NO.2(作成:2001年8月30日)

(1RR−第2試合) VS フィリピン(#5〜#8)

2001/06/08 夜(19:30〜22:10)
(ホームテーブル) (ビジターテーブル)
平田 Felix
 Victoria Egan Gemma M Tan 小林 清水
HANA Soo

(ホームテーブル) 
3D W4 −130
 W  N  E  S
 E  平  T  花
    P  P  P
1S  P 1N 2C
2S 3C  P  P
3D  P  P  P
 OL:A 
1:CA C3 C2 D2
2:SA S7 H2 S4
3:SK S6 C6 S9
4:SJ S5 D5 S8
5:C8 C4 D3 CJ
日本:−6 IMP
#5
ディーラーN
NSバル
765
AJ763
94
AJ5

AKJ1032
Q84
A632
−−
−−
K10952
K875
9863

Q984
−−
QJ10
KQ10742

(ビジターテーブル)
3S W/2 −100
 W  N  E  S
 小  F  清  S
    P  P 3C
3S  P  P  P
 
1:      
2:      
3:      
4:   
(ホームテーブル)
(オークション)
 NSバルのサードハンド。 1Cオープンを少し考えたが、3Cオープンは考えなかった。 後に必要があれば、少し競り合う程度のハンドと見てパスを選択する。 ゆるゆるとした競り合いで、EWは二番目に良いトランプを見つけることになった。 ベストなトランプは、実はHである。 Sの2Cオーバーコールに、Wでテイクアウトダブルは無かったか? オポーネントスーツがボイドの場合、テイクアウトダブルを奨めるのは、3、4枚あるサイドスーツが良いフィットした場合のハンドの評価が飛躍的にアップするからだ。 それに、ダブルすることにより、パートナー自身のハンド評価もしばし助ける。

(プレイ)
 ディクレアラーの慎重なクロスラフ模様のプレイ。 HAとトランプ2個取るのが精一杯。

(ビジターテーブル)
 Wの小林は3Sオーバーコールを選択した。 格言「ボイドはダブれ」

(ホームテーブル) 
3N E/1 +100
 W  N  E  S
 E  平  T  花
      1N  P
2C  P 2D  P
2N  P 3N  P
 P  P
 OL:2 
1:S2 S3 SJ SQ
2:H2 H3 HK H4
3:C9 CA C4 C3
4:S6 S5 S10 S7
5:S4 S9 D3 SA
6:D8 DA
日本:+6 IMP
#6
ディーラーE
EWバル
J6
J764
1073
AQ52

973
KQ
Q954
J976
AQ5
A102
K82
K1084

K10842
9853
AJ6

(ビジターテーブル)
1N E3 +150
 W  N  E  S
 小  F  清  S


   
1:      
2:      
3:      
4: 
(ホームテーブル)
(オークション)
 Wの頑張ったゲームトライ。 ステイマン2Cは、インビテイション2Nをビッドするための便宜的なものである。

(プレイ)
 平凡な振り込みSリードから始まる。 T2での、SのH3はスミスエコー(リーダーのローカードは、Sコンティニュー示唆、またはシフトはよくなさそうの意味)。 T3で、ダミイからのC9に、NはすかさすCAでアップし、Sリターンは必須なディフェンス。 E(AQx Axx KJxx Kxx)等の時、先に9個目のCをスチールに来ているケースが重要である。 また、E(Qxx Axx AKxx Kxx)ならば、Cスモールプレイは悲惨である。
 結果的に、ディクレアラーが、T2でWのDQに向けてリードするとコントラクトはメイクするが、そのプレイの評価は如何なるものか。 HANAが検討するに、CAがSか、DAがSか、のゲスといっていいような気がする。 実質違いが出る配置は、(S:DA、C無し−N:D無し、CAQ)→先にD出すのが正解、(S:D無し、CA−N:DA、CQ)→Hで渡り、CQフィネスが正解、である。 もし、WのDがQJ10xであったならば、先にDAを追い出しきるプレイが優る。 その時は、CQのフィネスでは無くて、CKをプレイすることになる。

