NO.1(作成:2001年8月29日)

(1RR−第2試合) VS フィリピン(#1〜#4)

2001/06/08 夜(19:30〜22:10)
(ホームテーブル) (ビジターテーブル)
平田 Felix
 Victoria Egan Gemma M Tan 小林 清水
HANA Soo
(EGAN−TANペア(レディースペア)のシステム概要)
  • 5M、2/1FG。 フォーシング1N。 
  • カウントリードは、フォースベスト。 シグナルは普通。

(ホームテーブルの開始ボードは#7から)
(ホームテーブル) 
1N S1 +90
 W  N  E  S
 E  平  T  花
    P  P 1N
 P  P  P D6
 OL:6 
1:D6 D8 D2 D10
2:DQ D4 D5 C3
3:DA D3 DK S5
4:CA C2 C10 C4
5:C7 H8 CQ C5
6:C6 C8 C9
日本:+5 IMP
#1
ディーラーN
ノンバル
742
7642
K85
Q106

AQ3
A108
J97643
K85
KQ93

J8543

J1096
J5
AQ10
AK97

(ビジターテーブル)
2D W3 +110
 W  N  E  S
 小  F  清  S
    P  P 1N
 X  P 2C  P
2D  P  P  P
OL:
1:      
2:      
3:      
4:  
ホームテーブル)
(プレイ)
 C4勝したい。 WのDリードから、WのCが短そうな見当であるが、D全部取りきって様子を見た。 CAを取り、ダミイからC10をアンブロック、次にCQで取るプレイ手順は、基本中の基本プレイ。 

(ビジターテーブル)
 Wの小林がSの1Nオープンに向かって、DONTコンベンションを使用し、Dのオーバーコール。 ハンド全体がアンバランス(6331形を、1、3スーターとHANAは呼んでいる)で、NTのディフェンスには向かないから。 Dスーツの内容が悪いからこそ、トランプに指定して活躍させる、という考え。 メジャーのフィット(5−3、4−3)の相談までは出来ないが、それは仕方ない。

(ホームテーブル) 
2S W2 −110
 W  N  E  S
 E  平  T  花
      1C  P
1S  P 1N  P
2S  P  P  P
 OL:
1:DK D3 D5 D10
2:DA D6 D9 S2
3:S5 S4 SK SA
4:D8 C3 D2 DQ
5:S3 SJ SQ S7
6:H9 H6 HK H5
7:HQ HA H7 H2
8:D7 S6 D4 C2
日本: −1 IMP
#2
ディーラーE
NSバル
874
632
AKJ42
Q9

Q9652
987
10
AJ63
K3
KQJ4
Q63
K1042

AJ10
A105
9875
875

(ビジターテーブル)
1N E1 +90
 W  N  E  S
 小  F  清  S

1:      
2:      
3:      
4:    
(ホームテーブル)
(オークション)
 Eの1Nリビッドに対して、Wのハンドは悩ましい。 ゲームは無さそうだが、良いパートコントラクトの可能性が、1N、3C(2Cがプレイ出来るなら、それに越したことはないが)、2S、2H(4−3の)の4つも候補がある。 ゲームを誘うビッドになってはいけないので、サインオフを示せるビッド展開は、自ずと限られてくる。 そんな時の心得は、「パートコントラクトの選択は勘任せ、あれこれ悩まない」とHANAは決めている。

(プレイ)
 DKのリードに対するSのD5(Dカモン)は、オビアスシフトスーツとなるCのノンカモン(CA、Qとか無し)。 SのDスーツ自身がダブルトンでDラフの可能性もあるし、H、C、Sシフトに何の魅力も見いだせないので、Nは当然DAを続ける展開となる。 SのD9フォローは、Hのスーツプリファランス。 SAで勝ってD、HAで勝ってDとするが、8勝は防げない。
(ビジターテーブル)

(ホームテーブル) 
3N N5 +460
 W  N  E  S
 E  平  T  花
          P
 P 1D  P 1S
 P 2D  P 3D
 P 3N  P  P
 P
 OL:
1:HK H2 H4 HA
2:D10 D7 D3 D5
3:H9 HQ H3 H7
4:CQ C6 C2 CK
日本:+1 IMP
#3
ディーラーS
EWバル
K3
AJ98
AJ10642

AJ8
754
95
109542
7642
KQ6
Q7
QJ83

Q1095
1032
K83
A76 

(ビジターテーブル)
3N S4 −430
 W  N  E  S
 小  F  清  S
           
OL:
   
1:   
2:    
3:     
4:           
(ホームテーブル)      
(オークション)
 Nのリビッドは堅実だ。 CKが十分評価出来ないので、2Hリバース、3Dジャンプリビッドはしない。 マッチポイントのオープンペアならば、1Nオープンを冒険してみるのは、やり過ぎだろうか。 Nの2Dリビッドに対し、Sの3Dレイズは、当然すべき強さ、サポートであるが、ギリギリのところではある。

(プレイ)
 HAで勝って、すぐD10を流したのは、見るべきセイフティプレイである。 Cがブロックしてて、NSのコミュニケイションを保つためもあるし、EのDQ975に備える意味もある。 D10が勝ち9個確保されたので、H負けに行ってアップトリックをしにゆく手順はそつがない。

(ビジターテーブル)

(ホームテーブル) 
3N N4 +630
 W  N  E  S
 E  平  T  花
1H  P 1S 2C
2H 2N  P 3N
 P  P  P
 OL:
1:H6 H10 HJ H8
2:HK H9 H4 S8
3:H5 HA S2 D7
4:D5 D3 DK D2
5:CJ C5 C6 C2
日本:+10IMP
#4
ディーラーW
ボスバル
9764
A98
A105
K76


KQJ7532
Q82
Q5
KJ1032
64
J643
32

AQ8
10
K97
AJ10984 

(ビジターテーブル)
3C S5 −150
 W  N  E  S
 小  F  清  S
1H  P 1S 2C
2H 3C  P  P
 P
  
1: 
2: 
3: 
4:  
   
(ホームテーブル)
(オークション)
 Wの1Hプリエンプティブオープンはお奨めできない。 1コントロールで1の代のスーツオープンは避けるべき。 3Hオープンなどが常識的判断だろう。 HANAならば、「DQ、CQなんかあっていやだが、S1枚だし、ディーラーだからオープンしちゃえ」、という流れで3Hオープンしそうだ。 CQダブルトン、DQ持っているところが妙味とも言える。 オポーネントがゲーム、スラムに行くことになった時に、いいことがありうる逆転のネタといったところ。 建設的には、マイナーの2Qはパートナーをさほどミスリードしないであろうアナーである。
 Wの2Hリビッドに対し、Nはどうゲームトライするか? 2N、2S、3Hが候補。 一般に、3Nトライする場合、オポーネントスーツが2つ紹介されている時は、持っている方をキュービッドするのが、一般的と考えられている。 実戦は、2Nで誘ってきた。 このNのハンドのSは4枚あり、まあ止まっているようなもの、と見なせる判断には賛成だ。

(プレイ)
 見るべきセイフティプレイ再び、である。 H6−3に備えて、2回ホールドアップ。 DKで渡りCJをすぐ流すプレイは、Wをアボイダンスする意味と、WのC4枚をケアする意味がある。 プレイの最後に、WのSKシングルトン狙ってSAで叩くが、それはハズレ。

(ビジターテーブル)
 Wの小林も1Hオープンした。 格言:「成功に文句をつけてはいけない」

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