる演奏様式を習得。
II.歌詞の読解と朗読 1回120分、年間24回
詩の読解、標準的なイタリア語による発音、朗読。その歌唱への応用。
詩の趣や登場人物の心理を聴衆に伝えられる朗読力を培う。
言葉と音符の結びつきを分析し、作者の意図を把握して歌に表現する。
III.イタリア語原書講読と作品研究 1回120分、年間24回
イタリアの風土、歴史、文化、音楽史、理論などをイタリア語の原書から学ぶ。
様々なイタリア声楽作品を演奏技術と言葉の両面から深く理解して鑑賞。その声楽語法に慣れ親しむ。
IV.イタリア語会話 1回90分、年間24回
日常会話を身につける。
◇レッスン日
声楽実技:土曜日
イタリア語詩の読解と朗読、イタリア語原書講読と作品研究:日曜日
イタリア語会話:土曜日
◇選択科目(別途受講料要)
和声法、ソルフェージュ
◇その他
・イタリア人特別講師による授業(別途受講料要)
イタリアから、定評ある現役の劇場歌手や演奏会歌手、声楽教育者を招聘し、受講生公募をともなうマスタークラスや特別講座を催します。
・演奏会
履修生の学習成果を発表するため、定期的に演奏会を催します。レクチャーコンサートの場合もあります。
◇入学資格
声楽実技を習得できる基礎能力があること。入学は面談審査により認めます。
◇会場
京都音楽院
◇費用
入会金 ¥10,500(消費税込)
受講料 月額¥37,800(消費税込)、3ヶ月分前納制
◇講師
大前 努(科目I.II.III.担当)
声楽家。イタリア政府給費留学生に選出される。
ステファノ・ジネヴラ氏(クレモナ国際声楽教育アカデミー監督)に師事。
ヨーロッパ各地で独唱歌手として演奏活動を続けつつ音楽文献学の研究に携わる。
2000年、ヴェルバニア国際音楽コンクール声楽部門第二位。
同年、ヴァラッツェ・フランチェスコ・チレア声楽コンクール入賞。
2002年、国立パヴィア大学音楽学専攻課程を修了。
日本人で初めてイタリア音楽学の学位(Laurea in musicologia)を取得。
イタリアの伝統音楽全般、特に声楽教育史を専門領域とする。日本イタリア声楽教育アカデミー代表者。
ティツィアーナ・タラミーニ・ノムラ TIZIANA TALAMINI NOMURA(科目IV.担当)
国立ヴェネツィア大学卒業。
現在、イタリア文化会館-京都 イタリア語講師。
同志社女子大学イタリア語非常勤講師。
◇お申し込み・お問い合わせ
〒604‐8006
Tel.(075)211‐4556 Fax (075)211‐6324
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