(ホームテーブル) 
4H N4 −620
 W  N  E  S
 E  平  T  花
         1H
 P 2C 2S 3D
 P 3H  P 4H
 P  P  P
 OL:
1:S3 S9 SK SJ
2:DA D5 D10 D6
3:SA S5
日本: 0 IMP
#7
ディーラーS
ボスバル
986
Q52
QJ76
AK7

Q43
1086
104
J8652
AK1072
94

Q10943

J5
AKJ73
K98532
−−

(ビジターテーブル)
4H N4 −620
 W  N  E  S
 小  F  清  S


1:      
2:      
3:      
4: 
(ホームテーブル)
(オークション)
 5枚H&6枚Dだが、1Dオープンからリバースをし、Hを連呼するほど良いDでもないので、5H&5Dにみなして、1Hオープンからスタートする。 Eの2Sオーバーコールに対し、ミニマムだから、Cボイドだからとパスをする判断はない。 きっと有る程度フィット(Nに4枚Sは無いと仮定すると、EWには8枚以上のSがある)しているハンドであるから、本命のDスーツの紹介が急がれる。 Nの3Hプリファー模様に対し、もう一度Dをビッドしたいが、5Dになったり、スラムトライと誤解されて、パートナーが勢いづいてはいけないので、単に4Hレイズで納める。

(プレイ)
 T1でのSのプレイ(SJか、S5か)が、一見なんでもないようだが、Eから見れば大きな問題である。 EWはスーツコントラクトに対しても、フォースベストを使用している。 SがS5をプレイした場合、Eから見て、WのS3は、SQJ43からのフォースベストとは見ないだろう。 SQリードが普通だから。 従って、Eは、WにSQ43を期待して、DAを取り、Sアンダーリードして、Dラフを狙うディフェンスは大いに期待が持てる。 SがSJをプレイした場合、WはSQ543かもしれないし、S543からのS3かもしれない! 先のSアンダーリードのディフェンスは、少し悩ましく感じられるところ。
 結局、Eはいろいろ悩んで、DAを取り、SAも取ることにした。 Eから見れば、Sに、HAKの5枚、DKの5枚はマーク出来るので、Sアンダーリードしてラフするしか有力なチャンスはなかったと見るが。

(ホームテーブル) 
4H S/1 −50
 W  N  E  S
 E  平  T  花
 P  P 1D 1H
 X  P 1S 3H
 P 4H  P  P
 P
 OL:
1:S3 S9 SK SA
2:C10 C3 C4 CA
3:S2 SQ S4 S7
4:SJ S6 H5 S5
5:H7 H8 HQ HK
6:D10 DJ DQ
日本:+2 IMP
#8
ディーラーW
ノンバル
97
75
KJ92
QJ964

10643
K6
103
K8753
K852
108
AQ654
A2

AQJ
AQJ9432
87
10

(ビジターテーブル)
4H S/2 +100
 W  N  E  S
 小  F  清  S


  

1:      
2:      
3:      
4: 
   
(ホームテーブル)
(オークション)
 Eの1Dオープンに対して、SのHANAは、じっくりと1Hオーバーコールから介入した。 すぐ4Hビッドし、闇で勝負する事も考えられる。 だが、単に一人勝手の行き過ぎの4Hのコントラクトになってた時は、ただ損のオキテケボリとなる。 「立派なハンドは堂々と」により、1Hから3H程度で誘うビッドで十分の評価をする。 Nの4Hレイズは、Sダブルトン、C活躍に期待したものだが、NからのSのハンドパターン見当は、3721、3622、3631である。 大胆な3N、3Sキューで3Nトライもあったかも。

(プレイ)
 Cを先に負けて様子を見た。 DKJのゲス、HKフィネスの具合の関係をどう見るかだ。 時には、HAで叩いて、WのHKシングルトンに備える筋もある。 なぜなら、EがHK持っている時は、WはDAかDQのどちらかは持っているからだ。 また、WがHK持っている時には、EはDAQ両方持っている可能性が高いので、WのHKシングルトンに負けると、ダウン必死といえるからだ。 選んだプレイは、Sラフで入り、HKを1回フィネスするプレイ。 冴えないプレイかもしれない。

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